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Detour 09-3 in Vietnam
Ho Chi Minh City( 1st)
元旦、New Year's Day
『だから?』
普通こちらのお正月は旧暦で祝います。それでも、カレンダーが代わるのは今日からですし、何と言ってもお祭り好きのベトナム人はしゃぐことにかけては、日本人はよても彼らの足元にも及びません。
それとも、まだまだベトナムは娯楽が少ないからでしょうか?
さて、ベトナムのお元旦。
といっても、昨日ほどのことは何もありません。
昨日のステージは、もう今日には取り外されています。ただ、今日は公休日ということで相変わらず人の多さはいつも以上です。
そして、それにましてバイクの音!
おそらく、このバイクの音だけは24時間365日決して途絶えることはないでしょうね。
日本のお正月はものすごく静かでしょう。それとまったく対照的です。
私の正月もごく普通。つまり平日通りの1日です。
お寺でもあればお参りに行くのに、仏教徒が8割いるといわれているベトナムにあって、お寺がないのは不思議な限りです。そういえば、ベトナムには教会だってモスクだってあんまりないんですよね・・・。
『みんなどこへ行くのでしょうか?』
今日は人民委員会の建物を書くことが最低限の目標です。一番好都合なのは、お昼間。一般的に観光客は昼間、もう少し遠くの観光地に出かけます。わざわざここにとどまる人は多くないのです。
でも、それでも場所柄、ここは交通の要所でもありますから、人の流れは途絶えることがありませんけどね。
『じゃあ、始めることにしましょうか。』
ただ、問題なのは・・・日陰がないということ。
やはり北半球は、冬といえど北緯16度の昼間の太陽はきつかったですね。
私は、日陰に隠れるように場所を移動しながら絵を書き続けていました。
さすがにベトナム(フランス統治時代)の建物は、昨日と同様、非常に細かい装飾がなされています。見たままに細かくしていたらいくら細かくしても限がありません。
『そこそこにしようか。でも、ここは気合を入れて書きたいし・・・。』
微妙な葛藤が私の心の中に起こってきます。
で、できるだけ丁寧に仕上げたつもりです。
だって、かなり時間を使いましたからね。3〜4時間はかかったんじゃないでしょうか。それもデッサンだけでね。
面白いのはね、ギャラリーが多いことです。
人通りが多いこともあるのでしょうが、昨日同様、暇なシクローの運転手や物売りの人々、清掃員、警備員、そして観光客までいろんな人が私の絵を見ていきます。
一体、彼らは私を何だと思っているのでしょうかね。私としてはそちらの方が気になります。
一番の傑作は、日本人観光客。
私を現地の絵描きさんだと思ったんでしょうね。
「あら、見てごらんなさい。細かい仕事してるはね。」なんていって去っていきました。
ちょっと呼び止めてみたいなぁと思ったほどです。
《人民委員会》
これがその作品の題材になった人民委員会です。
(作品は次の章で紹介しますね。色は翌日塗り加えましたから。)
細かな作業が続いたので、さすがに目が疲れました。
昨日も今日も、ジッーとただ一点を見つめていますからね。
でも、集中力はつきますね。
日頃あまりない経験なので、かえって新鮮でした。
とにかく疲れた目を癒すのは・・・海だ!
でも、ここには海がない。海がだめなら川、そうここにはサイゴン川がありますからね。
そして、サイゴン川でぶらぶらしながら、さっき書いた絵を点検していたら、小さな女の子が来て
「今度は船を書きに来たの?」って聞きてきたんです。
単純なもんで、『それもいいかな。』って私は思ってしまったんです。
そして書いたのがこの船です。
《サイゴン川》
地元のローカル船なんですが、双子みたいでかわいかったんで書きました。船の色が私の好きな青色っていうこともプラス材料ですね。
形は少しいびつになってしまいましたけど、それなりの味わいがあると思っています。
(これも、次の章で紹介します。)
なかなかハイーペースでしょ。昨日も今日も2枚ずつ。ワハハハハハ (^O^)
なんだか体の底で眠っていたものが目を覚ましたようです。
夜になると、やはりニューイヤーという理由からでしょうか、昨日同様人々がどんどん街の中心街に向かってやって来ています。見る見るうちに、街は人とバイクでいっぱいに埋まってしまいます。
昨日みたいに、特別なことがあるわけじゃないんです。でも、人は時間とともに増える一方です。その中で、少し面白いものを見つけたので、紹介します。
場所は、サイゴン川沿いの公園です。朝はバドミントンコート、昼は公園。そして夜は、それに子供向けの遊園地ができます。ゴーカートのサーキットが作られ、一方では・・・。あの〜何て言うんでしょうか、デパートの屋上なんかにあって、100円入れると音を出たりしながら動き出すやつ。あれがあるんですよね。とてもほほえましい風景でしたよ。
 
《船上レストラン》
そのあとはもうゲストハウスに帰ることにしました。さすがにこれだけ人が多いと、連日人に酔いそうですからね。
で、素直に帰る・・・・・・そんなはずがないですよね。
時間が早かったんで・・・また、ゲストハウス近くでうろちょろしてたんですよね。
まず、フルーツ屋さんで、マンゴスチンやドラゴンフルーツやランブータン、こちらであまり食べれないものを手当たり次第に食べてから、今度はビールでも飲もうかっていう時になると、どこからともなくお呼びがかかってきました。
「こっちで一緒に飲もうや!」(実際は英語でね。)
大学生とこちらで貿易会社に勤めている人たちが私を呼んでいるのです。
なんだか、ものすごいお酒を飲まされちゃいました。こっちのウイスキーなんですね。目がつぶれそうなぐらい強烈なアルコールでした。
とても、小さな宴会でした。
でも、やはり、どこに行ってもお正月ぐらいはみんなでワイワイやっていたほうが楽しいかもしれませんね。
私もそれなりにいいお正月を迎えれたみたいです。
『今年はいいことあるかもね!』
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