『ソウル7日間徒然日記』 1999年7月10日(土)記


 
第29号


4日目の6――MISSION−「N」の巻

1999年12月1日(水)発行

 

■ 道すがら、いろいろ

 
 クンニプ・クガクウォン[国立国楽院]を出ると、まだ外は明るかった。いつもならコンサートを聞き終えて外に出ると、外はもうとっくに暗くなっているのが普通 だったから、あれれ? という感じ。
 あわてて時計を見ると、時刻は6時15分くらいだった。
 ああ、それでも、もうこんな時間なんだ。

 そうか。いつもの秋や冬の旅行だと、このくらいの時間になるとすでに日が暮れてしまうから、今日はもう終わりっていう気分になっちゃうけど、夏はまだまだ明るいんだなあ。
 うーん。こんなに明るいんじゃ、どこかに遊びに行かないと、何となく損な気分になるかも。

 とりあえずホテルへ戻るため、地下鉄南部ターミナル駅に向かう。

 地下鉄へと続く階段の入り口に着くと、下からものすごい数の人が地上へ流れ出ていた。
 何だろう、通勤ラッシュか?
 あれ? でも、今日は土曜日のはず。遊びに出てた人たちが家路に着く時刻なのだろうか?

 人の波をかきわけて地下に降り、切符を買う。
 小銭がないので、例の「チョンノサンガ[鍾路3街:Chong‐no 3ga]まで(切符を)1枚ください」という韓国語を書いたメモを、切符販売窓口の男性に「Excuse me」と言いながら見せたら、「チョンノ サンガ ハンジャン チュセヨ」と発音指導を受けた。うっす。

 この南部ターミナル駅は、上りと下りの改札が別々になっていて、一度間違うと引き返せない(事情を話せばOKとは思うが)。
 あまり考えずに改札をくぐってしまって、後で気付いてびびったが、偶然にも正解の方だったのでホッ。

 地下鉄車内もけっこう混んでいて、吊り革につかまってぼーっと立っていると、足元で人影が動いた。
 こどもかな? と思ってそちらを見ると、こどもではなく足の不自由な(らしい)男の人だった。足を座禅のように組み、床に手を突っ張って、振り子のように身体を前にゆらして車内を移動している。

 わ、わ、わ。これはどうすればいいんだ? と一瞬とまどったが、かの男性は車内を移動しながら、席に座っている人たちのひざの上に小さなパンフレットのような物を置いていく。
 置かれた人たちは、平然と無視する人あり、何じゃこりゃ? と首を傾げる人あり。
 ふうん、驚いている人がいるってことは、これはソウルでもめずらしいのだろうか?(その人が外国人だった可能性もある)

 あのパンフレットをみんなどうするんだろう、と見ていたら、車両の向こうの方へと行き去った男性がまた戻ってきて、みんなのひざの上に置かれたままのパンフレットを回収していった。
 何だったんだろう? あれ。

 帰国後、たまたま何かの記事で読んだが、ソウルの地下鉄内には物売りの他に、寄付を募る身体障害者の人も現われるそうな。
 その記事には、「困った時にはお互いに助け合う儒教の精神がいまでも生きている証し」というような解説文が添えられていたように記憶しているが(あいまい)、まあ、とにかくそれを読んだ時には「なるほど」と思った。

 わたしが見た男性も、その中のひとりだったのかもしれない。

 チョンノサンガ駅にて下車。どういうルートをたどったのか、定かには覚えていないが、チョンノに出ようとして楽園商街のすぐ横の、軒が低くて間口の狭い飲食店がひしめく細い道を歩いていると、店先にどーんといくつものでっかい豚のあたまだけを並べたお店を発見。
 おお、写真では見たことがあったが、まさか実物にお目にかかれるとはっ!

 一瞬、「これは食べるものなのか?」と思ったけど、後でガイドブックを見たら、この豚のあたまは祭祀用とのこと。ということは、飾るだけか?
 ちなみに選ぶコツは、豚の顔が笑っているように見えるものほど良いものだそうな。

 突然現われたからびっくりしてあまりよく見なかったけど、あの豚のあたまも笑っていたのだろうか?

