この日、ブー隊員は、隊長からお刺身OKの許可をいただいた。
こうなったら、何が何でもよい魚を仕入れて、夕飯にお刺身を盛り込みたい。
ところが、なかなかいい魚がなく3店もスーパーを巡った。
3店目にして、20cmくらいのカワハギがg当たり280円で売っていた。
カワハギの刺身と肝はうまい! と聞いていたので、早速、食指が動いた。
1匹いくらかと尋ねると、500円くらいとの返事。
朝まで生きていたものだそうだ。
頭の後ろ方で、背骨までの切れ込みが入れてあり、きれいに締められている。
手頃な値段なので、試しに買ってみることにした。
買ってきたカワハギ
皮剥ぎ状態のカワハギ
まな板に載せる。触るとざらざらで紙ヤスリのようだ。
とがった口を切り落とすように包丁を入れる。
そこから、手で皮をむいていく。
キッチンはさみで皮に切れ込みを入れ、そこから破るようにして剥いでいく。
難しいと聞いていたが、割合簡単に剥がすことができた。
身は少し透明感があり、プリプリしている。
さて、肝摘出の開始。
頭を落とし、大事な肝をつぶさないよう慎重に包丁を当てて腹を切っていく。
腹を割るとすぐに、クリーム色の肝が見えた。
肝につながる血管などの筋をキッチンはさみで切りながら、指で肝をつまみ出す。
まるで外科医の様相だ。
ブー隊員は外科医の素質もあるらしく、きれいに肝を取り出すことに成功した。
ひとまず、肝は塩水につけてやる。
身を3枚におろすのは、普通の魚と違わない。
身に張りがあり、簡単におろすことができた。
中骨を抜いて、尾の方から包丁を入れて薄皮を引く。
柵となった身を薄く引いて、薄造りにする。
3枚におろしたカワハギ
お刺身は淡泊で、生臭みが全くない。
わさびもなく、ただ醤油につけて食べてもいい。
そうしないと、カワハギの味がわからなくなる。
それくらい繊細だ。
ポン酢(自家製)でも試したが、ポン酢のだしの味が勝ってしまう。
肝も醤油につけて試してみる。
こちらも、生臭さがない。
とろりとしてなめらかなた舌触りで、こってりしたコクがあり、大変美味だ。
刺身と絡めてみるが、肝の味が勝ってしまう。
刺身は刺身、肝は肝で味わった方がよい。
お皿に盛られた薄造りと肝
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