![]()
〜バリのいちばんの思い出はウブドの、一面に拡がるライステラス〜
バリ後半〜ウブドの感動、そしてさよならエステ〜
D3日目(ウブド散策とケチャダンス)
3日目はどうしても行きたかったウブドへ。といってもツアーでなく、自分たちだけで回ることにし、タクシーを頼んだ。前日、ホテルの日本人スタッフに聞いたところ「ウブドは流しのタクシーもないので、車をチャーターしたほうが無難」と言われたのだが、一日チャーターすると、70ドルくらいかかってしまうらしいので、それはもったいないと、あえてチャーターせず、青タクシーを呼んでもらってその運転手さんに送迎できないか交渉することに。しかしインドネシア語はわからないので、バリ人スタッフにお願いして(日本語OK)、話をしてもらう。結局、送迎で25万ルピアで交渉成立。ぜんぜん安くおさまった。困ったときは、ホテルのバリ人スタッフに聞いてみると、親身になってくれていいです。日本人スタッフよりバリ人スタッフのほうが優しくてよかった。
そして出発。ウブドまでは1時間ちょっと。運転手は、笑えるくらい人のいい、おっさん。会話は片言の英語で時々。車窓の風景がだんだんと田舎になり、デンパサールあたりになると都会になり、渋滞にハマったりもした。途中、いいバティックを売っているところに寄る? と聞かれたりもしたが、あまり買う気もないのでノーサンキュー。そして、日本の田舎のような風景が濃くなったあたりで、ようやくウブドに着いた。気のいい運転手は、ケチャダンスの開始前には会場に待っているから、と言ってから、25万ルピア、忘れないでね、リマインドリマインドと何度も確認してから去っていった。つくづくいいヤツ。ぼられるタクシーが多い中で、ラッキーだった私たち。
さて、ウブドは涼しいかと思ったけど、けっこう蒸し暑く、パンツをはいてきたことをちと後悔。APA?というインフォメーションセンターで両替し、ケチャダンスのチケットを購入してから(ふたり5万ルピア)、町中を散策。思ったより大したお店がない。旅行を通じて思ったことだけど、スミニャックの方がセンスのいいお店があった気がする。おまけに工事中?なのか道が歩きずらいし、道端のバリ男は「タクシー?」「タクシー?」とうるさいし、生意気そうな日本人とすれ違うし、けっこうげんなり。思ったより見所が少なく、時間が余ってしまったくらい。これだったら、近郊のライステラスにでも来る途中によってもらえばよかったと思った。
途中の店で、セパタクローの球をおみやげ用とうちのインテリア用に購入してから、寺院などを見たりする。そのうち、お腹が減ってきたので、カフェに行こうと、ガイドブックに載っていた「インダス」という店を目指す。地図を見るとちょっと遠いかな、と思ったのだが、健康のためにと歩いてみることに。しかしこれが思った以上に遠い。おまけに山の中腹にあるからのぼり坂。景色がだんだん緑濃くなり、涼しくなっていくのはよかったけど、さすがに20分近く歩くとしんどくなってきた。車なら5分くらいなのだけれどね。
ようやく「インダス」の看板を見つけ、へとへとになって中に入る。しかし誰もいない。中はインドっぽい象の石像や面白い彫刻がいっぱいある。さすが「インダス」と思ったのだが・・・。
ようやく人が出てくる。ちょっとインド寄りのイケメンバリ男。しかし、彼がいうことにはレストランはクローズで、ジュースくらいしか出せないという。へとへとで歩いてきて空腹だった私は、かなりのショックを覚えた。最近のガイドブックにも載っていたのにつぶれてしまったのか、インダス? しかしかなりいらいらしていた私は、半ば逆ギレで、とにかく疲れたから何でもいいから作ってと懇願。すると、サンドイッチとバナナパンケーキくらいなら・・・と彼は言ってくれた。本当はもっとちゃんとしたものが食べたかったけど、とりあえず休みたかったので、それを頼むことに。そしてテーブルに座り、ほっと一息。
そのうち、そこに泊まっているという日本人の女の人が私たちのところにやってきた。彼女はオーストラリア人のだんなさまと、なんと1年間のハネムーン!の途中にここに寄ったという。彼女と話をしているいうちに、私たちはとんでもない間違いをおかしていたことに気づいた。「インダス」はこの隣りにあって、ここはセミオープン中のホテルのレストランだったのである。
なんてこったい、「インダス」はすぐ隣りで営業していたのだ。さっきも間違えてきた日本人がいたんですよ、と彼女。そのうち、サンドイッチが来て、彼女はごゆっくり、と去っていった。
しかし、間違えはしたけれど、そのときの、エッグとベーコンとトマトとレタスとチーズのサンドイッチは最高においしくて、いままで食べたサンドイッチのなかで文句なしのベスト1だった。そしてデザートのバナナパンケーキもこれまた絶品。バリで、はじめてあんな繊細な味の料理を食べた。そして何より、2階のレストランからの眺めは、もう最高のライステラスで、一部分切り取る写真だけではその素晴らしさはわからない、いままで見たこともない風景だった。怪我の功名、ではないが、このホテルに迷い込んでいなければ、ウブドの印象はもっと薄っぺらなものになっていたと思う。神様に導かれてきたような気がしたステキなミステイクに感謝。


