●:=: Angkor 5 days :=:=:=:=:=:=:=:=:=:=:=:=:=:=:=:=:=:=:=:=:=:=:=:=○
ア ン コ ー ル 5 日 間 ★ 徒 然 日 記
第25号 4日目の1――牛にさえぎられつつも
バンテアイ・スレイへ の巻
発行責任者 ちはる
2001.12.4? 発行
○:=:=:=:=:=:=:=:=:=:=:=:=:=:=:=:=:=:=:=:=:=:=:=: Turezure Diary =:=●
§--< Attention! >-------------------------------------------------§
▼この日記は、ちはるが実際にアンコール・ワットのある町、シェムリアッ
プでつけていた日記をもとに、加筆、修正、再構成したものです。
▼もしかしたら文中に、不適当な発言、あるいは間違った記述があるかもし
れません。その場合はどうぞ容赦なくご指摘ください。ただし、旅の折々
で胸の内に生じた感情については、あえてそのまま書いている場合もあり
ます。どうぞご了承ください。
§------------------------------------------------------------------§
‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥《アンコール遺跡群周辺図》‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
北
↑
┼
| ┌―――――――――――――――――┐
| |┌┐┌――――――――┐┌―――┐|
┌―――――┘└┘└―… └┘ ||タ・ソム
|┌―――――――★―… ★ ||★
北大門→ ★ プリア・カン ニャック ||
■■■■■■||■■■■■■ B A ・ポアン \\
■ || ■ ★ ★ \\
■ |└――――――――――┐ ||
■バプオン |┌――┐┌―――――┐|★タ・ケウ ||
■象のテラス|| || ■ ★ |└―┐ ||
■など || || ■ C └―┐| 東メボン★||
■ ┌┘└┐ || ■ || |└―…
――――――┘┌┐└―┘└――――… || |┌―…
――――――┐└┘┌―――――――… || ||┌→→
■ └┐┌┘ ■ || ||↑
■ バイヨン|| ■ || タ・プローム プレ・ループ
■ || ■ || ★ ★||↑
■ || ■ |└――――――――――┘|↑
■ || ■ └―――――┐┌―――――┘↑
■■■■■■||■■■■■■ バンテアイ・クディ★||┌→→→→→┘
南大門→ ★ ||↑□□
|| ||↑ ↑
||■■■■■■ ||↑スラ・スラン(池)
||■┌――┐■ ||↑
―――――――┘|■| ◎ |■┌――――――――――┘|↑
―――――――┐|■└――┘■|┌――――――――――┘↑
←空港へ ||■■■■■■||┌→→→→→→→→→→┘
|└――――――┘|↑今回の進路
└―――┐┌―――┘↑(※途中まで。バンテアイスレイは遠いので)
||┌→→→┘
||↑
シェムリアップへ↓||↑
||↑
?
*Aはスピアン、Bはトマノン、Cはチャウサイ・デ・ボーダです。
※ 縮尺は適当です。どーみてもアンコールトムが大きすぎる・・・
※ ■は基本的に環濠を意味しています。
※ ◎はアンコール・ワットです。
--・--・--・--・--・--・--・--・--・--・--・--・--・--・--・--・--・--
《2001年5月30日−1》
■ 朝食3
6時40分、起床。カーテンを開けると空はくもり。
昨夜は明らかに部屋の中で「何か」が鳴いていたが、気にするまい。
今日はなんと、カンボジア最終日。
なんか本当に、あっという間だな。
3泊5日の旅行じゃ、やっぱものたりないなあ、と思いつつ身支度。
7時20分、とりあえずの荷造り終了。
今日は昼過ぎまで部屋を使えるので、昼食でホテルに戻った時にシャワーを
浴びるつもり。だからお風呂グッズは外に出しておく。
服を着替えるとかめんどうくさいから、あんまり汗をかきたくないなあとは
思うが、そういうわけにもいかないか。
BGMがわりにつけていたNHKBSでは、「ひとり旅のコツ」のような番
組が流れている。
何気に見ていると、取材された人も旅日記をつけていた。
みんなけっこう旅に出ると日記を書くものなのだな、と思う。
7時40分、食事のためにレストランへ。
階段でグランド・フロアーまで降りたのだが、ふと気づくと階段の踊り場に
コオロギの死体が累々と横たわっていた。
この国ではこれが標準。
気にしてはいけない。
レストランには、いつだったかホテル内で見た日本人の女の子ふたり連れが
いた。先客はそのふたりだけ。
なのに、なぜかそのふたりの隣のテーブルに案内された(3日間、いつも同
じそのテーブルに案内されてはいたのだが)。
これだけ広いんだから、席を離してくれればいいのに。
さっそくビュッフェへ。
メニューは、おとといはあって昨日はなかったフレンチ・トーストと焼きそ
ばがある。
ふうん、メインのメニューは1日おきで交代なのか。
フルーツには新たにドラゴン・フルーツと小さなバナナが加わっていた。
この日わたしが選んだのは、フレンチ・トーストのメープル・シロップかけ
と目玉焼き、ジャガイモの炒め物、ソテーしたハム、オレンジジュース。
食欲がなかったのか、あまり食べなかった。
起きた時はくもっていた空も、食事が終わる頃には太陽が出て、カンカンに
照ってきた。
今日も暑くなりそうだ。
?
