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第15号 | |
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2日目の9――白花酒幕で夜は更けて/日韓話題あれこれの巻 | |
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■ お友達登場 | |
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やはり立ち上がったわたしににっこりと、目尻にぎゅっとたくさんの笑い皺が寄る、人なつっこい笑顔を向けてくれたこの男性が、ユンさんのお友達なのであった。 わー、なんか、初対面だけど、もしお互いに言葉が通じるならば、いまわたしがボケたらすぐにツッコミを入れてくれそうな感じ。 「名前はイ・ヨハンといいます」と、ユンさんが紹介してくれた。 ひー、通じただろうか? と思ってたら、ユンさんに「韓国語、できるじゃないですか」と言われた。 というわけで、以後の会話はほとんど全部、ユンさんの通訳を介することになる。 3人で席についてから、はて、韓国は同姓の人が多いから、日本と違って名字(姓)だけで名前を呼ばない、というようなことを聞いたことがあるような気がするけど(失礼にあたる、と書いてある本もあったような)、このユンさんのお友達のことは何て呼べばいいんだろう、と思ってユンさんに訊いたら、「『イさん』でいいでしょう」と言われた。 イさんのグラスも持ってきてもらって、3人であらためて飲みはじめる。 漢字で書いてもらえばわかるだろう、と思ってメモ帳を出し、「書いて」とお願いしたら、えっ、と驚いた顔をしていたが、ちゃんと書いてくれた。 ちなみに漢字では、「尭漢」さんと書くそうな。 韓国はクリスチャンが多いので、聖書から名前をつけることもよくあるそうな。女の人なら『ハンナ』という名前などがよくみられるそうである。 イさんに書いてもらったのだから、と思って、わたしの方も漢字で名前を書いて、「どうだ」と見せたら、ユンさんが「名字が長いと言ってます」と通訳してくれた。 そ、そんな、長いって言われてもなあ(^ ^;;)。 そういやあ別の日にも、ユンさんと名前の話をした。 やはりめずらしいけど、韓国にも2字姓の人だっているし、名前の方が1文字の人だっている(よくみたら、1000ウォンや5000ウォン紙幣の人がそうだった)。 また、イさんに「めずらしい形のメガネをかけている」と言われる。 わたしは乱視がひどいので、特注のレンズを使っているのだが、そのレンズというのが牛乳ビンの底くらいの厚さがあるのだ。 韓国では、楕円形のレンズ面積が小さなフレームのメガネをかけている人がとても多いので、わたしはこのメガネをかけているだけで、ソウルでは外国人ってばれやすいんだよなあ(別に隠してないけど)。 「そういえば、韓国ってメガネが安いんですよね」と言うと、ユンさんが「うん、そうだよ」とうなずきながら、レンズとフレーム込みで3,000円から5,000円くらいで作れる、と教えてくれた(確かそんなくらい)。 「わたしなんて、レンズだけで3万円もしますよ」と言ったら驚いて、イさんにも通訳してた。やはりイさんも「えー!?」とかなり驚いていた。 3人ともメガネをかけているので、しばらくそんな話題で盛り上がる。 いろいろな話をしているうちに、ふとユンさんに、「日本では無職の人間を何て言うんですか?」と訊ねられた。 「プー?」 ユンさんは「ああ、そうなんだ」とうなずくと、イさんにそのことを説明しはじめた。 そうだよね、無職じゃないよね。休養しているだけで。 その他、イさんには「日本ではどんな占いが流行っているのか?」と訊かれた。 それにしても、「占い」なんて言葉が男の人の口から出るのもめずらしい。日本じゃ占いに興味のある男の人ってめずらしいよね(職業にしているひとは別にして)。 そういえば韓国では、今でも結婚前に、新郎側から新婦側へ「サジュ・ダンジャ[四柱単子]」なる、新郎の生年月日を記した書状を送る習慣があるって聞いたことがあるけど、そういう関係で、男の人も占いに興味があるのだろうか、などともちょっと思う。 そんなことを考えていたので、思わず「サジュとか?」と口走ってしまったら、「そう、よく知ってるね」とユンさんに驚かれた。 明日はソウルのどこに行くんだ、なんて話になり、「天気がよければチョンミョ[宗廟:Chongmyo]かなあ」とわたしが答えると、「それならピウォンも行くといいよ」とふたりに言われる。 また、チョンミョはチャンギョングン[昌慶宮:Changgyonggung]と橋でつながっているから、ついでに一緒に行くといいとのこと。ふむ、このあたりは見所が多そうである。 ふと、わたしのガイドブックをおもしろそうに見ていたイさんが、何かの写真を指さした。ミョンドン・ソンダン[明洞聖堂:Myongdong‐songdang]だ。そしてわたしに韓国語で、一生懸命何かを説明してくれる。 へー、じゃそんなことろで結婚式を挙げられたイさんて、熱心なカトリックなんだー、と思ったが、この陽気でひょうきんな笑顔からは、「敬虔な」という言葉がどうしても想像つかない(ごめん m(_
