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第24号 | |
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4日目の1――音声ガイドとボケ&ツッコミ/国立民族博物館の巻 | |
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■ クンニプ・ミンソク・パンムルグァン[国立民族博物館] | |
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アルミサッシのすりガラス窓を開けると、外は雨だった。 じゃあ、どこに行こっかなあ。雨だからあんまり外は歩きたくないし・・・ というわけで、クンニプ・ミンソク・パンムルグァン行き決定。身仕度を整えて外に出る。 雨はかなり強く降っている。模範タクシーでもいれば乗っちゃおうかな、と思ったのだが、道の路肩に停まって客待ちしているのは普通のタクシーばかり。 どのガイドブックを見ても、観光客は模範タクシーに乗れ、と書いてあるし、外国のタクシーで痛い目にあったことのあるわたしは、とてもではないが普通のタクシーに挑戦する気にはなれない。よって、タクシー案は却下。いつもながらに自分の足で歩いて行く。 わたしの泊まっているYMCAホテルから、博物館があるキョンボックン[景福宮:Kyongbokkung]へ行くにはコツがいる。 無駄足を踏まぬよう、チョンノ[鍾路:Chongno]からウジョングンノ[郵政局路:Ujonggunno]を北上し、アングッの交差点の歩道橋を使って、無事キョンボックン側へ渡る。 あとはほぼ地図どおり。トンシプジャガ[東十字閣:Tongshipja‐gak]で右に曲がり、サムチョンドンノ[三清洞ギル:Samchongdong‐no]に入る。 道なりに歩くうち、コンチュンムン[建春門:Konch’unmun]が見えてきたが、もっと博物館近くに入口があったはず。そう思って歩き続けると、やはり団体ツアーのバスなどが出入りする駐車場の入口があった。ちょうど入口手前の広場に停まったバスから、団体の観光客が降りてきたところだ。 その人たちに混じってゲートを通り、人波に押されるようにしてクンニプ・ミンソク・パンムルグァン前に到着。
![]() クンニプ・ミンソク・パンムルグァン[国立民族博物館]入り口
傘やガイドブックなどの重い荷物がじゃまなので、入口左側にあるコインロッカーに預ける。 さて、館内に入ったけど・・・どこで入館料を払うんだろう? チケットを買うところが見当らない。 しかしどこを探しても、館内にチケットを売っているところは見つからなかった。それに、チケットをもぎっている係の人の姿も見かけない。 気を取り直し(立ち直りがはやい)、中学生と団体客でにぎやかなホールを見回して、音声ガイドの貸し出しカウンターを探す。 身軽になって音声ガイドも手に入れて、さあ見学開始。 このクンニプ・ミンソク・パンムルグァンは、もうひとつのクンニプ・チュンアン・パンムルグァンとどこが違うかというと、後者が歴史の流れをメイン(主)にして事物を展示していたのに対し、前者は「ミンソク(民族)」とついているだけあって、歴史も加味しているけれど、衣・食・住などの文化をメインにして、いろいろな物をテーマごとに並べているらしい。 クンニプ・チュンアン・パンムルグァンのように、見学の前半で体力を使いきってしまうことを避けるため、なるべく自分が見たいものを中心に見て、後はさっと流していこうと思ったのだが、どれもけっこうおもしろいのでじっくり見てしまう。 ちなみにこの博物館、写真撮影禁止は禁止で、ちゃんとその旨のお知らせも出ていたのだが、そんなことにはおかまいなく、中学生たちはばしばし記念写真を撮っていた。引率の先生はもちろん、博物館の人も注意しない。日本なら警備員がすっとんでくるのに。不思議だ。 そんなにぎやかな中学生たちの波にもまれつつ、音声ガイドを聞きながら見学。 何がいちばんおもしろかったかな? やっぱ、服飾関係と食物だろうか? 第1展示室には、「三国の服飾」と題して、シルラ[新羅:Silra]、コグリョ[高句麗:Koguryo]、ペクチェ[百済:Pekche]三国それぞれの国の王と王妃が着た衣裳が復元されていた。 衣裳のあたりは展示スペースも大きく、華やかな雰囲気で、中学生たちも足を止めてあれこれと話をしていた。 第2展示室には、昔の家屋やキムチ作りなどの様子を、実物大の建物や人形を使って再現しいたが、なにより目を引いたのが韓国の伝統菓子のコーナー。餅菓子やら、日本でいうところの干菓子(ひがし)のようなお菓子のレプリカが展示されている。ううん、どれもおいしそう(^ ^)。 中国のお菓子は、月餅やごま団子、杏仁豆腐(中国で食べたことないけど)といろいろ紹介されているし、中華街に行かずとも、そこらのコンビニで簡単に手に入るのに、韓国のお菓子ってほとんど日本に紹介されていないように思う。わたし自身、韓国への旅行を決めるまで全然知らなかったし。 というわけで調べてみたら、ユミルグァ[油蜜果]という揚げ菓子やら、タシク[茶食]なる落雁(らくがん)のようなお菓子があることがわかった。 ぜったいお菓子は買って帰ろう、と決意する。 小さなお膳の上に、結婚式か何かのお祝い用の料理が飾られているコーナーもあった。 お菓子や料理をあれこれ見ていたらおなかが空いてきた、と思ったら、音声ガイドが「そろそろおなかが空いてきたでしょう」などと語りかけてきた。 このほか目に留まった物というと、科挙の答案。 文物コーナーには筆や硯が展示されていて、「文房四友」と書かれたパネルがあった(あるいは音声ガイドが言っていた)。 微妙に違うものといえばもうひとつ、酒幕[チュマク:chumak]。 なるほど、やはり「白花酒幕」の「酒幕」はそういう意味だったのか。 「restaurant and inn」なんて、まさに中国の「酒店」や「酒家」みたいだよなあ(どちらもレストランだったりホテルだったりします)。 これら以外にも、楽器やら祭礼用の仮面やらいろいろあって楽しめた。 展示室を出てお土産屋さんをのぞくと、この博物館の展示品を解説した本が売っていた。W10,000(約1,075円)。買う。 広さはそれほどでもなかったが、おもしろさはクンニプ・チュンアン・パンムルグァンに負けないと思う。 おわり
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■ 今回のおこづかい帳 ■ | |
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●今回の小計:W12,000 (※レートは1999年7月当時、¥100=W930で計算しています) ※「今回の韓国MEMO(韓国語)」はお休みです。
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■ 編集後記 ■ | |
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本文には書きませんでしたが、わたしが行った時にはちょうど「結婚展」みたいな特別展をやっていまして、花嫁さんのチョゴリの結び目のところに飾る「三作ノリゲ」やら蝶の形の飾りなどが展示されていました。どれも色鮮やかできれいでしたね。 また、ここで買って来た本が、千葉県の佐倉市にある国立歴史民族博物館で売られているのを見てびっくりしました。1,300円か1,500円くらいだったかな? 同じ国立(歴史)民族博物館同士、つながりがあるのかも、などと思いましたが。 それではまた、次号でお会いしましょう。
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4日目の1――音声ガイドとボケ&ツッコミ/国立民族博物館の巻 | ||||||
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4日目の2――あれは何? あぶられた丸い和紙の巻 | ||||||
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4日目の3――ソウルで仏像三昧/ガンダーラ展の巻 | ||||||
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4日目の4――やったね、タダだ!/国楽博物館の巻 | ||||||
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4日目の5――パーカッションのリズムに感動/伝統芸能鑑賞の巻 | ||||||
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4日目の6――MISSION−「N」の巻 | ||||||
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