--・--・--・--・--・--・--・--・--・--・--・--・--・--・--・--・--・--
■ ホテル撮影
8時5分、食事を終えて外へホテルの写真を撮りに行く。
わたしはあまり宿泊施設の写真を撮る趣味はないのだが(ソウルでもフラン
スでも撮ってないな。上海は撮ったけど)、マダムはホテルを撮るのが恒例な
のでお付き合いする。
エアコンの効いたホテル内から外に出たら、気温差の影響でデジカメの液晶
がくもった。マジ?
むかし、仕事で冬に北海道の網走へマシン持参で仕事に行った同僚が、お客
さんのところで荷をほどいたら、モニタの内部が結露していて使えなかった、
というような話をしていたことを思いだす。
壊れないだろうな、デジカメ。2万5千円の安物とはいえ、わたしには痛い
ぜ。
しかもこの時間、太陽はホテルの真後ろからのぼっているので、思いっきり
逆光になる。
なのでけっこう苦労しながらも、ホテル概観と前庭にある乳海攪拌のレリー
フ、シンハー像などを撮影。
庭には、プノン・バケンの頂上からアンコール・ワットを眺めた時に見た、
赤い火炎樹のような花も咲いていた。もちろん撮る。
ホテル内に戻った後は、ついでに階段の近くにある道教風の小さな祭壇も写
しておいた。
ここのオーナーはいくつもホテルを持っている華僑と聞く。もうかっている
んだろうな。
写真を撮っているうちに、Kさんたちの車が到着。
よって本日最初の目的地、バンテアイ・スレイにさっそく出発することにし
た。
?
--・--・--・--・--・--・--・--・--・--・--・--・--・--・--・--・--・--
■ バンテアイ・スレイ[Banteay Srei]へ
8時23分、ホテルを出る。
今日は車の横を高校生らしい女の子が数人歩いているのを見かけた。白いブ
ラウスに紺や黒の長いスカートをはいている。
近くに小学校があったはずだが、高校もあるのかな?
車は、ホテルを出てすぐにスピードをゆるめた。
Kさんが、「タイヤの空気が抜けているので、修理屋さんで空気を入れます」
と言う。
ガソリンスタンドか何かに行くのか? と思ったが、車が停まったのは単な
る道端。そしてそこには真っ赤なビーチパラソルがたち、その下にプロパンガ
スのボンベのようなものがリヤカーに横たえて乗せられている。
「これはタイヤに空気を入れてくれる屋台です」とKさん。
そんな屋台があるんかいっ!?
驚きではあるが、事実でもあるのだった。
タイヤに空気を入れた後、車はふたたび目的地へ向けてGo。
カンボジアでは車の修理も簡単である。
車の前を、茶パツの若い男性ふたり乗せた3人乗りバイタクが走っている。
もちろん全員ノーヘル。一番後ろに乗った男の子は片手でタバコをふかしてい
る。
あー、ありゃ日本人だなー、と思っていたら、Kさんが「日本の若者はすぐ
わかる。みんな髪が茶色い」と言った。
うーむ、返す言葉もございません(ちはる、この時ばりばりの茶髪)。
車はいつものアンコール・ワットへ行く道を進み、8時35分、チェックポ
イント到着。3日間パスにパンチの穴をいれてもらい、ふたたび本道へ。
昨日もおとといも見た、シアヌーク国王の肖像画が飾られたT字路を今日は
右折。
そうか、パンテアイ・スレイはこっちの方にあるのか。
8時43分。T字路からしばらく行くと、右手に遺跡が現れる。
地図を見ると位置的にはプラサット・クラヴァンという遺跡があるが、本当
にその遺跡だったかどうかは不明。この日もこの名も知らぬ遺跡は通過した。
この遺跡の少し先には小学校があり、さらにしばらく行くと、今度は車の
バッテリーを売っている屋台が道端にずらりと並ぶ。
タイヤに空気を入れるのも屋台だったが、バッテリーも屋台か。
8時45分、スラ・スランとバンテアイ・クディの前を通過。
車はスラ・スランの角を右折する。
8時47分、プレ・ループの前通過。
昨日見た時も思ったけど、やっぱりレンガの崩落が激しい遺跡だな。
8時49分、車は道を右折した。Kさんが「ここはプラターという村です」
という。
確かに、道の左右には高床式の家が連なっていた。なるほど、村なのか。
家の造りはさまざま。屋根が瓦だったりトタンだったりヤシの葉でふいてた
り。壁も、板壁もあればヤシの葉でつくっている家もある。
規模も、質素な家から豪邸までさまざまだ。
「来月、日本の秋篠宮さまがこのあたりに来ます」とKさん。へえ、何しに?