  


  

 

■ 夕食、またの名をMISSION−「N」

 
 ホテルに戻ってひと休みした後、ふたたび外に出る。
 目的は、「言葉の通じない国で、ひとりでレストランに入ってご飯を食べる」だ。
 今回の旅行では、この使命(?)をクリアしないことには日本へ帰れん。

 旅慣れている人にはこんなこと、あまりにも当たり前すぎて、「何でそんなに気構えるんだ?」と不思議に思われるかもしれないが、こちとら生来の小心者&超内弁慶なのだ。
 あああ、言葉が通じなくてうまく注文できなくて食事できなかったらどうしようっ!? と考えただけで、不安であたまの中がぐらぐらする。

 しかしそれを、「『〜〜ありますか?』は『〜〜イッソヨ?』で、『〜〜ください』は『〜〜チュセヨ』でいいんだよな」とホテルで憶えてきた注文の仕方を心の中でくりかえし練習することでなだめ、どうにかミョンドン到着。
 白い光に照らしだされた街は、若い人たちであふれかえっていて、すれ違う人と肩をぶつけなければ前へ進めないほどだ。

 やたらパン、パン、と手拍子を打ちながらお客さんを呼び込みしている雑貨屋があるこの辺りは、店の外にメニューを写真で掲示している飲食店が多い。しかも韓国語だけでなく、日本語も並記されている。おまけに値段表示あり。これならぼられる心配もない。
※Attention! ハワイで、日本語で書かれているメニューは英語で書かれているものよりも値段が高くなっていた、という実例があるのです)

 そういやユンさんが、「夏は冷麺がおすすめですよ」と言っていたなあ。よし、ネンミョン[冷麺:nengmyon]にするか。

 あれこれ見てまわって、ネンミョンはネンミョンでも、ピビム・ネンミョン[pibim〜]という辛いネンミョンが、定食でW4,000(約430円)の店を発見。ええ? 日本の物価から考えると、めちゃめちゃ安くない?

 思い出してみると、クンニプ・チュンアン・パンムルグァン[国立中央博物館]のうどんとかもW2,000(約215円)くらいで安かったなあ。
 他の店の値段も、外に出ているメニューで確認したが、やはり同じくらいの金額。どうやらこれが韓国の相場らしい。ちょっとショック。

 まあ、安かろうが何だろうが、料理がうまけりゃそれでいい。日本語のメニューがあれば安心のはず。とにかく店に入らなきゃ。

 ザッと土煙をあげながら店の前に立ち(心理的描写です)、ガッと店の扉に手をかける。うう、まるで白帯で道場破りするような気分だ(^ ^;)。
 ついでに心の中で「たのもうっ!」と唱えつつ、店内に足を踏み入れると、入り口近くのレジのそばで椅子に座っていた40台くらいの女性と、奥にいた若い女性が「オソオセヨー」とか「アンニョンハセヨー」と声をかけてきた。
 あああ、当たり前だけど韓国語だ。

 レジ横に座っている女性が、わたしの後ろをのぞきこむ。連れが何人いるか確認しているようだ。
 ああ、どうしよう、と思いつつも自分を指さしながら「ひとり」と言うと、「ああ、ひとりなの」という様子で女性はうなずき、好きな席へどうぞ、と店内へ手をのばす。
 ふう。とりあえず第1関門突破だろうか?

 店内には2人用のテーブルが並べられていて、2つ3つのテーブルがうまっていた。
 首尾よく壁ぎわの席をゲットし、椅子に座る。
 若い女性がやって来て、「注文は?」という様子だったので、もう一度料理の有無を確認するためにメニューを探して店内を見回す――が、ない。
 ええ、まさか日本語メニューは外にしかないのかっ!?

 ひーん、もうやだ、帰るー、と内心パニックになった時(笑)、注文を取りにきてくれた女性が「メニュ?」とにっこり笑いながらわたしに問いかけた。
 メニュ? ああ、メニュー。そっか、メニューをもらえばいいんだ。
 「うん、メニュー」と思いっきり日本語でおうむ返しに答えると、女性はさっと店の奥に戻り、メニューを持ってきてくれた。もちろん韓国語と日本語が並記されている。はあ、よかった。

 予定どおりピビム・ネンミョン定食と、どーしても飲みたくなったウーロン茶(W2,000:約215円、いま考えてみると高いな)を注文し終え、ようやっと一息つく。
 どうにか第2関門も突破。残す関門は清算だけだ。

 料理が来るまですることもないので、クンニプ・クガクウォン[国立国楽院]で買ってきたパンフレットなど読みながら待っていると、先の女性が白菜のキムチ、たくあん、わかめが入ったスープを運んできてくれた。キムチを食べつつさらに待つことしばし。

