第7話   ぶっ飛んだ!
ハリーの家が、ストーンヘンジのそばであることを聞いたのが、6月初頭だったと思う。
ここからは、アッという間に物事は進んで行く。
とても大事な決断であるはずなのに、人生をかけた、家族の命運をかけた決断であるはずの
場面なのに、私は信号が青に変わったから、前に進む、みたいなとても単純な判断をしていく。
ハリーは来年にはイギリスに帰国するので、その時に遊びに行くから、ストーンヘンジに連れ
てってくれ、と約束した。それで、私の心は落ち着いてくれるか思われた。
ところが、来年まで待てない。今すぐ行きたい。と心が叫び出したのである。
休みはどうする?仕事はどうする?お金はどうする?
クリアーしなければならない問題はたくさんある。
そんなある日、わたしの背中を後押しすることが起きる。
ヴォイス社からDMが届いた。”パンタさんと行くミステリーサークル&ストーンヘンジツワー”の
案内。この瞬間、頭の神経回路のヒューズがぶっ飛んだ!
2分後には、ツワーの申し込みの為、電話をしていた。2日後ではない。2分後である。
何もクリアーしていないのに、申し込みを済ませていた。
それを見ていた妻も何が起こったか分からない。事情を説明しても、納得してくれるはずもない。
仕事は?休みは?となる。私も説得できるものは何もない。でも”俺がここまで思うんだから
全てはうまくいく!”それしか言えなかった。そんな私の熱意?に妻は笑うしかなかった。
私の内なるパワーを信じたのか、ただ諦めたのか分からない。
それから私は会社に有給休暇願いを出すタイミング狙っていた。
はやとちりをしてしまった。どうしよう、とは微塵も思わなかった。
ここからまた、とんでもない事件が起こる。
有休願いを出すタイミングを図ってたのに、なんと退職願いを出すことになってしまったのである。
8/20