ケアンズはオーストラリアの地方都市である。地方都市とはいえ、グレート・バリアー・リーフと呼ばれる珊瑚礁郡と熱帯雨林の2つの世界遺産があり、オーストラリアの中でも常夏のリゾート地として知られ、世界各地から観光客が訪れる国際都市である。7月は冬にあたり、ケアンズでは日中の最高気温も25度程度と比較的すごしやすい。また、この時期は雨もあまり降らず、休暇で訪れるにはよいシーズンのようだ。
ゴールデン・ウィークおよび夏休み期間は10万を軽く超えてしまうが、5月中旬から7月初旬までは5万円台が相場だ。オーストラリアは南半球であるので冬に向かう時期だが、ケアンズは一年中温暖なため、冬という季節はあまり気にしなくて良いだろう。
ケアンズのパッケージ・ツアーでは5日間の日程が主流であるが、現地での実質的なフリーの日数は3日間だけである。1日目は夕方までに成田空港のツアー・カウンターに来れば良いので、多くの会社員は土日を有効に使えば、2.5日の有給休暇でケアンズ旅行が出来る。
ケアンズには、とても3日間では遊びきれないほどの、さまざまオプショナル・ツアーがある。100年前の車両で山道を走るキュランダ鉄道、世界最長のロープウェイのスカイ・レイル、珊瑚礁の島・グリーン島散策、愉快な日本語オージー・ガイドによるどきどきツアーやわくわくツアー、グレートバリアリーフでダイビング、熱気球やヘリで空中散歩、ラフティング、乗馬や4WDや釣りやバンジージャンプやスカイダイビング、少し足を延ばせばラピュタの城があるパロネラ・パーク・・・
パッケージ・ツアーではケアンズに到着した日にもオプショナル・ツアーの申し込みを受け付けており、そこで初めてどれにしようか悩む人もいるが、出来るならネットや旅行ガイドで予め情報を仕入れておき、予約まで済ませてから日本を発つのが良いだろう。 さて、我々の立てた計画は次の通りである。
計画に、ケアンズから車で1時間ほど南下した所にあるラピュタの城があるパロネラ・パークを加えるかどうかで、かなり悩んだ。しかし、パロネラ・パークへ午後から行くツアーは無いことと、公共のバス・鉄道も期待できないこと、1日単位で貸すレンタカーを半日だけ使うのもちょっと勿体無いのと、国際免許が必要とのことで今回は見送った。 次にキュランダ鉄道を予約すべきかどうかで悩んだ。オプショナル・ツアーだと、キュランダ鉄道の乗車駅や乗車時間、帰りのスカイレイルの乗車時間も決められてしまう。自分的には8:30ケアンズ発のキュランダ鉄道に乗りたいが、ツアーによっては9:30であったり、途中駅のフレッシュ・ウォーター・コネクション駅から乗車だったりする。また、スカイ・レイルの乗車時間が決められてしまうと、キュランダ村やレインフォレステーションでの滞在時間が拘束されてしまう。 それでは予約無しで行こうか。しかし、それも無謀なようである。 キュランダ鉄道は8:30発と9:30発の2本しか無いし(土曜日は8:30発のみ)、列車は約14両編成と長いが、全席指定席のため、万が一満席だと1日の予定が狂い途方に暮れてしまう。 そこでオズワン・トラベルさんにキュランダ鉄道の乗車券の手配のみをお願いした。問い合わせは日本語のメールでできる。オズワントラベルさんにはお世話になりました。申し込みはウェブ・サイトから行う。前金が必要なためVISAかMASTERのクレジット・カードが必要。出発の4日程前に、Eメールでリッチ・テキスト形式の予約券が送られてきた。これは忘れずに持って行かねば。これでキュランダ鉄道は無事確保できた。帰りのスカイ・レイルも予約の際は時間指定となる。キュランダでの滞在時間を拘束したくなかったし、スカイ・レイルは次から次へと来るのだから予約はしないことにした。 次に動物探検ツアーの予約。どきどき夜行性動物探検ツアーとわくわく動物探検ツアーという名前の良く似たツアーがあるが、どちらも料金、内容共ほとんど同じで日本語を話すオージーガイドが案内する車に乗ってオーストラリアの自然の植物や動物を探検し、夜はBBQをするというもの。ほかに、きもだめしツアーや、日本人ガイドによるかものはしツアーなどもある。今回は、ウェブサイトが何となく充実しているように感じた程度の理由から、どきどき夜行性動物探検ツアーにした。Eメールで予約の申し込みをすると、早速どきどきツアーから返信があった。これで動物探検ツアーも確保。ちなみに料金は一人132豪ドルで現地で支払う。 最後にグリーン島の予約。グレート・アドベンチャーズが、半日アドベンチャーと1日アドベンチャーを提供している。半日アドベンチャーは@ケアンズ8:30発、13:00着 または、Aケアンズ13:00発、17:30着 で、1日アドベンチャーは@ケアンズ8:30発、15:30着 またはAケアンズ10:30発、17:30着 である。グリーン島でゆっくりしたいのはやまやまだが、買い物などケアンズでやり残したことのための時間が欲しいので8:30発の半日アドベンチャーに決めた。ホテル送迎無しで一人57豪ドルだ。これも現地払い。グラスボトムボートでの珊瑚鑑賞ツアー、またはスノーケリング用具の貸出もツアー料金に含まれている。Eメールで予約の申し込みをすると、早速返信があった。メールには予約番号等が記載されており、これを現地カウンターに提示するのだそうだ。これも忘れずに持っていかねば。これで、全ての予約が完了だ。 覚え書き:オプショナル・ツアーは出発前に予約を済ましましょう
