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●2002年7月11日(木)ケアンズ旅行2日目

 いよいよケアンズ国際空港に到着だ。時計の針を1時間進めて4:30に合わせる。こちらの季節は冬だ。常夏とは云っても4:30ではさすがに真っ暗で寒い。

 入国審査はあっさりしたもので、3ヶ月以内に他の国へ行ったかどうかだけ聞かれた。胃薬などいろいろな薬を持ってきているので、申告書にその旨をチェック。申告コーナーへ呼ばれたが、「頭痛薬とかか?」と聞かれただけで通してくれた。それを過ぎると到着ロビー。ツアーの案内人の指示に従って、車に乗り込む。それにしても、こちらでは後ろにリアカーみたいなのを牽引している車を見かける。見た目はかっこ悪いが、この方が荷物がすっきり整理できて良いようだ。皆を乗せた車は真っ暗の中、ケアンズ市内へ向けて走る。日本と同じ左側通行だ。

 さて、パッケージ・ツアーの一行は、一旦リーフ・カジノ・ホテルへ連れられてくる。ここで、予定表、各種割引券やDFSギャラリアの入場券などが配られ、各オプショナル・ツアーの説明と受付を行っている。我々は既に各ツアーの予約を済ませているので、明るくなるまでソファで寝かせてもらおう。しかし興奮しているのか、全く眠ることができない。妻は気持ちよさそうに眠っている。夜明けは間もなくだ。

 さあ、7時になった。外も明るくなった。妻を起こして、いよいよ外に出かける。出口の向こうはグレート・アドベンチャーズの桟橋だ。明後日ここからグリーン島に向かうのだ。

朝焼けが眩しい!
リーフ・ホテル前
また人影はまばら
朝のエスプラネード

 まず、腹ごしらえをしよう。横断歩道を渡ってエスプラネード通りへ。海沿いに続く道路がエスプラネード通りだ。海側にはトロピカルな雰囲気の公園があり、市街地側には、レストラン、ショップ、観光ブッキングセンターが並んでいる。7時をまわったばかりなのに、朝食が食べられるお店がいくつかオープンしている。それにしても、この辺りの店はテラス席が独特だ。歩道が広く、その道路側にテラス席があるのである。なので、店の人は料理を運ぶ時に一旦歩道を渡るようになる。テラス席は人気があり、夜になるとすぐにどこも満席になる。

ちょっと焦げてるが
ボリューム一杯の朝食
ちなみに右側が道路で左側が歩道
テラス席が気持ち良い

 
 さて、朝食も済ませ、いよいよケアンズ駅へ向かう。途中、シティプレイスを通り、エスプラネード通りからは歩いて10分くらいだろうか。見えてきました、ケアンズ・セントラル。ケアンズ・セントラルは駅の手前にある大きなショッピング・センターである。ここには、デパート「マイヤー」やファッション、飲食店などたくさんの店が入っている。もちろん、この時間はまだ開いていないが、ケアンズ・セントラルの奥にある駅まで素通りできる。


交差点が歩道というか、とにかく車は入ってこれない
シティプレイスにあるケアンズ博物館
この辺りは少し寂しい
ケアンズセントラルが見えてきた
昔はここがケアンズ駅だったらしいが、今はこの建物の奥に移った
ケアンズセントラル


 駅の手前側1番線では、南のブリスベンへ向かう寝台車「サンランダー号」が発車を待っている。我々は駅の向こう側2番線から北のキュランダへ向かう列車に乗り込むのだ。駅の向こう側に降りると、既に何人かが並んでいて、窓口で乗車券を購入している。さまざまな言語のパンフレットも置いてある。オズワントラベルさんから送ってもらった予約券を手元に用意。ちゃんと乗車券に換えてくれるだろうか。やっと自分の番になり、「Please, change tickets」など適当英語を言いながら予約券を差し出した。パソコンでなにやら予約番号を入力しているのだろうか、ちゃんと予約されていたようで、残金を払って乗車券を手に入れた。 上手くいった〜。

これは2階の入り口から撮ったもの
2番線がキュランダ鉄道
この奥が2番線ホーム
左が切符売り場。手前は各国語パンフ
本日の到着はキュランダからの3:45pmと5:15pmのみ。少なすぎ。
キュランダ行きは8:30と9:30のみ
サンランダー号は豪華寝台列車
大きなホーム。右はサンランダー号

 とくに改札口というものは無い。早速プラットホームに出てみる。大きい。1日に数本しか使われない駅とは思えない。キュランダ方面には8:30と9:30の2本、ブリスベン方面には8:35の1本のみ出発する。まだ、キュランダ行きの列車は来ていない。これから100分の列車の旅が始まるのだ。プラットホームの売店には客が群がっているが、我々もナチュラル・ウォーターを買った。