_)m)。 その後も(?)話は弾み、そして気がつくと、ユンさんにばかりビールを注がせている。 え、なに? と思ったら、韓国では飲みかけのグラスにお酒をつぎ足しすることは嫌われているのだそうな。 「でも、まあ、今日は日本式でいきましょうか」とユンさんがわたしに気を使って飲みかけのグラスにビールを注ぐ。その様子を、イさんがめずらしそうに眺めている。 やがてイさんがユンさんに向かって何か言ってる。 ユンさんが会計のために席を立っている間に、イさんに地図を見せて、「オディ?」(どこ?)と訊ねたら、「このへん」とソウル市全体を描いた地図から30cmくらい離れた虚空を指さされた。 なにはともあれこうして唐突に、夜のソウル・ドライブが決定したのであった。 おわり
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■ 今回の韓国語 ■ | |
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1.チョヌン 〜〜 イムニダ [わたしは 〜〜です] ※(イ)は、その前にくる名詞がパッチムで終わる時に必要。 | |
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「初めまして」は、 3.チョウム ペッケッスムニダ。 と言うそうです。 長くて覚えるのが面倒くさいな(←こういう姿勢がいけない)。 ちなみに中国語で「初めまして」は、「初次見面」(チューツージェンミェン)といいますが、これはかなりかたい言い方らしいです。初対面でも「ニーハオ」でいいんだよー、と聞いたことがあります(ビジネス上は知らん)。 中国と違って韓国では、日本人は自分の名前の漢字を現地語読みしなくていいから簡単なので(日本は相互主義なので、相手国の呼び方にあわせているはず)、「わたしは 〜〜 といいます」くらい、覚えておいてもいいかな? と思ったのでした。 さあ、それでは練習。 チョウム ペッケッスムニダ。 (名前は自分のに入れ替えること)
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■ 今回のおこづかい帳 ■ | |
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●今回の小計:W0 (※レートは1999年7月当時、¥100=W930で計算しています)
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■ 編集後記 ■ | |
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ま、日本人と韓国人の間で、いったいどんなことを話すんだ? と思われた方もいらっしゃるかもしれませんので、参考までに(^ ^)。 それではまた、次号でお会いしましょう。
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2日目の1――貧乏人は今回の旅行でも歩いてます/ | ||||||
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2日目の2――見どころ満載/国立中央博物館・前編の巻 | ||||||
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2日目の3――キムパで休憩/国立中央博物館・後編の巻 | ||||||
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2日目の4――いろいろ気付かぬにぶい自分を反省/クァンファムン前にて、の巻 | ||||||
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2日目の5――そこにはいまでも花が手向けられていた/キョンボックンの巻 | ||||||
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2日目の6――チャジャンミョンとはなんぞや?/ソウル、そぞろ歩きの巻 | ||||||
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2日目の7――本屋はパラダイス! Part2/本屋さんめぐりの巻 | ||||||
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2日目の8――韓国料理が目白押し/白花酒幕の巻 | ||||||
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2日目の9――白花酒幕で夜は更けて/日韓話題あれこれの巻 | ||||||
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2日目の10――オープン・カフェでパッビンスの巻 | ||||||
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