〜 イギリス編 〜
第1話   1999・7の月
1999年7月25日、私は成田空港に降り立った。
ノストラダムスの予言により、世界中を賑わせた7の月である。
いよいよイギリスに向け出発だ!
待ち合わせの場所に行くと、何人か集まっていた。もちろん皆、初対面である。
北海道から一人、九州からは私一人だけ。あとは関東方面より何名か・・・。
なんだか奇妙な感覚のまま皆が集まるのを待った。
私にとってツワーみたいな旅行となると、学生時代の修学旅行以来の初めての経験となる。
皆それぞれの思いがあり、目的があり、同じ気持ちでツワーに望んでいるとは思えない。
ある人は、ミステリーサークルそのものであり、パンタさんに会う目的の人もいるだろう。
私は前も言った通り、憧れの”ストーンヘンジ”である。
憧れを抱いて2ヶ月足らずであるが・・・。
しかし、どんな縁があるかは分らないが、10日間以上も共に旅をするとは、並々ならぬ縁があるの
だろう。
人とのつながり、奇妙な縁をここ数ヶ月強烈に感じ続け、その延長線上にあるこの旅には、初めから
変な感覚があった。
そうこうするうちに、ツワー総勢12名の精鋭が集合した。
男3人、女9人の女性パワーバリバリの布陣である。
集合場所には、”ミステリーサークルツワー”の看板が掲げてあり、その周りには”アメリカ西海岸
の旅”とか”夢のヨーロッパ10日間”と書いてある中で、ひときわ異臭を放っていた。
皆集合するなり、「なんか怪しい団体みたいね」「変な目でみんなこっちを見てるよ」と会話が弾み、
いきなり皆打ち解けていた。皆同じことを考えてるんだと、私も吹き出してしまった。
まだ時間があるというので、ベンチに腰を下ろした。その時私の予感は的中した。
私は知人の誕生日を記憶するという特技?を持ち、誕生日つながりを見つけるのが好きなんだが・・。
友達からは林家ペーの異名を付けられている。
隣りに座っている夫婦で参加している中里奥さんの出国カードの生年月日が目に飛び込んできた。
なんと私の娘と同じ誕生日だったのである。
そんなに驚くべきことではないかもしれないが、この時、やっぱりねーと何か確信するものがあった。
それから、変に縁を、また何か共通点を探すのはやめようと思ったが、旅の途中ではなぜか、
みんなの誕生日が情報として入ってきた。。
そして、12人みんなが、私と縁のあった知人と同じ誕生日の人ばかりであった。
大親友から初恋の人、幼なじみから弟、空手の先生まで・・・。
不思議なことだが、私には当然の事として受け止められた。
イギリス・ヒースロー空港に向けて飛行機に乗り込んだ。
隣りの席の佐田谷さんが「ブロイラーの生活が始まる。」と言ったように、機内での食っちゃ寝、
食っちゃ寝の13時間の空の旅が始まった。
2000/9/5