 8時20分ころ、いよいよキュランダ鉄道の列車が入ってきた。頑丈そうなディーゼル機関車に14両ほどの古びた客車が牽引されている。客車の側面にはキュランダ鉄道のトレードマークが付けられている。早速、指定の11号車へ乗り込む。通路は真中ではなく、ブルートレインのように端にある。進行方向に向かって左側(山側)が通路となっており、右側(谷側)の景色が見やすいよう配慮されている。車内は電灯が灯っていなく暗い。指定席は車両の最後部で、そこは席が短いおかげで、横に知らない人が座ることは無さそうだ。向かえは西欧人の方。どこから来たのでしょう。今思えば話しすれば良かった。この方、かなり本格的なカメラを用意している。鉄道マニアか。他の車両はどうか分らないが、この車両に関してはほぼ満席だ。

覚え書き:キュランダ鉄道の乗車券はやはり予約した方が安心

蒸気機関車だったらもっと雰囲気が良かったな
キュランダ鉄道が入って来た
列車の中は真っ暗
車両は100年前のもの
KURANDA SCENIC RAILWAY つまりキュランダ観光列車
列車のエンブレム
右奥が飲料水。左はカメラマン
通路は片側にのみ

 8時30分。いよいよキュランダに向けて列車はゆっくり動き出した。列車はしばらく国道1号線と並行して単調な景色の中をゆっくり進んでいる。100年前に作られた車両は、揺れる度にギーギーと鳴いている。しばらくすると女性の乗務員が乗車券の拝見に見回わりに来た。先ほどのカメラマンは後ろ向きの座席で不運だったかも知れないが、それでも精力的に外の景色を撮りまくっている。こちらの方が彼の邪魔にならないよう配慮しながらビデオをまわしたりしている。彼の席は4人掛けだったが、座っていたのは彼一人だけだった。これは幸いだったろう。それとも、邪魔が入らぬよう、周到に4人分の席を確保していたのかも知れない。

パンフレット
駅にあった日本語パンフレット
私の名前も印刷されてます
乗車券

 車両の後ろには飲料水とカップが置いてある。ナチュラルウォーターを買っておいたので、これは使わなかったがなかなかの心遣いだ。この車両に日本人は他にいなかった。オプショナル・ツアーで申し込まなかったからだろうか。以前にどなたかのケアンズ旅行記に、公平に景色を鑑賞できるように5分毎に窓側と通路側の席を交代させられたというのを読んだことがあったが、もちろんこの車両ではそのようなことは行われていない。妻は気持ちよさそうに眠っている。

皆ガイジン
列車内の様子
ここまでは単調な景色
フレッシュ・ウォーター・コネクション駅

 列車はフレッシュ・ウォーター・コネクション駅に到着。オプショナル・ツアーでは、ここから乗車するプランが多い。確かにここまでは単調な景観であったため、時間をより有効に使うためにツアーでは省略するのだろう。しかし自分はケアンズ発にこだわった。向かえの彼もだ。それにしても、この車両で一所懸命写真を撮っているのは最後列の僕と彼だけだ。

連なる毛虫
太古の昔から歩いて来た道
なかなか良く出来ているパンフレットでした
百年前、線路を作りました (パンフレットより)


自分が乗っている列車です。いかに長い編成か。

 さて、このキュランダ鉄道がケアンズ―キュランダ間の鉄道運行を開始したのは、1891年6月のことだそうだ。鉄道の建設計画自体は1882年3月に始まっているので、およそ10年をかけて工事が行なわれたことになる。『ケアンズ―キュランダ鉄道 開拓工事の歴史』というブックレットによれば、工事は非常に難しく困難なものだったようだ。険しい山と熱帯雨林のなかを、近代的な道具がなかったため、ほとんど手作業で切り開いてつくったのだそうだ。その間には大きな土砂崩れや疫病の流行などもあり、労働条件は非常に過酷だったという。

カーブは多い だいぶん高いところまで来た
列車からの風景

 列車は、途中「バロン・フォール駅」で15分ほど停車する。遠くに、バロン川の滝がちょろちょろと流れているのが見える。この時期は乾季なため、水量が少なく迫力不足だ。もっとも、乾季のおかげで、旅行中は毎日さわやかな天気であった。機関車の汽笛が鳴った。もう時間だから乗り込めという合図だ。

1両目の人達はここの見晴台まで来るのは大変だ
バロン・フォール駅
全く迫力なし
バロン滝はチョロチョロ

 この辺りの山道ではトンネルも多い。15ヶ所あるそうな。トンネルに入ると全開の左右の窓から機関車の排気が入ってくる。具合が悪くなりそうだ。

覚え書き:トンネルに入ったら、自分で窓を閉めよう。


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