| アメリカのBSE・弐 |
さ〜て。まだアメリカからの牛肉輸入は禁止されてますね。
んでも、アメリカ側とはちょこちょこ輸入解禁するための落としどころなんかを協議してるみたいですけど、やっぱ全頭検査ってのがネックみたいですねぇ。
その全頭検査をそろそろ見直そうって流れで、内閣府に付属する機関である食品安全委員会が9月9日に、「20ヶ月齢以下の牛を検査対象からはずしてもいっちゃない?」という見解をまとめたんですよね。
日本で今まで見つかってるBSE感染牛で一番月齢が低いのが21ヶ月齢。全頭検査を始めてこれまで340万頭以上検査してこの結果なんで、20ヶ月以下の若い牛の感染を見つけるのは今の技術じゃ難しい、ってことみたいで。
といってももちろん、特定危険部位と呼ばれるとこはちゃんと除去していくんで安全性に問題はないそうで。
ここでちょろっと思うのは、検査でBSE感染が確認された牛の肉は「念のため」流通させずに焼却処分にしてますよね。
そもそもBSEは異常プリオンタンパク質が蓄積することで発症するので、そのプリオンが溜まる特定危険部位(脳とか脊髄とか)を全頭除去してるわけで。
そんなら、検査しなくてもその部位ちゃんと取れば問題ないじゃん、って話になる気がするんですけどね。
今の技術じゃ見つかんないから止めるわ、ってのはどうだろう。んじゃ、見つかるように新しい技術開発しなきゃいかんのじゃないかしら。いやもちろんしていくんだろうけど、たぶん。
それにBSE自体がよくわからん新しい病気なわけだし、研究のためにも安全のためにも全頭検査してるんじゃないのかなぁ。
そして、食品安全委員会のこの見解を受けて、輸入再開の条件としてた「アメリカも全頭検査しないとダメっ!」、と言ってきたのを緩和して、「20ヶ月齢以下なら検査なしでもよいですよ〜」、ってアメリカさんに提示してみるみたいで。
アメリカは「24ヶ月齢以下でいーじゃん」と言ってるようなので、まだちょっと開きがありますねぇ。日本じゃ21ヶ月齢で見つかってるんで、日本側は20ヶ月齢以下ってのは譲れないですから、まだ、さくっとまとまるかどうかはわかんないっすね。
ここで問題なのは、仮に「しかたないから20ヶ月齢以下でもいーべさ」、とアメリカさんがおっしゃって、とりあえず検査なしで20ヶ月齢以下の牛肉が輸入解禁になった場合、ほんとに入ってくる牛肉が20ヶ月齢以下のものなのか?ってことなんですよねえ。
アメリカじゃ牛の年齢調べるのに歯で確認するらしいんですよ〜歯で。
確かに牛の歯見れば大体の年齢はわかるってのは自分も授業で聞いてますけど。あくまで大体。大まかに。
日本には、どの牛がいつ生まれて〜、ってのがわかるよーになってるんで、正確な月齢がわかるんですけど、アメリカにはそーゆーはないようで。
すると、入ってくるのがほんとに20ヶ月齢以下のものなのかな〜?ということが怪しくなると思うんですよねえ。
それに、ぶっちゃけ、そもそもほんとにその肉ってちゃんと20ヶ月齢以下ってゆー「確認」自体したの?って。もっと年食ってんのわかってて出してきてんじゃないの?ってこともありえるんじゃないのかな。肉になってたらもうわかんないだろうし。なーんてうがった見方もできちゃうんですよねえ。
だれが、責任もってその確認をするんだか。
そうゆーことなんで、肉にはプリオンは溜まらないって今のところ言われてるから、たぶん大丈夫だとは思うんですけど〜、どなんでしょう。
早ければ、今年中に輸入再開したいらしいですね〜。