●:=: Angkor 5 days :=:=:=:=:=:=:=:=:=:=:=:=:=:=:=:=:=:=:=:=:=:=:=:=○
ア ン コ ー ル 5 日 間 ★ 徒 然 日 記
第27号 4日目の3――民家訪問とオールド・マーケット の巻
発行責任者 ちはる
2001.12.21 発行
○:=:=:=:=:=:=:=:=:=:=:=:=:=:=:=:=:=:=:=:=:=:=:=: Turezure Diary =:=●
§--< Attention! >-------------------------------------------------§
▼この日記は、ちはるが実際にアンコール・ワットのある町、シェムリアッ
プでつけていた日記をもとに、加筆、修正、再構成したものです。
▼もしかしたら文中に、不適当な発言、あるいは間違った記述があるかもし
れません。その場合はどうぞ容赦なくご指摘ください。ただし、旅の折々
で胸の内に生じた感情については、あえてそのまま書いている場合もあり
ます。どうぞご了承ください。
§------------------------------------------------------------------§
--・--・--・--・--・--・--・--・--・--・--・--・--・--・--・--・--・--
《2001年5月30日−3》
■ 民家訪問
思っていたよりはずっと小ぶりだったバンテアイ・スレイの観光を終え、
10時10分、わたしたちは次の遺跡へ。
ちょっとの時間しかいないように感じたが、結局1時間近くいた。もっとい
てもよかったなー。
他の遺跡と違って、エッジの立った彫刻群だった。水たまりまで濃オレンジ
に染まるほど、赤い遺跡でもあった。
さて、次はどこに行くのかとおもったら、なんと民家を訪問するという。
ええっ、そんなの聞いてないよっ!
確かにツアー・スケジュールには書いてなかったが、Kさんの所属する現地
ツアー会社のバンテアイ・スレイ観光には、民家訪問が標準でついているので
あった。
まいがっ!
わたし、そういうの苦手なんだって。
知り合いの家を訪問するならともかく、なんで見ず知らずの人の家におじゃ
ませにゃならんのじゃ〜〜
だからどんなに誘われたって、ホームステイとかは行かなかっのに。
第一ぜんぜんそーいうのに興味ないよ、わたし。
ちはる、いきなりすっごくユーウツ。
マダムもそういうの苦手なんで、ゲゲって顔をしていた。
しかし、この時はもうすでにその訪問する民家の近くまで来ていて断れな
かった。
しかも民家訪問なのに、その家の土産売りの子どもにつけまわされた。
いったい何が目的でこういうコースが組まれているんだ? 勘弁してくれ\\
結局行ったのは、目の前がすぐスラ・スランというお家。屋台の飲食店も兼
ねていて、たき火のような造りの地面のかまどの上には、大きな鍋がかけられ
ていた。ラーメンのスープだという。ふうん。
その他、道路に面して野菜を並べていた。売り物らしい。小さな丸いスイカ
とズッキーニみたいなきゅうり、さつまいもを売っていた。
他人様の家の中をじろじろ見る気にはならなかったので、裏の畑を見せても
らう。 家の裏手には、グァバ、パパイヤ、バナナ、台湾ではお釈迦さまの頭
に似ているから「釈迦頭」と呼ばれている果物、それにトウガラシなんかも
なっていた。
木になっているのを初めて見て一番驚いたのはジャック・フルーツ。長さ
30cmくらいある大きな実が、木の幹からほぼ直接生えている。しかも人の手
の届く高さ。
誰かが言っていたが、本当にやる気のない果物だ。
家はどれも高床式なのだけど、床下では鶏や豚が飼われていた。
のん気に寝てるけど、これもきっと食料なのだろう。
他に動物は犬がいた。
カンボジア式の神棚、というのも見た。
――といっても何てことはない、垂直な柱に板を水平に取り付けただけのシ
ンプルなものだ。何の神様への捧げものかはわからないが、マンゴーがひとつ
置かれていた。
Kさんはなぜかここでラーメンを食べている。
わたしたちはヒマなのでスラ・スランを眺める。
スラ・スラン沿いの舗装された道はまっすぐで、ほんのり赤い土ぼこりをか
ぶっている。
道の左右には勢いよく緑の葉をつけた木々が立ち並び、自転車にふたり乗り
した人々が行き交う。
ああ、アジアだなあ、とその風景を見て思う。
30分くらいここにはいただろうか?
