「山道ひば原始林の実から霊水噴きいで
その冷水なる水は不老水ともうたわれ
登山する人を喜ばせている」
冷水峠(拡大58KB)
三本の木筒から流れ出る水は「不老水」といわれている。
ガイドに言わせれば「ここが俗界と霊界のわかれでございます。冷水の水を一杯飲めば十年、二杯飲んでは二十年、三杯飲めば死ぬまで若返るという不思議な水でございます」
とのこと。
ひしゃくで水をうけ、数杯飲む。どのくらい長生きするのかな?
峠をあとにし、ひたすら山を走ると森がひらけ、湖が目に入る。同時に硫黄の匂いがプ〜〜ンと漂ってきた。
前方には赤い太鼓橋が小さく見える。橋に近づくと、それは『三途川』に架かる橋。
ついに来たのだ、恐山へ。
渡って良いのか悪いのか。なにより、あの世へ行ってしまいそうで…。
結局、渡りませんでした(^^;
ここに「恐山七不思議」の一つがある。
「もし罪の深い人が来ると、この橋の幅が糸のように細く見え、傍の柳が竜の姿に見えるという」
また、古くから伝わる「恐山三不思議」では、この柳は蛇柳と呼ばれ、「罪深い者には柳が大蛇となって、大きな口を開いて追いかかるように迫って見える」そうだ。
昔は橋がなく、丸太を並べてあったという。「もし罪の深い人が云々」のくだりは、「丸太が柳の細い枝のように見えて渡れなかった」となっている。
現在では、柳の木は取り払われている。
丸太が橋に、蛇が竜へと、話が変化しているところが興味深い。
先へ進んで車を駐車場に止め、受付で入山料500円を払い、いざお参りへ。
Copyright (c)1999 kibitaro<mystery@geocities.co.jp>
Since 06/07/1999, Last Updated 10/22/1999