タイ旅行記
     第2話    『”タイ”と言えば”島”』
宮崎中央新聞 2003/2/3 「私のつぶやきノート」掲載分
 「タイ」と言えば、バンコク、新婚旅行の人気地プケット島が有名所であろう。
しかしタイに、はまった人々はこぞって「タイは島が最高!」と言う。
それは、高級リゾートホテルが並ぶプーケット島ではなく、
波打ち際にコテージが並び、テレビもなければ、クーラーもなく、温水シャワーも出ないような、
あまり観光化されていない島のことである。
タイにはこんな島が、ざっと考えただけでも56島はある。
「ゾウ祭り」からバンコクに戻ってきた私達は、これからどの島に行こうか話し合い、
サメット島を目指すことにした。バンコクからバスで3時間。それから小さな漁船で約40分。
比較的近場であり、日本人の姿はほとんどないが、西洋人には人気のスポットである。
港で2時間待たされた以外は、比較的スムーズに島まで辿り着くことができた。
また船を下りてから、10ヶ所はあるらしいビーチの中からさらに人気のないビーチを選び、
トラック型のタクシーに乗り込んだ。
その時その瞬間に現れた道の中から、次なる進路を選択し旅を続ける。
何が起こるか見当もつかない。全責任も自分で背負わなければならないが、
そのご褒美には、涙がちょちょぎれる感動が待ち受けていたりする。
これこそが旅の醍醐味であろう。
ワクワクと島に乗り込んではきたが、一つだけ心配なことがあった。
それは島ではカードは使えないということをすっかり忘れていて、日本円を両替していなかったのだ。
・・・というより本当は、“どうにかなるさ!”とその島の相場もホテル代も知らないのに
安易に考えていたからだ。
ところが島に着いた途端、後戻りすることができない現実を突き付けられ、
急に不安が押し寄せてきた。
所持金は5,000バーツ(約15,000円)。
これで6日間を過ごそうとしていた。ざっと計算しただけでも一日の予算2,500円。
これで家族3人の宿泊費、食事代。こんな単純な計算もしていなかった。不覚だった。
その不安は見事的中し、見てど探せど一泊2,0004,000円のコテージばかり。
嫁さん、子供を見れば30度以上の猛暑の中、ビーチ沿いを連れ回したせいでぐったりしている。
もはやこれまでかと思い、予定を3日間に変更しようかと諦めかけた時だった。
怪しげなおやじが、「安いよ。安いよ。」と近づいてきた。
料金を聞けば1,200円。“やった〜とうとう見つけた〜。”
だが強気を取り戻した私は、それに妥協することなく
6日間泊まるから」とか「こんな小さな子供もいるんだよ〜」と訳分からない屁理屈を並べ、
一泊900円で交渉成立した。
“良かった、これでゆっくりできる。“ o((*^▽^*))o
漁船に向かう桟橋。
バックパッカーばかり・・・
世界各国から来ていたみたいだ。日本人の姿はなかった。
左端の2人が日本代表?
マスターの大好きな”クィッティオ”(めん) 木に囲まれた静かなコテージ
目の前には海が広がる。
ここで一泊2,000円。それでも今回は予算オーバー。(笑)
興味をそそるものばかり・・・。 朝も早くから目が覚めていた。(サメット島での朝日)