11時5分、何も買わず食事もせず、今度はホテル目指して出発。
いつもの道を通って、11時26分にはホテルに着いた。
?
--・--・--・--・--・--・--・--・--・--・--・--・--・--・--・--・--・--
■ 最後の昼食
ホテル到着後、部屋で顔だけ洗って食事へ。
本日のランチは洋食。
とり肉のスープにトマトとピーマンのサラダ、メインディッシュはマッシュ
ルーム・ソースのステーキ、フライド・ポテトとにんじんなどの野菜のソテー
添え。それにフルーツとコーヒー。
料理はかなり塩辛い。
一番最初にきたとり肉のスープもしょっぱいな、と思ったが、フライド・ポ
テトもしょっぱいし、ステーキのソースもかなり味が濃かった。
でも、どれもとてもおいしい。
もう今日もすでにかなり汗かいているので、きっと塩辛さよりもおいしさを
感じるのだろう、とマダムと意見が一致する。
こんな塩辛いの、日本で食べてたらあっという間に腎臓を悪くしそうだ。
帰ったらまた薄味に自分を戻さなきゃ。
食事を終えた後は、部屋に戻ってシャワー。
今日は夕方バンコクに飛んだ後、ホテルに泊まらず機内泊だから、何として
でもここでシャワーを浴びておかねば。
でも、またすごい汗をかいちゃうんだろうな。
荷造りなどを終えた後、少し休む。
何気にベランダにある鉢植えのブーゲンビリアなんぞを写真に撮ってみる。
ファインダーからのぞいた時には気付かなかったが、窓にへばりついて鉢植
えを見てみたら、なんとコオロギがブーゲンビリアの枝や幹にびっしりとっ!
うおおっ、何かの花につくアブラムシのようだっ!
――っていうか、ここ3階のベランダだよ? どーやってあんたらここまで
来たのっ!
そっか。もしかしてコオロギって跳ねるだけじゃなくて、ゴキブリと同じで
飛ぶ? もしかして3階まで飛んできたのか?
うーん、根性のあるコオロギだ。
じゃあ、3階にあるこの部屋の中でコオロギが鳴いていてもしかたないな、
と納得する。
2時過ぎ、ロビーに降りる。
Kさんが来てくれていたので、チェック・アウト。
2時22分には、3泊したこのホテルを離れ、車でオールド・マーケットへ
向かった。
?
--・--・--・--・--・--・--・--・--・--・--・--・--・--・--・--・--・--
■ オールド・マーケット
オールド・マーケットはシェムリアップ市街のシェムリアップ川沿いにある。
どんなところだろう? と思っていたのだが、オールド・マーケットは地元
民の生活感あふれる市場ではなく観光市場なので、売っている物はほとんどお
土産品ばかりだった。
車で5〜6分走ったくらいでオールド・マーケット着。
Kさんといったんわかれ、30分後に同じ場所で待ち合わせる。
30分か。お金をたくさん落としてきてください、ってわけではないんだな。
町中をとりあえずぶらぶらと歩く。青く広い空や、乾いた強烈な日射しを受
ける町の風景は、なぜかアジアの片隅というよりも、西部劇の町並みを再現し
たセットみたいに見える。
売ってる物は、どの店もだいたい一緒。クロマーなどの布類、銀製品、木製
の果物型小物入れ。竹だか何かで編んだカゴやバッグ。洋服や下着、陶器や仏
像のレプリカなど。
ソーセージみたいなものや魚の干物もよく軒先から吊るされていた。あれも
土産品になるのか?
お菓子も売っている。
カンボジアのお菓子か・・・どんなのがあるんだろう? と思ってみたら、
ほとんど台湾やタイあたりからの輸入品ばかりだった。地元で作られたお菓子
はないに等しい。
この時ふと、韓国映画の「JSA」の一場面をふと思い出した。
確か、北朝鮮の若い兵士が韓国製のお菓子を見て、「おれたちもいつかこん
なうまいお菓子を作れるようになってやる」みたいな台詞を言う場面がなかっ
たかな?
