アイナメ(2002/12/1(日))
アイナメ(2002/12/1(日))

■アイナメ(2002/12/1(日))

 切り身が中心のスーパーに一匹なりのアイナメが売っていた。 1280円。 高価だ。 しばらくアイナメを監視していたら、スーパーのお兄ちゃんが半額シールを貼り始めた。 兄ちゃんの手がアイナメのパックに貼り付けた途端、ブー隊員は、禿鷹のように半額アイナメをかっさらった。

ainame1 ●写真1 おなかの膨れたアイナメ

 パックから出すと、エラの後ろで締められていた。 これなら刺身用に適する。 結構大ぶりで、お腹がぷっくり膨れている。 見るからに子持ちアイナメである。
 鱗を取り、頭を落とす。 腹を割ると、予想通り大量の卵をはらんでいた。 内臓を取り出すと、腹の中はパール調の白色でとても美しい。 身は透き通るような白色だ。
 3枚におろしにかかる。 慣れぬ魚なので手こずる。 包丁の入れ具合や、力の加減がわからず、ぐずぐずの身になってしまう。 半身はきれいにおろしたが、骨にたくさんの身を残すことしてしまった。 また、腹骨をすくのが一苦労だ。 身がくたくたした感じで、うまくそぐことができない。 結局、腹をそのまま切り落とした。

ainame2 ●写真2 お腹の中はパールホワイト

 まずは、お吸い物の具にする。 皮を付けたまま骨切りをし、片栗少しまぶしてお吸い物に浮かべた。 お吸い物は、この日取った一番だしを使う。
 次は湯引き。 皮に2筋ほど切れ目を入れる。 ここで熱湯をかけ湯引きする。 氷水にくぐらせ、水分をふき取る。 それを、普通のお刺身のように引いていく。
 お刺身。 尾の方から包丁を入れて皮を引く。 骨抜きが行方不明なため、救急箱のとげ抜きを使って中骨を抜く。 お刺身サイズに引いていくのだが、身に腰がなく、うまく引くことができない。 包丁の切れ味が悪かったのも、いけなかったようだ。

ainame3 ●写真3 骨切りします

 お吸い物はアイナメの脂が少し浮く。 味にもそれが現れるが、しっかり取っただしの味が濃く、脂に負けない。 身は片栗のおかげでプリプリしており、同時にアイナメの脂ののった味も味わえる。 皮はゼラチン質の歯ごたえがある。
 湯引きは、身のコリコリした感じと皮のしっかりした歯ごたえが、さっぱりと味わえる。
 お刺身でも生臭みがなく、歯ごたえがある。 引くときには腰がなかったのに、食べるときとのギャップが大きい。
 湯引きとお刺身は、特別な器に盛りつけた。 この器は、美食家であり「ぢ」の銘で有名な陶芸作家(まるで海原雄山か北大路魯山人のようだ)の作品で、BOO総研Jの所蔵品である。 ブー隊員は魚をおろすのはできるのだが盛りつけセンスがゼロのため、淳隊長が担当する。

ainame4 ●写真4 美しい器に盛られた湯引きとお刺身

ainame5 ●写真5 だしのうま味との調和がすばらしいお吸い物

 骨にもたくさんの身が残っていたので、翌日煮付けた。 脂がのった風味がして、こちらも美味しかった。

 今回のアイナメは三陸沖となっていた。 卵が成長していたので、栄養はそちらに取られているかも知れない。 旬は夏のようなので、その頃に食べてみたい。 三陸産のものは冬でもよいらしい。

 Copyright(c) BOO総研J All Rights Reserved.