14話 モスキート(蚊)
そう彼らの名は「モスキート」(蚊)。
一晩で20ヶ所はさされただろうか。イライラするわ、痒いわで眠れたもんじゃない。
発狂寸前だった。いや発狂しまくっていた。
マラリアをはじめ、あらゆる病原菌の運び屋としられているモスキート。
そのお陰で今現在でも献血不適格の烙印を押されている私だが、
この時、そんな常識を知っていたら・・・・・。ぎゃ〜〜〜〜o(*≧□≦)o″
知らなくてほんとに良かったと思っている。(笑)
翌日、朝一番でろうそくと蚊帳を買いに行ったのだが、それで問題解決にはならなかった。
停電の方は、2,3度の経験で慌てなくなった。だが、モスキートは手強かった。

蚊帳のネットに手が触れて寝ようものなら、

朝起きたらその一点に5,6ヶ所の吸われキズが残っている。
大きな蚊帳だったが、家族3人には小さすぎた。
私はネットぎりぎりで、寝るのを余儀なくされていた。
そこでネットに触れたやいなや、私の血はネット越しに彼らの餌食になっていたのだ。
また、蚊帳の外で、ぷ〜〜んと飛んでいるのだが、
中に入ってきているようでなかなか寝付けない。
昼間の内に、窓や玄関、あらゆる箇所にガムテープで補強していても、
彼らはどこからともなくやってくる。
インドには、こんな蚊になんか負けることなく、外で寝ている人々が大勢いるのだ。
何から何まで恐れ入ってしまうインド人。
一説によると、蚊は濁った血だけを吸っているらしい。(ホント?)
そこで、百歩譲ってプラス思考をするならば、
私のために汚い血を吸ってくれていたのかもしれない。
また世界一体内の汚いと言われてる日本人。刺されまくって当然だったかもしれない。
それにひきかえ、外で寝ているインド人たちは、汚れた外見とは裏腹に、
綺麗なサラサラの血液である可能性は高い。
ただ慣れているだけという話のあるが・・・。
でも頼むから、あのぷ〜〜んという音だけは止めて欲しい。
音を聞いただけで、胸を脳みそを掻きむしりたくなる。
日本で最も幸せなことは、蚊の音を聞かずに眠れることだと実感した。
おまけに、クーラーとか扇風機まであったら、こりゃ〜天国ばい!!
また、蚊だけが強敵ではない。
同じくハエも、我慢大会ならずイライラを炙りだし、
いい意味での開き直りの境地にしてくれるには、欠かせない存在である。
こんな笑い話がある。
「ある食堂で、出てきた食事にハエがたかり、目の前が真っ黒になった。(頭の中も食べ物も)
その時、目の前に座っているおじさんがニコニコして言った。
『ハエが食べる量はちょっとですから・・・。』        
『・・・・・・。』」
そこが問題じゃね〜んだよ。と言い返すことすら馬鹿らしくなる。(笑)
日本人的には、ハエから食べられるから、「ぐうぇ〜〜〜!」と思うわけではない。
ね。私が言いたいことは分かるでしょ?
でも、おじさんにしてみれば、少しくらい分けてやってもいいよね、と。
ま〜これがインドであり、慣れなきゃ生きていけない。(^∇^)アハハハハ
2003/6/9