Detour 10-1in Middle East
Osaka〜Damascus?( 3rd)

 飛行機の窓から見えるその景色は、『あ〜、オランダだな』と、少し気持ちを和らげてくれます。
やはり、アジアと比べれば、ずいぶんと遠いところまで来たようですね。
久しぶりに10時間というフライトをこなした後で、少し疲れがでてきました。

昨日だって、フェリーで3時間ほど寝ただけですし、本当なら“今”はもう寝てなきゃいけません。
が、ですよ、今はまだお昼の4時なんですよね。
(時差が8時間あり、日本は夜の12時。)


さて、オランダ。いや、アムステルダムといった方がいいでしょう。ここには昔一度だけ来たことがあります。
でも、空港に来るのはこれが始めてなのです。
あと2時間でダマスカス行きの飛行機にのり替え、目的地のダマスカスに行くのです。
空港内のお店を足早に見渡してきました。
関空が人でごったがえしていたのに比べれば、ここは“ゆうゆう”って感じですね。
決して、新しい空港ではないのですが、合理的にそしてゆったりとした広がりを感じられます。
そうそう、中までは行きませんでしたが、空港内にカジノがあるとは・・・驚きですね。

今、乗り継ぎの飛行機を待ちながらウェイティングルームでこの原稿を書いています。
確か到着は翌日の深夜1時過ぎでしたから、更にこのあと7時間の空の旅が待ち構えているわけです。
時差があるんで正確な時間はわかりませんけどね・・・。

そうそう、私はこのウェイティングルームにいる時間が好きなんですよ。
さっきは、日本路線だったので、日本に関係ある人ばかりでしたけど、今度はすっかり変わっちゃいますからね。
今、ぐる〜っと周りを見回しても、アラブ系か欧州系の人ばかりです。言葉だって聞きなれない言葉ばかりです。
自然と気持ちが掻き立てられます。
『今回の旅は、どういう展開になるんでしょうね・・・?』
自分でもわかりません。
だからこそ、今もこんな旅を続けているのかもしれませんね!



ダマスカスに向かって飛びたった飛行機は、何事もなく飛行を続けていました。

ただ予定より大幅に早く着陸陸体制になったのです。
『あれ?』
ぐんぐんと高度を落として、とうとう着陸。
『予定では、1時20分に到着なのに・・・。これだと2時間も早い!』
『もしかしたら、時差・・・あるの?』
私はてっきり、この飛行機がダマスカスに経由でアンマン(ヨルダンの首都)に行くというコースをとると思っていたんです。
地理的にも、近いコースから順番というのはあたりまえだと思っていました。
でも、機内放送に耳を凝らして聞いてみると、
“ウェルカム、ジョーダン”という放送しか聞こえてきません。
『アンマンに来たんだ!』

もちろん、このままチケットの目的地ダマスカスまで行くのが“普通”なのでしょうが、この時、ふとある考えが浮かんできました。
それは・・・

『ダマスカス(シリア)に行ってから、また、国境を超えてヨルダンに戻って来るのは手間も時間もかかります。まして、ヨルダンのビザのことも考えなきゃいけません。しかし、このアリ・クイーン空港でならヨルダンのビザが簡単に取れるそうです。そう本に書いてありました・・・?』
ウーン、迷いましたが、ぐずぐずしてられません。
機内を出るのなら出る、機内に残るなら残る!?

もともと飛行機の乗り継ぎで、座席確認をしているのを見たこともありませんし、きっとしていないでしょう。
私は、何事もなかったように、サンキュゥとだけ告げて、飛行機を後にしました。



さあ、さっさと両替をすませ、入国審査へ。
でも、ちょっと待ってよ、8000円が36ディナール!?ということは、1ディナール220円以上!?
久しぶりに、こんな強い通貨の国に来ましたよ。
物価が上がりぎみとは聞いていましたが、ちょっと心配です。

一番右側、ビザを申請する入国審査の列に並び自分の番を待ちながらも、呼びだしのアナウンスがないかと、少しは心配でした。
が、結局なんのこともなく入国完成!
しかも、空港で申請するはずのビザ、日本人はなんとこれが“ただ”
ほかの国、たとえばアメリカ人の人は10ディナール(2200円程度)払っていたのを目の前で見ると、かなり得をしたようです。時間と金額のね。

計算外なのは、予定よりも2時間弱も早く空港に着いたこと。
今さっき4日の0時を回りました。
でも、今から街中に行くのも・・・。
タクシー代金とホテル代とその他のリスクを考えていたらあまり得策じゃありません。

そして、いつものように空港内を徘徊しはじめした。
そうするとどうでしょう、たくさんの人が床で寝ているじゃありませんか!
もうこの先は言わなくてもわかりますね。
私も、彼らの仲間入りをしたんです。
それじゃ、お休みなさい。

 《クイーン・アリア国際空港》