と思ったら、「闘鶏が見たいそうですよ」とKさんが教えてくれた。
闘鶏ねえ。まあ、何でもいいけど。
このあたりの村は、以前は飲料水に雨水を使っていたが、現在は井戸水を使
うそう。ただ、水を沸騰させると味がなくなってしまうので、中国人のように
湯冷ましは飲まないそうな。
ふうん、中国の水は硬水だから、一度沸騰させてからでないと腹を壊すと聞
いたことがあるが、カンボジアの水は違うんだな。
村を抜けて突き当たりで左折、北上するまっすぐな道に出ると、左右は視界
を遮るもののない、開けた土地になった。空が青く広く、そして遠くに深緑の
ジャングル。
うーん、なんかサバンナみたいだ。
いま向かっているバンテアイ・スレイは、ちょっと前までは地元のガイドも
行きたがらないほど治安が悪いところだったと聞く。
現在は安全とどのガイドブックにも書いてあるが、「この道がバンテアイ・
スレイにつながっているんだな」と思うとヒヤリとする。
もっとも、ここまで来て引き返すつもりはまったくないので、心の中でひそ
かに何もないことを祈る。
道の左右はやがて田んぼに変わった。こどもが4〜5人、田んぼに入って遊
んでいる。
でも、手には投網を持っているから、何かつかまえるつもりなのだろう。遊
びと実益を兼ねているのか、純粋に働いているのか。
右手に小高い丘(山)がある。そこだけ土を盛ったかのような、三角形の形
をした丘。
プノン・バケンから見た山のひとつかなあ、と記憶をたぐる。
9時1分。車はジャングルの中に切り開かれた舗装路へと入っていく。
左右にはジャングルの木々と家。このあたりも村らしい。
木々の間をたくさんのひよこを連れた鋭い顔つきのにわとりが歩いている。
その他、やせこけた牛ものんびりと歩いている。
のどか\\という雰囲気。
道路のわきには飲み物などの商品を売る屋台もけっこう出ていた。
そうか、屋台も出ているのか。じゃあ、安全なんだな、とふと思う。
9時8分、ぼ〜っと外を眺めていたら、車が急に左右にぶれた。
何だっ!? と思ったら、目の前を牛がゆったりと横切っていった。
牛をさけて急ハンドルを切ったのか・・・のどかすぎる。
この頃、すでに日差しはきつい。車の窓から入ってくる光で腕が灼けそうだ。
鉄板をしいただけの簡素な橋を渡り、9時12分、車は目的地に到着。
ホテルからおよそ50分の道程だった。
さあ、バンテアイ・スレイだ。
おわり
?
--・--・--・--・--・--・--・--・--・--・--・--・--・--・--・--・--・--
■ 編集後記
はい、バンテアイ・スレイまでの道中でした。
この時、ひまだったんですかね、わたし。時間がけっこう細かくメモしてあ
りました。
まあ、メモしておいたおかげで、いろいろおぼえていられるのですけど。
村は、いままでシェムリアップの町で商店はたくさん見ていたのですが、ご
くふつうの住宅街(?)ははじめてだったので新鮮でした。
ようするに、田舎〜ってだけですけどね(笑)。
それではまた次号でお会いしましょう。
--------------------------------------------------------------------
・『アンコール5日間★徒然日記』は、インターネットの本屋さん『まぐま
ぐ』を利用して発行していました。
--------------------------------------------------------------------
※内容の無断転載は禁止しています。内容の転載を希望される方は、発行責任
者までご一報願います。
--------------------------------------------------------------------
●:=: Angkor 5 days :=:=:=:=:=:=:=:=:=:=:=:=:=:=:=:=:=:=:=:=:=:=:=:=○
メールマガジン:『アンコール5日間★徒然日記』
発行責任者:ちはる
E-mail:chihalu@geocities.co.jp
・・・・・・・・・・・・・・
Home Page:徒然日記WORLD
http://www.geocities.co.jp/SilkRoad-Ocean/1103
・『上海6日間★徒然日記』
・『ソウル7日間★徒然日記』
・『フランス10日間★徒然日記』
・『アンコール5日間★徒然日記』
・《特別寄稿》金さんの「中国出稼ぎ日記」
・・・・・・・・・・・・・・
Copyright(C) 1999-2002 Office EST3
○:=:=:=:=:=:=:=:=:=:=:=:=:=:=:=:=:=:=:=:=:=:=:=: Turezure Diary =:=●