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第25号 | |
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4日目の2――あれは何? あぶられた丸い和紙の巻 | |
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■ イェスレ・ジョンダンへの道 | |
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電話をすると、ありがたいことに場所やら道順やらいろいろと詳しく調べていてくれた。感謝。 さて、地下鉄3号線というと、ここからならキョンボックン[景福宮:Kyongbokkung]駅が近いので、歩いて駅まで移動する。 キョンボックン駅は、かなり深くまで地下へ降りたような気がするが、途中階でだーっと長い通路がのびていたと思う。通路に美術館みたく絵を飾っている駅があるとガイドブックに書いてあったような覚えがあるが、もしかしたらこの駅のことだったのかな? 時間に余裕がないわけでもないのに、意味もなく先を急いでしまったので確認してこなかった。もったいない。 券売機の前に行くと、博物館の見学を終えた中学生たちがわらわらと群がっていた。切符を買うのに一騒動らしい。 まったく問題なく乗車。 「ひゃー、ごっつい名前だなー。もともとの韓国名は何なんだろう? もっといい日本語訳はなかったのかよ」と思っていたのだが、ここは韓国名でもそのまんま「芸術の殿堂」なのだった(^
^;;)。 そうか。日本人的には「殿堂」なんて言われちゃうと、なんかものすごく仰々しいイメージがあるが、こちらではそんなことはないのか。 ちなみに韓国語では、イェスリ(イェスル・ウィのリエゾン)・ジョンダンもしくはイェスレ(イェスル・エのリエゾン)・ジョンダンと読む。 南部バスターミナル駅到着。下車。5番出口へ向かう。 ポンウンサ[奉恩寺:Pong‐unsa]の時のように道を間違えないように、メモに通りや建物の名前などをハングルで書き留める。 よっしゃ、これだけ書いておけば迷わないだろう、と地上へ出る階段に向かう。そして、すでに雨のやんでいた地上に出て、すぐにふっと左手側を見たら、ちょうど工事中だったのか、交差点の角の区画に建物がまったくなく、地面が平らにならされていて、ずっと遠くまで見渡せる状態になっていた。そして無意識にその先へと視線を向けたわたしの目に、緑生い茂る丘陵地帯と、その懐に抱かれるようにして点在する大きな建物群がうつる。 ラッキー、行く先が見えてるなら、絶対迷わないな、こりゃ。 場所がわかって一安心。すぐ近くの交差点を曲がって、目的地を目指す。
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■ 南部バスターミナル | |
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わたしは普段、年に数えるほどしかバスに乗らないし、バスで長距離を移動することも滅多に、というよりほとんどないから、バスターミナルと聞いてもいまひとつぴんとこなかったのだけど、この南部バスターミナルは韓国南部に行く長距離バスが発着するところなのだった。 用もないし、興味もなかったのだが、偶然入り口から見えた中の雰囲気がおもしろそうだったので入ってみる。 入ってすぐ左側には、キンパ[Kimpap](のり巻き)などの軽食を食べさせてくれる、小さなカウンターと2つくらいしかテーブルがないお店があった。お腹が空いていたので、思わず目を引かれる。 建物内部は、右と左の両端に食べ物やお土産を売る店の他、もちろんバスの切符を売るカウンターがあり、中央にはターミナルらしくバスを待つ人が座る椅子が並べられていたり、キヨスクのようなお店もある。 奥へ進んでいくにつれ、何やらいい匂いがする。思わず恍惚として匂いをかいでしまう。 施設は全体的にちょっと古めだったが、逆に、いかにも「ああ、これから遠くへ行くんだな」という思わずわくわくしてしまうような、子供の頃に感じた懐かしい旅情が醸(かも)し出されていた。 これから長距離を移動する人たちのために、先のキムパ屋の他にも、いろいろな食べ物屋さんがあった。
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■ 和紙? | |
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![]() これが芸術の殿堂の建物群。 左から2つ目はFAMEの垂れ幕。 木にかくれているのがガンダーラ展の垂れ幕 じゃあ、この建物に行けばいいんだな、と目安がついたけれど・・・おーい、横断歩道がどこにもないぞー。 でも、たぶんこの地下道もエレベーターが設置されていなかったと思う。車椅子とかで来る人はどうするんだろう? 車で来た時はいいけど、徒歩で来たら不便じゃなかろうか? そんなことを考えつつ階段を降りると、頭に手ぬぐいをかぶった、日本の行商のおばちゃんみたいなスタイルをした小さなおばあちゃんが、地下道の壁際にちょこんと座り、生成(きなり)色の表面がけばだった丸い和紙のようなものを売っていた。おばあちゃんの前には七輪(土でできた炭を使うこんろ)が置かれている。 そういやあの和紙みたいなの、チョンノ[鍾路:Chongno]の屋台でもよく見るけどいったい何なんだろう、と思いつつ見ていたら、若い女性がおばあちゃんの前に立ち、1つちょうだいと言っている(らしい)。 そこで思い出したのが、さっき南部バスターミナルで匂いをかいだスルメ。 (※Attention! 実際には、これはカワハギという魚を干した物だったようです) 人が食べている物というのは、実においしそうに見える物で、かなり強く心惹かれたが、何となく気後れして買えなかった。 地上に出て無事芸術の殿堂に到着。 おわり
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■ 今回のおこづかい帳 ■ | |
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●今回の小計:地下鉄:W500 (※レートは1999年7月当時、¥100=W930で計算しています) ※「今回の韓国MEMO(韓国語)」はお休みです。
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■ 編集後記 ■ | |
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それではまた、次号でお会いしましょう。
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4日目の1――音声ガイドとボケ&ツッコミ/国立民族博物館の巻 | ||||||
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4日目の2――あれは何? あぶられた丸い和紙の巻 | ||||||
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4日目の3――ソウルで仏像三昧/ガンダーラ展の巻 | ||||||
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4日目の4――やったね、タダだ!/国楽博物館の巻 | ||||||
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4日目の5――パーカッションのリズムに感動/伝統芸能鑑賞の巻 | ||||||
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4日目の6――MISSION−「N」の巻 | ||||||
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