INDIA (Delhi - Agra - Banaras - Calcutta - Puri) Back to the index
インドB 4月1日〜15日(バラナシ)登場人物
喜一郎君
佐藤さん
由美さん

出井ちゃん

憬れのガンガーを初めて見る


ラジェス。日本語が達者で信用できる


3人でボート


ボートからガートを撮る


プジャー。鐘の音が鳴り止まない


花売りの子供たち


   
4月1日昼、ムガルサライ駅へ向かう列車に喜一郎君と乗車。4時間後新しく乗車してきたインド人の若者数人に囲まれる。俺が寝台で寝転んでいると棒で俺の足をパチパチ叩いてきて「何か用か?」ときくとただニヤニヤと笑っている。無視して寝ようとするとそれを何回も繰り返してくる。俺がマジで怒ってもただニヤニヤしている。日本語で怒ったからだろうか。

ついには下の席の喜一郎君が聴いているMDウォークマンに興味を示し聴かせてくれと回し聴きされることになる。悪ふざけがしたいだけなのかとにかくよくわからん連中だ。その中の一人が俺の名前を訊いてきたので「下駄っ履きや」と答えると少し機嫌がよくなったようだ。コミュニケーションがしたいだけなのだろうか。

2時間後位経っただろうか彼らは下車していった。夜11時頃、車掌が来て俺達に切符を見せろという。見せるとしかめっ面になり
「お前達の車両は隣だ」だって。「すんません」と謝って車両を移動する。ムガルサライ駅到着の1時間前の出来事だ。そして本当の車両にいくとそこには先ほどもめていたインド人の若者が寝ていた。ここでようやく事態が把握できた。彼らの座席に俺達が間違って寝ていてそれを怒ってたんだと。

ほんまにゴメンなー。
喜一郎君が俺達の席はここだって俺に教えてくれたんやもん。俺は全然悪気がないねんでーーーー。その後ムガルサライ駅のリタイヤリングルームをシェアして寝る。

4月2日朝10:00チェックアウトしバスでガンガーの橋を越えた所で下車.そこから人力リクシャーでダーシャシュワメートガートまで行ってもらう。リクシャーを降りて歩いていると子供が数人寄ってきて勝手に道案内をしだす。俺たちはBABA GUEST HOUSEに行きたいんだと告げると子供ギャング団のボスみたいなのが偉そうに英語でしゃべってくる。会話力が負けていたのでこっちが
すんません状態だ。ゲストハウスに到着するとやはり小遣いをせびってきた。そうなるのを予測してか喜一郎君は姿を消している。俺が払う羽目に。

BABAは100ルピー(シャワー、トイレ、ファン付)だった。情報ではミュージシャンが集まる宿らしいが俺しかいない。その後ベンガリトラレーンを散歩中に楽器屋&道場そして夜はインド音楽のコンサートを開催している(KASHIKA MUSIC ASHRAM)を見つけ中のアコースティックギターを品定めする。1500ルピーでケースを付けると1600ルピーだという。ここは日本男児な下駄っ履きは土下座で応戦し見事勝利する。1500ルピーケース付で手を打った。店の人に、「俺は日本の有名なシンガーだ」と言ったら明朝、10時に店に来いという。オーディションらしい。

その後「耕ちゃん!」の呼び声で振り返ると佐藤さん&由美さんに再会。隣のシヴァゲストハウスに泊まっていると言う。ババとシヴァは屋上が繋がっていて屋上で数人の日本人と知り合う。夕暮れ時に屋上で風にあたりながらフランス人が切ってくれたスイカを皆で食べた。言葉の壁はあるがごちゃごちゃ話さず雰囲気を楽しむ。ロマンチックすぎて感動した。今となってはほとんど名前を忘れてしまったがその中に一際、しゃべり上手な男がいた。名古屋から来ていたアクター志望の出井ちゃんだ。

再会を祝し5人でシャン亭(日本食屋)に行ってカツ丼を注文。でてくるまで1時間15分もかかった。日本食を扱っている店はいろいろあったがここのが一番美味かったな。そしてインド音楽を聴きに行った。ものの30分で飽きるが店の人やプレーヤーには「グレート!」といって帰る。

次の日、KASHIKAに行き、今日バラナシを発つ佐藤さん、由美さんと残存組みの喜一郎君その他外人数名の中オーディション開始。「桜散る頃」をやり「GET OFF MY CASE」ではイギリス人とインド人がタブラーでセッションしてきた。道にはインド人の人だかりの山になってるのが見えた。合格らしくめでたく明日の夜に出演決定。

夕方、出井ちゃんに布屋のラジェスを紹介され彼のボートで対岸に渡る。喜一郎君と出井ちゃんと3人で噂?の光景を確かめるために。

牛の死骸をカラスや野犬が貪り、人骨も落ちていた。何かふっと寂しくなる光景だ。かなり長い時間、各自がそれぞれの思いにふける。ただただ無言。

サンセットを見て岸に戻る途中、布に巻かれた人が流れているのを見る。「この人は既に死んでしまったんやな」なんか不思議な気分としか言いようが無かった。その後ガートで行われるプジャー(お祈り)を見る。これ自体はたいしておもしろくないが火が動くのを見ていると2時間も経ってた。花売りの子供たちがコミュニケーションをしてくる。こんな小さな子が毎日、仕事をしてるんやなぁと思うと買ってあげねばという気持ちになる。そして花を買って火を着けてもらい、ゆっくりガンガーに流した。心が洗われたような感じを受けた。