 やがてメインのピビム・ネンミョンがステンレスのボウル[bowl]のようなどんぶりに入って登場。
 ほう、これがネンミョンか、と思う間もなく、女性がおもむろにはさみをどんぶりにつっこみ、麺をジャキジャキと豪快に切っていく。
 ユンさんが、「はさみで切られるのが嫌だったら、嫌だって言えば切られないよ」と言っていたような気がするが、そんなヒマもない(^ ^;)。

 ま、わたしもネギをキッチンばさみで切ったりするので、はさみで食物を切ることに抵抗はないので、おとなしく切り終わるのを待つ。そしてひと通りはさみを入れ終わると、女性はふたたびにっこり笑いながらよく混ぜてね、とジェスチャーした。わたしも笑いながら、カムサハムニダと礼を言う。
 いやあ、親切で愛想のいい女性だなあ。

 さて、ピビム・ネンミョン。実は見るのも食べるのも今回初めてだ。
 麺は細くて、微妙に透き通るような色をしていたと思う。具はきゅうり、だいこん、ゆで卵の3種。話には聞いていたが、本当にスープはなく、唐辛子味噌のたれがかかっているだけで、冷たさを保つために氷が入っていた。涼しげ。

 白花酒幕[ペクファチュマク]で食べたそうめんは辛かったけど、こいつはどれくらい辛いんだろう、と思ったんだけど、食べてみると意外と辛くない。というか、具のきゅうりとだいこん(これがうまい)に甘味があるので、あまり感じないのだ。うーん、もっと辛くていいかも。というわけで、キムチを食べて辛さを補う。

 しかしこの麺、細いくせにやはり噛み切れない。いったい何でできているんだ? ――というわけで帰国後調べてみた。
 するとネンミョン材料は、メインは蕎麦粉で、つなぎに小麦粉・片栗粉をに使っていることが判明。
 しかし、あの麺のコシは材料にではなく、ゆで方にポイントがあるとのこと。
 そもそもネンミョンは、蕎麦粉と小麦粉などと練り上げたタネを、圧縮機で直接熱湯の中に押し出してゆでて作るのだが、そのゆであがった麺を間髪入れずに氷水の中に漬けて、両手でごしごしともむように洗うと、あの強いコシが生まれるのだそうな。なるほど。
 熱かったり冷たかったり、作る人は大変だな。

 スープを飲もうとして、うっかり器を持ちそうになったが、韓国じゃそれはご法度のはず。
 じゃあどうやって飲むんだ? とふと隣のテーブルを見たら、女性がスプーン[スッカラッ]で飲んでいた。あ、そうか。お箸[チョッカラッ]だけじゃなく、スプーンも箸入れの箱の中にあるんだった。おかげでことなきをえる。

 おなかいっぱい食べて満足(^ ^)。
 レジでお金を払って、無事Mission−「N」(N=冷麺)終了。
 ふう、ひとりでご飯が食べられたよ。

 「カムサハムニダ」と言って店を出て行こうとしたわたしに、レジ横に座っていた女性が「アンニョンハセヨー」と声をかけた。
 ふうん、こういうシチュエーションでも「アンニョンハセヨー」なんだ。
 ふむふむとうなずきながら帰路に着く。
※Web版Attention! もしかしたらこれは、「アンニョンハセヨー」ではなく、見送る人が立ち去る人に言う「アンニョンヒカセヨ」というあいさつだったのかもしれません。逆に、立ち去る人は見送る人に「アンニョンヒケセヨ」と言うそうです)

    


  

 

■ 火事っ!?

 
 帰り道に使ったナムデムンノ[南大門路:Namdaemun‐no]は、街灯があまりなくてやや暗かったが、まるいかわはぎの干物を売っている屋台や、おもちゃの露店などが出ていて人通りはけっこうある。
 どこかで聞いた曲が流れているな、と思ったら、CDとテープの露店で宇多田ヒカルの「Automatic」をかけていた。ちょっとなつかしい。

 どういうわけか、どの時間帯でも学生らしい若い男女が道をふさがんばかりに集まっているチョンガ[鍾閣:Chong‐gak]の交差点を右に曲がり、ホテルのある道の向こう側にわたるべく地下街へ降りる。

 9時を過ぎていたはずだが、地下の商店街はまだ営業していた。ちょうどいい、薬局でリンス買っていこう。
 初日にケチってシャンプーしか買わなかったら、なぜか髪がぱさぱさになっちゃったんだよね。同じことを日本でしても、こんなことないんだけど。

 お店の前で来たものの、どれがリンスかわからない。困ったな、と思いながら見ていたら、お店の中から年配の女性店員さんが出てきて、「何とかー」と言った。
 む、これはこれで困ったな。どうしよう。

