7月のうた

なたにはいまどんな風が吹いているんだろ
心地よいそよ風が
一瞬のうちに頬を叩く風になったとしても
風は通り過ぎていくだけ
つらい時はじっと待っていよう
あんなにつらかった風が今度は背中を押してくれる
自分の足でまた一歩を踏み出せる・・・・
そんな日が必ずくると信じよう

から今は風に吹かれて・・・・・



8月のうた

泳ぎ疲れたら
肩の力を抜いて
頭も空っぽにして
波間の揺らめきに体をゆだねてみようかな
母なる海に抱かれ癒されたら
また明日に向かって
泳ぎだせるのかもしれない

9月のうた

高い丘から見下ろした水平線
それはかすかにまるみをおびてどこまでも青かった
そらにはもう秋のうろこ雲

暑くもなく
寒くもなく

心地よい風に吹かれて後ろを振り返ると
見守っていてくれる笑顔があった
もう少しがんばってみようか
光は遠くに見えているはず
自分の気持ちの望むままに

ただそこにたたずんで人の心を癒してくれる自然の営み

余分な力を抜いて信じていけばいいんだよ
そんな声が聞こえた気がした



10月のうた

初めての場所
ドアを開け一歩そこに踏み出して
月並みな言い方だけど
視界の先にあったのは
宝石箱をひっくり返したような都会の夜

大きな荷物をもったままヒヤッとする大きな窓に顔をくっつけて
しばしみとれていた


遠くにきこえる救急車のサイレン
暗闇の中を白く光りながら走り抜ける新幹線
テールランプの連なりはオレンジの光
仕事のおえたオフィスのビル
柔らかな光がもれる普通の家
風にそよぐ小さな森
そして遠くに海の明かり
それらはまるで箱庭の風景


明日になれば自分も箱庭の世界に帰っていくのに
この風景を見せてあげたい人は箱庭の世界で眠っているのに

空にちょっとだけ近いその場所は
“自由”という言葉を思い出させてくれた





11月のうた

枯らしがふいて枯葉が空高く舞う季節

灰色の空の彼方から
銀色の翼に乗りあなたがやってくる

とびっきりの幸せと
喜びと
そして少しの寂しさ

い季節が来るたびに私は思い出すのだろう
これからずっと思い出すのだろう

とびっきりの幸せと
喜びと
そして少しの寂しさ

いつも心に感じて生きていこう


12月のうた

s空を見上げれば曇り色の空は果てしなく
海を見渡せば曇り色の海も果てしなく
それでも冬の日の雨は優しかった


波しぶきに洗われそうな
海に突き出たその道をあるいていけば
真っ白な灯台がひとつ
海に向かい誇らしげにたっていた

永遠に前に進みたい気持ちが溢れて
ふと立ち止まる

少しだけ冷たくなった手を包んでくれる温もり
温もりと眼差しが伝え合う精一杯の情熱

いつの日か
曇り色の空と曇り色の海は
心の中で蒼くよみがえり
思いは遠い日を懐かしむのかもしれない


1月のうた


〜新しい年の始まりによせて〜2003

遠く離れていても
目には見えなくても
言葉にはできなくても
心で感じとるものがある

つないだ手のぬくもりが
優しさを伝え合うように



時には立ち止まり
途方にくれても
心の感じるままに
今できる精一杯のこと
積み重ねて生きていきたい


かけがえのない人たち
幸せでありますように

あなたの毎日が
笑顔で溢れていますように



2月のうた


幸せをはこんでくれるのは

こころよりのひとこと

悲しみにおいやるのは

ふよういなひとこと

どちらもこころの奥にすみついて

幸せと悲しみをいったりきたりする



あなたのひとことが

愛する人たちを

幸せにしてくれますように








5月のうた


ようやくの春
喜びの春

花吹雪が舞っている
青い空に花吹雪が舞っている

空を見上げて
ようやく一歩を踏み出せる
自分がいる

ありがとう
あなたの優しさを
忘れません








6月のうた



生命がいっせいに
燃えている
生まれたばかりの緑の中を
風になって駆け抜けた

あなたとともに
私は生きています

あなたの生きる励みになれるよう

あなたがいるから
私も生きています

いつも心の中に
愛と
信頼と
希望をもって





8月のうた

kokoroがどうしようもなくきしむ日は

kokoroひとつを切り離し

とおい昔に旅をさせてみよう

たくさんの愛が進むべき道を教えてくれたあの頃

傷つくことさえ恐れずにいられたね



あなたは一人じゃない

愛に包まれて

ここに生きていることを

忘れないで









10月のうた


1000キロの旅の果て

冷たく澄んだ夜の闇

あるのは満天の星

助手席の君の笑顔

心が震えた



時が行き

旅の終わりが来ても

二人で見上げた星空は永遠

輝きはいつも心の中













11月のうた




息を弾ませ

たどり着いたのは

海を見下ろせる公園

冬の夕暮れ



少年のころ

見ていた夕焼け色の海

眩しくて

はかなくて





時を経て

同じ風景の中に

二人している奇跡

約束の海







1月のうた



新雪を踏みしめて

ただひたすら歩く

あなたの足跡が

消えてしまわないうちに


迷いも恐れもなく

ただひたすら歩く

新しい日の光の中で

生まれ変わるため








2月のうた


私の人生に差し込んでいた

一筋の光が

消えようとしている


進むべき道が

くらやみに閉ざされようとしている


愛はどこにいったのだろう


愛を抱きしめようとする


私の両手は宙を舞っている






あなたの願いがかないますように







6月のうた


もういちど

あるいてきたみちを

ふりかえり

おもいだし

かみしめて

たちどまり

かんがえて

かろやかに

ふみだそう


おもいにもつは

せおうことなく





水無月のあおいそらにおもう


9月のうた

月の光にあらわれて

新しい自分に

生まれ変わる夜





11月のうた



冷たい風が
ほほをなでる季節になると
思い出すのは
君の手のぬくもり

心まで
暖かくなる

懐かしさで
いっぱいになる








新年の詩


からだをいたわり

ゆめをかたらい

ことしもゆっくり

あるいていきましょう
 
2005年・平成17年・酉年