| 第10話 無免許運転 | |
| ボルダーは、ロッキー山脈のふもとにある町だ。 | |
| 標高1,600mの町である為に、マラソン選手、自転車競技の選手が高地トレーニングとして | |
| この地を選び、あまりの美しさ、住み心地の良さで、そのまま住み着く人も多いと聞く。 | |
![]() |
|
| ここでは車は必需品なので、パンタさんは私達の為に一台の車を用意してくれていた。 | |
| ところが私は国際免許を取得して来なかったのだ。 | |
| というのも、ニューヨークでは、国際免許は通用しないというのを聞いてたもんだから、 | |
| アメリカでは、認めていないのだろう・・・と勝手に諦めていたからだ。 | |
| しかし、1日、2日は近所で遊んでいたが、 | |
| この貴重な途方もないチャンスを逃すわけにはいかなかった。 | |
| パンタさんにお願いしたが、私の熱意が伝わらないはずがない・・・・。 | |
| 外国での無免許運転、おまけに初めての左ハンドル、右側通行にはかなりの勇気が | |
| いったが、得られた経験には遠く及ばない。 | |
![]() |
|
| ボルダーの山の方には、ミュージシャンの”喜多郎”さんも住んでいて、 | |
| 家を教えてもらった私達は、会った事もない世界的有名人の喜多郎さんの家の前で | |
| 「喜多郎さ〜〜〜ん」と叫んでいた。 | |
| もし、彼が出てきたらどうしたんだろうか〜・・・とこれまた面白かった。 | |
| ニューヨークと対称的なこのボルダーは、大自然の懐に抱かれた、まさに瞑想的な町だった。 | |
| 日本のしがらみから離れたこんな美しい町で生きてる日本人もいるんだな。 | |
| 私も1つ、1つ自由になって、日本人としてではなく、地球人として地球規模で自分の居場所 | |
| を見つけて、生きていきたいと感じた。 | |
| まあ焦ることはない。 やっと自分の足で歩き始めたんだから・・・・・・。 | |
| 1歩、1歩を楽しんで歩いて行くと、気が付いたらそんな場所に辿り着いてることだろう。 | |
![]() |
|
| そんな自分が楽しみであり、自分の人生が楽しみでしょうがない。 | |
| 1年後の自分さえ想像できないこの人生の神秘はどうしたものか。 | |
| 勇気を持って進んでいこう〜。わが人生に乾杯! | |
| 〜アメリカ編 完〜 | |
| 1/22 | |