オーストラリアへ観光旅行するには、パスポートのほかにETASと呼ばれる電子渡航許可が必要である。ETASは、観光目的で滞在期間が3ヶ月以内である場合に適用し、登録後1年間有効である。オーストラリア政府移民局のウェブサイトで申し込む場合、申請費用20豪ドルかかる。カード決済のため、クレジットカードが必要。JCBカードも使える。 この手続きが面倒であるなら、旅行代理店の方で登録代行してくれる場合があるのでそれを利用する手もある。また、幾らか安い料金でETASへ登録できるテレキュートETASセンターというのもあるようだ。 ETASに登録さえしておけば、オーストラリア入国の際に入国管理局からETASの提示を求められることは無い。しかし、成田でのツアー・カウンターでETAS登録済みの確認をスムーズに行うために、登録時の画面ハードコピーを印刷したものを持参するように、旅行代理店から言われることがある。ETAS登録時には画面ハードコピーを印刷するか、ハードディスクに保存しておくのが良いだろう。 覚え書き:ETAS登録時には画面のハードコピーをとろう
海外旅行の気分を一足先に感じるのは、日本円を現地の紙幣に換金する時だ。初めての海外旅行でアメリカへ行った時は、安全だと云われているトラベラーズ・チェックも用意していったが、気軽に使えず面倒な思いをしたので、今回は全て豪ドルに変えてしまおう。 さて、会社近くの銀行へ行ってみたが、米ドル以外は換金できないと言われた。別の銀行でもそうだ。なるほど、米ドルにはどこの銀行でも換金できるが、それ以外の通貨は成田空港など限られた銀行でなければ換金できないようだ。 どうせ、当日は成田空港へ行くのだからそこで換えるか。いや、一足先に海外旅行気分を高めたいので、予め換えておこう。そこで便利だったのが、池袋三越の近くにあるUFJ銀行の外貨両外ショップ。(渋谷にもある)19:30まで営業しているので、会社帰りでもOKだ。換金できる豪ドルは100ドル紙幣と10ドル紙幣。紙幣とは云っても、薄いプラスチック製だそうで、一部は透明の窓のようになっている。 覚え書き:米ドル以外の換金ができる銀行は限られている
さあ、用意は揃った。いよいよケアンズ旅行へ出発しよう。
いよいよ待ちに待ったケアンズ旅行だ。午前は千代田区の会社に出勤、そして待ってました昼12時。急いで池袋から西武鉄道で入間市の自宅へ。そして急いで旅行カバンを持って妻と成田空港へ。思いっきり西から東へ大移動。海外旅行は疲れる。チェックインカウンターの集合は17:30だが、1時間前に到着した。ここで、ETASのコピーを見せてくれというので差し出す。航空券をもらい、18:30までに出国の手続きを済ませてくれとのこと。航空券にはJL767と記載されている。なるほどJALか。確か20:05発だったか、出発の案内画面で確認するか。あれ?ないぞJL767が。と思ったら出た、と思ったら消えた。どうやらJALのJL767便とカンタス航空のQF168が交互に表示されているらしい。これらは共同運航便とやらで、機体はひとつなのに便名はふたつあるようだ。機体の真中で仕切っているのだろうか。 さて、出国審査も終え、いよいよ搭乗ゲートへで、またまたあれれ?いつのまにかシャトルができている。しかも200メートルくらいしか無いじゃないか。これなら動く歩道で十分だろう。
さあ、19時45分、いよいよ搭乗。 飛行機はカンガルーのマークのカンタス航空機だ。飛行機は2-3-2の横7席。自分らは右の窓側席。ジャンボでなくて良かった。ジャンボだとトイレの度に、通路側の乗客を一旦通路に立たせないと行けないので気を使ってしまうが、このサイズの飛行機なら問題無い。この飛行機は機体も操縦士も乗務員もカンタス航空の人。どこがJALとの共同なのか不明。流暢な日本語のアナウンスもあるが、これもカンタス航空の人のようだ。 離陸後しばらくして、いよいよ待ちに待った機内食の時間だ。今夜のディナーはチキンか、サーモン。自分はチキン、奥さんはサーモン。 どちらも機内食の味。缶詰っぽい味というのか。 けれど、何千メートルという上空で冷えたビールや温かいご飯が食べられるとは何て素晴らしいことだろう。後片付けもしなくていいし。その後も紅茶やコーヒーや日本茶のサービスもあり至れり尽せりである。 ビデオは「I am Sam」を上映。 お茶の後は機内の照明を落としてお休みタイムである。しかし興奮しているのか、全く眠ることができない。妻は気持ちよさそうに眠っている。ふと、窓の下を見るとポツリポツリと光が。イカ釣り漁船か?どうやらパプア・ニューギニア上空のようだ。ケアンズ到着は間もなくだ。 |
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