 しかし、わたしがしゃべらんことにはコミュニケーションが成り立たない。 リンスで通じるんだろうか、と悩んだが(だって中国じゃきっと通じないもん)、思い切って「リンス、イッソヨ?」(リンス、ありますか?)と訊いたら、「アー、リンスー」と言いながら店員さんはリンスを持って来てくれた。
 ああ、リンスでいいんだ。外来語をそのまま使ってるって、こういう時に便利だなあ。

 大きさも値段(W4,000:約430円)も手ごろだったので、すすめてくれたものをそのまま買う。

 「何とか何とか?」と訊かれたのだが、全然わからなかったので「へ?」という顔を思わずすると、店員の女性は心得た様子でリンスのボトルをわたしのカバンに当てた。どうやら、それが中に入るかどうか大きさを見ているらしい。ああ、それじゃあ、袋がいるかどうか訊いていたのか。

 女性はわたしのカバンの中にリンスのボトルが入らないと判断したらしく(この時は小さなカバンを持っていた)、白いビニールの手提げ袋に入れてくれた。お金はとられなかったので、どうやらサービスだったもよう。

 地下道を出て、YMCA前に出ていた屋台で、パンケーキにコールスローのサラダとソーセージがはさまっている軽食を買う。W500(約54円)。ビールのつまみだな。

 そしてホテルに戻ると、いつもは待ち合わせで人があふれかえっている玄関ががらんとして誰もいなかった。しかもなんと、1階が白い煙で充満している。
 うそ、まさか火事っ!?

 勘弁してくれよ、いくら貴重品は持ち歩いてるったって、あと丸2日以上ソウルにいるんだ。こんなところで火事に巻き込まれるなんて真っ平だぞ、と一瞬青くなったのだが、どういうわけか誰も騒いでいない。コックさんみたいな白衣を着た男の人も、短パンにタンクトップの白人女性も、口元をハンカチでは覆っているけど、平然として建物内を歩いている。何なんだ?

 どうやら火事ではなさそうだけど、不安だったので6階のフロントで事情をきいてみることにする。
 ちょうどカウンター内にいた男性に、「1階が煙でいっぱいですけど、何かあったんですか?」と訊ねると、「あー」と男性は困った顔をした。
 しまった。この人は日本語が通じない人なのか。
 そして男性はわたしに、「English please.」と言ってくる。

 なにい? 英検4級のこのわたしに、英語を話せだあ?(^ ^;)

 なんて無茶なことを言うんだ、と思ったが、それしかお互いの意志を疎通させる言語がないんじゃ仕方がない。とにかく何かしゃべらなきゃ。

 というわけで、実録わたしの英会話(マジでこの程度です)。

「At First floor」(1階で)
「(うん、うん)」
「Very smoky」(すごく煙い)
「Smoky?」
「うん、Smoky」

 これで通じただろうか? と不安に思っていると、男性は「ああ、あのことかあ」と思いついたように大きくうなずき、続いて「困ったなー」というように頭をかかえた(すごくわかりやすい人だった)。

 どうしたんだろう? わたし、今のとおり英語はほとんど話せないけど、聞き取りはそこそこできるから、ゆっくり説明してもらえば理解はできるんだけど・・・

 そして男性はさらに、「なんて英語で言えばいいんだ?」というようなことを韓国語でつぶやきながら(おそらく)、金田一耕助のように髪の毛をがしがしとかき回す。
 げ。「English please.」って言ってたけど、もしかしてこの人も英語、話せないのか?
 まあ、確かに外国人専用ホテルってわけじゃないし、他の言語担当かもしれないから、話せなくったって不思議じゃない(と思う)。

 何にせよ、英語が話せない者同士、ここで困りあってても仕方がない。

 「Safe?」だの「No problem?」だのと、わたしもとりあえず思いつく言葉を言ってみると、男性はうん、うんとうなずくので、まあ問題ないんだろう。非常ベルとかも鳴ってないし。

 「カムサムニダ」と礼を言って、部屋に戻るためにエレベーターに乗り込む。そしてそのドアが閉まる直前、男性がわたしに向かって「Mosquito! Mosquito!」と2度叫んだ。
 「mosquito(モスキート)」ってことは「蚊」?
 じゃあ、あの煙は蚊を駆除するための殺虫剤みたいなものだったのか。納得。
 それにしてもすっごい煙だった。
 誰も驚いていなかったということは、こちらでは日常茶飯事のことなのだろうか?