こんな風景のパノラマが広がる。素晴らしい、表現しがたい感動。
そして、帰りはローカルのタクシーを呼んでもらい、ウブドの街中まで戻る。少しショッピングをした後、町のマッサージ屋へ。「BODY CENTER」という老舗のお店で、どちらかといえばエンヤとかが流れていた「BODY WORKS」より、精神世界っぽいお店だった。ここのマッサージも、パンツ一丁。ただしマイパンツで。だんなの担当は男の人だったため、一瞬ひるんだがまあ平気で半ケツをさらした私。しかし揉み返しがくるくらい痛かった。終わってからシャワーとかがなかったので少しベトベト。でもまあ満足。
ケチャダンスまで、時間があったので、早めに夕飯のお店に入り、またもテレビでサッカーを見る。
夕飯を食べたのは、ケチャダンスの行われる集会所の近くの、インドネシア料理店「バタンワル」。ガイドブックにも「ウブドでいちばんきれいでおいしい」と書かれているだけあり、きれいだし、夕方になると、お香がたかれて、いい雰囲気。だんなはカレーアヤムというチキンカレー、私はナシチャンプル。カレーの方がおいしかったかな。デザートのチーズケーキとブラウニーもおいしかった。バリは料理がおいしくて安いのがかなりのポイントだ。
ケチャダンスの開始は、7時から。10分くらい前に行くと、なんと運ちゃんがにこにこ笑って手を振っていた。「車はもう用意してあるから」と後ろを指さし笑う彼。ううーん、いい人なんだか、ケチャが見たいのか・・・。でもこれで帰りの足は約束された。
そしてやけに高い椅子に腰掛けてから、ケチャダンスがはじまった。「ケチャケチャケチャケチャッ」と上半身裸の男たち登場。半分はバイトだと思う。一応ストーリーはあるのだろうけどあまり判らず、ちょっとだけうとうと。そのあと、初潮前の少女たちしか踊れないというトランスダンス(あまりトランスしてなかった気が・・・)と、火を足でけちらす、馬の頭をかついだおっさんが登場するファイヤーダンスを見てから、1時間少しでダンスは終了。終わってほっとしたというのが正直な感想。興味深かったんだけどね。きっと日本の歌舞伎のようなわけわからない世界なんだろうな。
そして1時間ほどかけてホテルに戻り、運ちゃんにお金を渡してから(バンカーの陰でしっかり数えていた運ちゃん。きっとかなりの稼ぎだったのだろう)、部屋に戻る。9時過ぎになっていただろうか。そのあと、かなり疲れて、お風呂に入らないで寝てしまった私。いよいよ明日が最後のバリである。

おまけ:セパタクローの球で遊ぶだんな。けっこう面白いらしい。
E4日目(最後のスミニャック&怒涛のエステ体験)
4日目。少し朝寝坊してから、町に出る。特に予定を入れていなかったので、ぶらぶら写真撮影しながらおでかけ。


インペリアルホテルの玄関前。 ホテルの車寄せの道。色とりどりのお花。
これで最後かと思うと、バイクの排気ガスも歩きづらい道も野良犬も少しいとおしい。ていうかだいぶ慣れた私。イタリアンレストラン「スパゲティジャズ」隣りのレートのいい両替所で両替したあと、少しショッピング。

「スパゲティジャズ」店先で。お店の人がかがんでいるのは、よく店の前に置いてあるお供え物?(バナナの皮みたいのにビスケットとかお米が入っている)に水をやっているため。信心深いのだなあ、と感心。
洋服屋さんで、ひろかの毛の帽子を3万5千ルピアで買ったり(5万ルピアをまけさせた)、お土産用のバッグを4つまとめて10万ルピアにまけさせて買ったりしてから、再び「ASHITABA」へ。

