雷封じの宮
八日市は妖怪地
〜妖怪地ミステリーツアー体験版〜

滋賀県八日市市今代町

『八日市は妖怪地』という妖怪イベントが開かれることを聞き、同イベントのミステリーツアー参加を予約してから、同地に出かけた。

鉄道 会議所
近江鉄道と商工会議所(2003.08.09)

JR近江八幡駅で、近江鉄道八日市線に乗り換え、八日市駅で下車。集合場所の八日市商工会議所へ徒歩で向かった。
会議所に着くと、マイクロバスが待っていた。

受付時間は少し先だったので、事務所に寄り『妖怪地不思議マップ』を入手した。
しばらくして、受け付けを済ませバスに乗り込むと、ミステリーツアーがスタートした。

妖怪マップをもとに、地元のボランティアの方の説明を聞きながら、妖怪スポットを幾つか通過していった。
そして、最初に『雷封じの宮』の近くに停車、下車した。

お社1 お社2
雷封じの宮

【雷封じの宮(富士神社)の由来】

昔、この今代の集落は、毎年夏が近づくと雷の集中攻撃を受け、人や家畜などの被害が続出していた。
ある日、旅の修験者が集落に差し掛かると、集落全体に妖気が覆いかぶさっているのに気がついた。
村人が経緯を話すと、修験者は雷獣の仕業だろうと考えた。

雷獣は天界に棲み雷を呼ぶ力を持っている。たまたま地上に舞い降り棲みついたのだろう。
修験者は、村人に大きな麻の綱を用意させ、森に仕掛けた。

夕刻、雷雨が激しく森を叩きつけた時、一匹の獣が現れた。
修験者が綱を引くと、獣は捕まった。
その獣は、体が赤黒く、頭や顔は犬に似て、くちばしは黒く、尾は狐のように垂れ、鷲のような鋭い爪を持っていた。
獣は、奇妙なうなり声をあげて暴れまわっていたが、捕まって雷を呼ぶ力を失ったのか、やがて雷雨は遠のいていった。

その後、雷の被害はなくなり、村人はこの森に雷を封じ込めたということで一社を建てた。
それが、この富士神社(封込神社)であるという。

この話を読んで、私は鵺の容姿を連想した。
この雷獣のミイラが、隣のお寺に伝わっていたが、数年前のお寺の火事で焼失してしまったということだ。
学研『ムー』1993年12月号(通巻157号)に「異形のミイラは雷神の化身か」というタイトルの記事があるが、このミイラの事か、今は確認していない。


参考資料

※『雷封じの宮(富士神社)』今代町;八日市市うるおいのある街づくり推進協議会
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