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2日目の1―なぜお前は首を掻いている?/上海博物館の巻 |
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午前7時15分起床。カーテンの向こうが暗い。天気が悪いのか? 着替えてホテルの41階に向かう。今回の旅行はビュッフェスタイルの朝食付きで(今回のツアーを選んだ理由のひとつ)、その場所が41階にあるレストランなのだ。展望レストランとは聞いているが、どんな所なんだろう? 期待に胸を弾ませ、朝食用のチケットを持ち、エレベーターで41階へ。 わたしがコーヒー、銀が紅茶をもらった後、さっそくビュッフェへ。 生野菜といえば、思い出すのが3年前の夏に行った北京・西安・敦煌の旅行の時のこと。8日間中国にいて、口にできた生野菜はひとつもなかった。きゅうりはカシューナッツとともに炒められ、レタスは当然のように炒飯の具に。
トマトにいたってはラーメンの具としてスープの中に浮いていた。 さてビュッフェ。生野菜がないならフルーツはどうだ、と思ったが、西瓜以外に生のフルーツはなかった(缶詰ものはあった)。残念。しかし、プルーンのレモン煮を発見。満足。 さて、話は少し前に戻って、いろいろ料理をお皿にとった後、ふたたび席に着いた時にわかったのだが、壁は止まっているのに床が動いている! テーブルクロスと壁がこすれている!
■ 上海博物館への道 今日の予定は、ツアーに付いていた上海滞在中乗り放題の観光バス(錦江観光バス。今回このツアーを選んだ理由のひとつ)を使って、まず上海の主な観光スポットをぐるりと回ってバスの中から眺め、「豫園」でいったん下車。豫園をぶらぶら見た後、小龍包を食べる。その後、またバスに乗って人民広場まで行き、その近くにある「上海博物館」を見学する。以上である。 やることが少ないように思えるかもしれないが、個人でまわるならこれくらいがちょうどいい、というのはすでに北京で学んでいる。嫌になるくらい、道に迷うんだ、わたしと銀は。 しかし、食事を終えて部屋に戻ったら、すでに午前8時52分。これから出掛ける準備をしていたら、花園飯店前から9時に出るバスにはちょっと間に合いそうにない。 無事、人民広場駅に到着。なるべく南寄りの改札を出ると、すぐそこに広い道があって、右手に大きな建物が見える。某「地球の歩き方」で地図を確認。うん、確かに博物館は駅に近い。広い、そのきれいな道を建物に向かって歩き始める。 しばらく歩いて、建物にたどりついたのだが、博物館かと思っていたその立派な建物には、「人民政府なんとか」という看板がかかっていた。あれ? 違うんだ。 道に迷った時の鉄則、ふりだしに戻る。駅に着いて地図を確認。そしたらなんと、さっきまでずっと左手に見ていた円形の建物が博物館だったのだ。まぬけ〜。
■ 上海博物館 上海博物館にようやく到着。入り口前には、大きな石膏のような素材でできた狛犬(麒麟とかの神獣の類か?)みたいな像がずらりと並んでいる。みんな、なぜかユーモラスな形。ディズニーのアニメのなかに出てくる恐竜や怪獣みたいだ。中には後ろ足で首を掻いているやつもいる。なんなんじゃ、これは。ディズニーの「ムーラン(花木蘭)」の影響か?
博物館内に入ると広々としたロビーがある。カウンターでひとり20元のチケットを買ってゲートの中へ入ると、建物の中央が広場のようになっていて、さらに天井は4階までの吹き抜けになっている。展示室は、この吹き抜けのまわりの回廊に沿って、テーマ別に設けられているというわけだ。 なぜ、こんなことで感動しているかというと、いままでわたしが見てきた中国の博物館(故宮博物館、碑林博物館、敦煌博物館など)というのは、どれも古い建物を利用しているので仕方がないのだけれど、だいたい照明が暗い、あるいは照明そのものがなくて、展示物がよく見えなかったり、ショーケースのガラスの質が悪かったり、ほこりっぽかったり、指紋だらけだったりと、あまりよい印象が残っていないのだ。 よっしゃ、これは腰をすえて、全館くまなくじっくり見るぞ、なんて最初は思っていたのだが、ガイドブックに載っているように、本当にこの上海博物館は広かった。普段は机の前に座ってばかりの仕事をしているわたしは、最初の青銅器の展示室だけで疲れてしまったほどだ。 これでは、とても全部見るのは無理、ということで、見たい所だけを見ることにする。わたしと銀は、陶器と書にはそれほど興味がないので(大好きな方、すみません。わたしは書をやっている知人になぜ見て来なかった、とさんざん責められました)2階と3階を省き、1階と4階にある展示室を重点的に見ることにした。 ![]() ちなみにこれはちはるが一番気に入った清朝の家具。 こんな写真しかとってこなかった。 一番よかったのは・・・ううん、甲乙つけがたいけど、やっぱり中国古代彫塑館かな。仏教美術関連のものも多かったし(もともとわたしと銀は仏教美術フリーク)。あんまり何があったかはよく覚えていないけど。 一番おもしろかったのは、これは文句なく中国歴代銭幣館(^o^)(やっぱり貧乏人ですねえ。もらえるわけでもないのに喜んじゃう)。 そういえば、ちょっと前に日本で話題になった、日本最古のお金かもしれない(確定だったっけ?)という「富本銭」。これの鋳造途中の、プラモデルの部品みたいに軸の両側から枝をのばしてくっついている形のものを、ニュースの映像とかで見たが、これとまったく同じ物がこの展示室内にあった(富本銭ではないけど)。 ああ、それと、忘れちゃいけないのが、博物館の入り口にあった後ろ足で首を掻いている神獣の像。 「お前、ほんとは偉かったんだねえ」 おわり
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● 今回の教訓 ● |
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人も物も、見かけで判断してはならない
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● 今回のおこずかい帳 ● |
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地下鉄: 2元 *今回の小計:47元 (※レートは1999年1月で、1元=14円で計算しています)
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■ 編集後記 |
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上海博物館リポートはいかがでしたでしょうか? あと、本文中では触れませんでしたが、この博物館のパンフレットは、各展示室ごとに本が分かれているので、自分がほしい展示室のものだけ買うことができます。それに、ミュージアム・ショップ(Museum Shop)というのでしょうか? そこは外からも入れるようなので、買い物だけしたい、という人にはお薦めかも。絵はがきや、おもしろそうな本がいっぱい売っています。
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2日目の1-なぜお前は首を掻いている?/上海博物館の巻 | |||||
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2日目の2-豫園で小龍包は果たして日本人のノルマか? の巻 | |||||
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2日目の3-これはパクり?/珈琲館・眞鍋の巻 | |||||
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2日目の4-コンビニはオアシス、本屋はパラダイス! の巻 | |||||
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