「ASHITABA」に行く途中で寄ったけっこうかわいいバッグ屋さん。たしか「Villas」に行く途中にあります。ビーズバッグもけっこうあったな。日本より全然安かったけど買わなかった。
「ASHITABA」は、アタという水草を編んだ籠屋さんで、日本にも代官山にお店があるらしい。チェーン店だからか、クオリティもとても高く、値段もすべてフィックスプライス。値引きはできないけどそれでも納得できる、ユメ一押しのバリ雑貨のお店。
ここではスキッ歯のかわいいおじさんが時々店番をしていた。最後の日にもおじさんがいて、感動の再会(私の心のなかで)。前回来たときにかなり買ったので、今回はあまり買わなかったのだけれど、「こないだいっぱい買ったのよ」「ここがバリでいちばん好きな店」とおじさんに思いのたけをぶつけてから、最後おじさんと記念撮影。シャイかと思いきや、カメラに向かって思いっきり、親指を立ててみせたのには驚いた。でもかわいくていい人だったよー。大好き、おじさん。

ラブリー☆な、スキッ歯おじさん。スミニャックに行ったらぜひ会いに行ってください。笑顔でにこにこ寄ってきてくれます。


カゴとバッグと小物満載の店内。ああもう全部買い占めたいくらいユメ好みでした。狭い社宅に引越しが決まっていなかったら、大物を買うところだった。いまだにもっと買っておけばよかったと後悔。とにかくとてもすてきなのです!

「ASHITABA」外観。ぜひ立ち寄ってくださいな。
さて、おじさんと別れを惜しんだあと(私だけ)、これまた再び「BODYWORKS」へ。私はフェイシャルとクリームバス、だんなはタイ式マッサージにチャレンジ。
個室に行くだんなと別れたあと、受付奥の美容室のようなところへ。3種類あるフェイシャルのなかから、日焼けに効くというアロエフェイシャルを選ぶ。ついでにフットマッサージを含むぺディキュアもしてもらうことに。なんて贅沢なんでしょ。マッサージはこれまた気持ちよく、うっとり。オイルでマッサージしてからスチームでシュワシュワし、毛穴の汚れを針みたいのでピッピッ取ってから(少し痛い)、アロエパック。ファンの風を受けてひんやり気持ちいい。ずっとこのままでいたいと思った。
そしてクリームバス。クリームバスとは、髪にクリームを塗り、スチームをあて、潤いやツヤを取り戻すというまあ髪のエステのようなものである。そしてルピアも残っていたし、すっかりいい気分になっていた私は同時に今度はマニキュアをしてもらうことに。お花の絵を書いてもらう。これまたキュート。髪も心なしかさらさらになったカンジで、とってもいい気持ちで約2時間過ごした。これだけやって40万ルピアくらいなのである。バリに行ったら絶対エステ! 気分は最高。


フラワーマニキュア&ペディキュア。ペディキュアは足の裏の皮もはいでくれるので特にオススメ。「キモチイイ?」 とか「イタイ?」とか時々聞いてくれます。


ホテルまでの戻り道。さっぱりしたごきげん顔。でもすっぴんだったので日差しにビクビク。だんなの帽子(のち紛失)を借りてかぶってました。
そしてホテルに戻り、6時のチェックアウトだったので、荷物をまとめてからホテルの周りを散策。思えばフロントと部屋の往復しかしていなかった私たち。プールサイドを抜けて、ホテルの裏手にあるスミニャックビーチへ向かう。


プールに続く門。中庭も重厚なカンジでした。 プール、そしてその向こうの海。
ビーチはけっこう人がいっぱいいて、こんなににぎわっていたのかと少しおどろいた。しかし海はそんなに日本の海と変わらない。波も高く、どちらかというとサーファー向けだと思った。でも夕暮れ時のビーチは情緒があって、どこかさみしげで、旅の終わりを告げている気がした。そして本当に、私たちの旅は終わった。


ビーチを臨む。 けっこう人がいるのねーという風景。

さよなら、バリ・・・・。
Fバリ・その後
バリは思った通り、そしてそれ以上にすてきなところでした。好ききらいはあるかもしれないけど、ルーズな私には合っているいいかげんさ、のんびりさだったのかも。エステ、ショッピング、グルメ、これほど安くできるのがプチ貧乏人にはなんとも魅力。おかげで帰ってきてからすっかり勤労意欲を失っています。疲れたら「BODYWORKS」のマッサージを恋しがり、街角のアジアン雑貨に「ASHITABA」を思う。もっと早くに出会っていたら、リピーターになっていたかもしれないところ。いい意味で、肩の力が抜けました。おなかも壊さなかったし、日本にいるときより体調もよく、人にも恵まれた旅だった。いま行けて本当によかったと思う。そして何より、仕事が忙しい時期にもかかわらず付き合ってくれた主人に感謝したいと思います。ありがとう。おしまい。
baliindex