(※Attention! すみません、記憶で書いてます。きっと正しくないです)
その場面を見た時、そういやあ日本も戦後貧しい時代は、甘いお菓子なんて
食べられなかったもんなあ、と思った記憶がある。
貧しくなくったって(これは『上海6日間★徒然日記』を書いている時に気
付かされたが)、材料を確保するためのきちんとした流通経路が確立されてい
なければ作れないお菓子だってあるし。
オールド・マーケットにカンボジア製のカンボジアのお菓子が並ぶように
なったら、この国が本当に復興したことになるのかもしれないな、なんてふと
思う(袋詰めして売るようなお菓子があればの話ですが)。
さて、マダムはまたしても大量に布を買い(笑)、値切って値切って満足し
たようだ(笑)。
わたしもクロマーを2〜3枚買い足した。
車に帰る前にトイレに行く。布を大量に買ったお店のお姉さんに聞いたら、
トイレまで案内してってくれた。
アメ横のセンター街みたいに小さな店がびッりしりならぶ中を歩いて行くと、
青果市場みたいな所に出た。
こちらは観光市場ではないのかな?
市場のひろ〜いコンクリート敷きの空間に足踏みミシンを出して何かを縫っ
ている女性たちなどもいた。市場兼作業場らしい。
トイレはそんな中にあった。
だいぶ古い設備だけど、汚くはない。みんなできれいに使おうと心がけてい
る感じ。
しかし驚いたのは、そのトイレの高い天井にできた空間に、足場を作って小
さなほったて小屋が建てられていたことだ。
これってまさか家?
うーん、うーん、と深く悩んだが、地元の人は普通にトイレを使っている。
気にしてもしょうがないし、この後はトイレに不便なアンコール・ワットに
行く予定があったので、わたしもトイレを使っておく。
水洗だが、水は手動式。トイレの建物内にある水槽にたまった水を手桶に汲
んで流す。
まあ、人間なんでも経験しておくものだ。
この後はKさんに合流。
車に乗ってふたたびアンコール遺跡群に向かった。
おわり
?
--・--・--・--・--・--・--・--・--・--・--・--・--・--・--・--・--・--
■ 編集後記
はい、タイトルどおり民家訪問とオールド・マーケットのリポートでした。
我ながらひねりのないタイトルでしたね。
民家訪問は苦行でした。いきなり連れて行かれたので断ることもできなかっ
たし。
ああいうのが大好きで、その家の子どもと写真とか撮っちゃう人もいるんで
しょうけど、わたしは嫌いだし苦手なんです。
うううっ、最初から知ってればキャンセルしたのにっ。
まあ、これはグチですが。
オールド・マーケットは、そういえばひっそりとしていて、あまり活気はな
かったですねえ。観光客でにぎわっているって感じじゃなかったです。団体観
光客がいなかったからかな?
ゆっくり見られればおもしろかったのかもしれませんが、店員さんのセール
ス攻撃を受けてそれもままなりませんでした(笑)。
それではまた次号でお会いしましょう。
--------------------------------------------------------------------
・『アンコール5日間★徒然日記』は、インターネットの本屋さん『まぐま
ぐ』を利用して発行していました。
--------------------------------------------------------------------
※内容の無断転載は禁止しています。内容の転載を希望される方は、発行責任
者までご一報願います。
--------------------------------------------------------------------
●:=: Angkor 5 days :=:=:=:=:=:=:=:=:=:=:=:=:=:=:=:=:=:=:=:=:=:=:=:=○
メールマガジン:『アンコール5日間★徒然日記』
発行責任者:ちはる
E-mail:chihalu@geocities.co.jp
・・・・・・・・・・・・・・
Home Page:徒然日記WORLD
http://www.geocities.co.jp/SilkRoad-Ocean/1103
・『上海6日間★徒然日記』
・『ソウル7日間★徒然日記』
・『フランス10日間★徒然日記』
・『アンコール5日間★徒然日記』
・《特別寄稿》金さんの「中国出稼ぎ日記」
・・・・・・・・・・・・・・
Copyright(C) 1999-2002 Office EST3
○:=:=:=:=:=:=:=:=:=:=:=:=:=:=:=:=:=:=:=:=:=:=:=: Turezure Diary =:=●