| 第7話 インド到着 |
| ソウルを離陸した飛行機は、インドの大都市「デリー」を目指した。 |
| 機内には、ターバンを巻いた頭が異様に目に付く。 |
| 後に学んだ事だが、インド人の象徴と見られがちなこのターバンだが、 |
| これは、「シーク教徒」の証であり、インド人の一部分でしかない。 |
| 鋭い知性と教養のある彼らは、世界経済の中で活躍する一方、 |
| 過激派として怖い裏の顔も持ち合わせている。 |
| そして飛行機は、インドの子供達が泣き叫ぶ中、ほとんど眠れないまま |
| 午前2時過ぎ(日本時間午前6時前・だからほとんど徹夜状態)デリーに着陸した。 |
| もう後戻りできない地獄の扉の前に立たされた気分である。 |
| 妻はインド行きを決めた後から、たくさんのインド関連の本を読みあさった。 |
| 当然のことだが、インドの治安の良さを謳った本などあるはずもない。 |
| 2歳半の子供を連れて行くべきでない国に行こうとしている。 |
| 怖い、恐ろしい、身の毛のよだつ体験談の数々を目の前に差し出された。 |
| しかし、私が何よりも恐れたのは、 |
| そのあまりの恐怖心が、引き起こしかねない、また実際の恐怖を惹き付けてしまう可能性 |
| こそ怖かったのである。 |
| だから、妻の前では笑い飛ばしていたが、正直へっちゃらなはずはない。 |
| 荷物受け取り場で、2人の日本人女性に出会った。 |
| 2人とも1人旅なのだが、1人は25歳の女性であった。(も1人は、インド学校で日本語を教えてる) |
| バックパッカーとして、インドを独りで旅するその女性を見て「(頭の神経が)一本ぶちきれている。」 |
| (私にとっては最大の褒め言葉)と心から本当に”凄い”と思った。 |
| 今でもメールのやり取りをしているが、彼女は今度チベットに行くそうだ。 |
| そして、びびリまくっていた妻だが、たった半年の経験で、彼女までもが一本切れてしまった。 |
| 今にもインドに独りで行ってしまいそうな勢いである。 |
| 経験ほど強いものはない。。。。。ことを学んだ。 |
| 実際、本に書かれているような恐ろしい?出来事はしょっちゅう起こっている。 |
| しかし、体験してみると、意外と楽しい?ものである。。。??? |
| なぜだかインドへの到着は、どういうルートを使っても真夜中になる。 |
| このことがさらに人々の不安を掻き立てる要因にもなる。 |
| 空港は24時間忙しく、日本からだと夜中になってしまうものだとばかり思っていた。 |
| しかし何てことはない。昼間はほとんど活動してない。(帰国の際、判明) |
| 「この野郎、インドめ!」と憎らしくなったが、これがインドであると笑ってしまう。 |
| 空港の外には、ごったがえす黒い人だかり。 ギラりと光る血走った目。 変な臭い。 |
| インド独特の黄色い電燈。。。 |
| 何もかもが不気味に感じられ、(マイナスに)ドキドキしてくる。 |
| ホテルは日本で予約していて迎えが来ていたが、信じていいんだろうか? |
| 持っている札に書かれている私の名前のスペルが微妙に違う。 |
| めちゃくちゃ怪しい。。。。。。・・・・・・・でも付いて行った。 |
| そして車に乗り込む際、インドの洗礼を受ける。 |
| たくさんの人々から「バクシー、バクシー(お恵みを)」、ぐちゃまぜにされながら、 |
| やっとのこさ車に辿り着いたが、今度は頼みのしないのに突然荷物持ち上げ、トランクに入れてくれた? |
| 「ありがとう」と言って、車に乗り込んだが、「金をやれ!」とドアから離れない。 |
| 結局はドライバーが追っ払ってくれたが、噂通りのインド体験であった。 |
| ホテルは日本でも最高級クラスの豪華さではあったが、 |
| 午前3時にチェックインして9時間後にはチェックアウトするという何の為の宿泊だったか分からない。 |
| これでなんと200ドル。(★_★) |
| 次行く機会があれば、こんな無駄使いは絶対しない。 |
| 200ドルあったら、1ヶ月の宿泊費になるだろうから・・・・・・・・。(*^o^*) |
| 4/5 |