| 第3話 恐怖 |
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| 何かに挑戦しようとすると、必ずと言っていいほど壁が立ちはだかる。 |
| しかしその壁は、例外なくその人が勇気を持って望めば、必ず越えられる高さでしかない。 |
| 新幹線を日本に走らせる事に成功した人は、こう言っていた。 |
| 「夢を描いた時、出来ない理由を探す方が難しい。」 |
| あらゆる困難を乗り越えてきた人には、壁は壁ではなくなってくるのだろう。 |
| 私は壁について、こう解釈している。 |
| ”壁とは、心の中に潜む「恐怖」が目の前に作り出す現実であり、 |
| これをクリアーしない限り、姿を変え、形を変え、いつまでも襲いかかって来るもの。” |
| ・・・・ん〜〜?こんな感じだ。。。 |
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| インドに行く際にも、色々な恐怖が顔を出してきた。 |
| 一つ目は、お金の問題もある。 |
| インドに行くことを決心してから、大誤算があることを知った。 |
| それは、失業保険の事だ。 |
| インドは、物価が安いので失業保険で十分生きていけると考えていたのだ。 |
| 一度手続きをすると、銀行口座に6ヶ月間ほど振り込んでくれると、勝手に当てにしていたのだ。 |
| ところが、何てことはない。。。毎月職安に顔を出さないともらえないらしい・・・・。 |
| そこで早くも立ち止まってしまった。 |
| 月10数万円のお金を取るか? |
| それとも貴重な何かを受け取るか? |
| ま〜こんな壁ごときで、止められてたまるか。。。 |
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| 帰国後、店をオープンしてから来るお客さんに、よくこう言われた。 |
| 「たくさんの貯金があったんでしょう〜?私も余裕があったら、そんな事をしてみたい・・・・。」 |
| とんでもない。 |
| 店をオープンして、1週間以内に誰も来てくれなかったら、家族で飢え死にするところでした。。。 |
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| 二つ目は、出発5日前に、インドと緊張状態にあったパキスタンでクーデターが起こり、 |
| 革命軍が政府を乗っ取ったのだ。 |
| それで、報道でもインドに核ミサイルを打ち込むかもしれない、ということであった。 |
| 航空券を取ってくれた旅行会社も、出発は延期した方がいい、と言っていた。 |
| 自分とは全く関係ないところで起こっている世界情勢だが、 |
| 私から見ればこんな事さえ、私の中にある「恐怖」が作り出している現実であり、 |
| 自分が自分の弱さの中に引きづり込もうと企んでいる瞬間でもある。 |
| そして私はこう考えた。 |
| 「もし、私達の身に何か起こるんだったら、飛行機は飛ばない。 |
| 飛ぶんだったら、何も起こらない。」信じた。 |
| そして、この時出発したからこその奇跡が、この後起こってくることになる。。。 |
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| 三つ目。 |
| 日本を離れる前日は、福岡に泊まった。 |
| そこに母から電話が掛かってきた。 |
| 祖母が倒れたらしい・・・・・。 |
| だから、インドに行ってしまったら、もしもの時はすぐに帰国しなくてはいけない。だから・・・・・・。 |
| ・・・ということで、どうするかは、私の決断に任せてくれた。 |
| 私は、次の日、電話もせずにインドへと飛び立ってしまった。。。 |
| 後〜〜〜〜〜で、聞いた話だが、数日後には、元気になったらしい。今でも元気だ。。。 |
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| まだ色々あっただろう・・・? |
| Y2K問題もその一つだったと思う。 |
| もちろん、「こっちの道に進んではいけない。」というメッセージの場合もある。 |
| そんな時は、心の奥底でささやく「恐怖」を見ることにしている。 |
| 「恐怖」が隠れている時は、「何ビビッてるんだよ。一歩だけ踏み出してみようよ。」と |
| 自分に問いかけ、勇気をかき集めて、踏み出す努力?をしている。 |
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| そして、私は今でも聴く度に、涙が込み上げてくる歌がある。 |
| このフレーズだが、その中でも赤文字部分では、耐え切れないエネルギーが吹き出してくる。 |
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夢はいつも、空高くあるから、
届かなくて、恐いね。
だけど追い続けるの。
自分のストーリーだからこそ、
あきらめたくない。
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