 そしてこれも帰国後に知ったのだが、ソウル(韓国?)は蚊が大量発生するので、その対策として煙幕で蚊を駆除する方法があるのだそうな。
 その煙が環境によくないとかで、最近はあまりやらない、とか書いてあったと思うけど、チョンノなんてソウルのど真ん中でやってたぞ、煙幕駆除。
 まあ、火事でなくて本当によかったけど。

 

 部屋に戻ってつまみとビール。
 入浴、日記書き。
 PM12:50、就寝。

 明日こそはチョンミョ[宗廟]とチャンドックン[昌徳宮]だ。

おわり

  

 今回の韓国語  

〜イッソヨ?/〜イッスムニカ?[iss‐o‐yo?/iss‐sup‐ni‐kka?]
 〜チュセヨ(ジュセヨ)    
[chu‐se‐yo(ju‐se‐yo)]

 
 本文中でもちょっと触れていますが、

〜イッソヨ?/〜イッスムニカ?=〜ありますか?
〜チュセヨ=〜ください

という意味になります。
 ただし、実は「〜イッソヨ?」はどうも女性がよく使う言葉だそうなので、男性は「〜イッスムニカ?」を使った方がよいでしょう(女性も可)。

 この2つの言葉は、どちらもソウル滞在中によく使いました。助詞なんかわからなくても、とりあえず「物+イッソヨ?」「物+チュセヨ」で通じるみたいです(実際、通じたし)。

 まあたいていの場合、物の名前さえ言えば通じますが、お店で注文とかする時に、「コーラ」と言うだけではぶっきらぼうに聞こえてしまうものです。
 そこで、

コーラ イッソヨ?  (コーラ、ありますか?)
コーラ イッスムニカ?(同上)
コーラ チュセヨ。  (コーラ、ください)

と訊いたり注文したりすれば、相手の人も気持ちよいのではないでしょうかね? 特に「チュセヨ」の方は、この場合は英語の「please」に相当するわけですから、つけた方が絶対いいと思います。

 短い言葉ですので、ぜひみなさんも憶えていってみてください(^ ^)。

  

※このコーナーは不定期です

  

 今回のおこづかい帳  

 
地下鉄:W  500
 夕飯:W6,000
リンス:W4,000
 屋台:W  500
  本:W6,000(景福宮のガイドブック、4日目の1で付け忘れ)

今回の小計:W17,000
支払い総計:W134,700(約14,484円)+34,591円

(※レートは1999年7月当時、¥100=W930で計算しています)

 

 編集後記 

 
 ソウルあれこれリポートでした。文章の区切れが悪くって、むりやり一号にまとめましたので、久々に長編になってしまいまいましたね。役立つ情報はありましたか?

 ネンミョンを食べたお店のウェイトレスさんは、本当に親切でありがたかったです。彼女の笑顔がなければ、わたしは無事に食事して帰れなかったでしょう(笑)。
 どうにかこれで、外国で食堂に入る、という命題をようやく解決しましたよ、わたしは(いや、タイではコカ・レストランに行ったけどさ)。

 はずみがつきましたので、この後も何度か食堂には行きましたが、回数は少ないです。食事を楽しみにしている人にはつまらないかもしれないですね。

 というわけで、ソウルの食物をもっといろいろ見たい、読みたい(?)という方には、下記のサイトをお薦めします。

[ むーさんの鉄道風景 ]
http://www01.u-page.so-net.ne.jp/qc4/mcd-mu3/

 このサイトの「韓國の旅と鉄道」の中に、「お食事カタログ」というコーナーがありまして、むーさんが8日間韓国を旅行した際に食べたものを、すべて写真で見ることができます。わたしが食べたのとは別バージョンのパッビンスウなども見られます。
 その他にも、韓国に関するいろいろなものが、写真で紹介されていますので、興味のあるかたはぜひどうぞ(^ ^)。

 なお今回、ネンミョン[冷麺]に関しては、下記を参考にさせていただきました。ありがとうございました。m(_ _)m

参考文献:『とっておきの韓国・朝鮮料理』
  ジョン・キョンファ=監修、平松洋子=文・構成  マガジンハウス
参考サイト:「焼肉処 杉奈」、冷麺の作り方
 http://www.catvy.ne.jp/~julian7/index.html

 それではまた、次号でお会いしましょう。

  


  

4日目の1――音声ガイドとボケ&ツッコミ/国立民族博物館の巻

4日目の2――あれは何? あぶられた丸い和紙の巻

4日目の3――ソウルで仏像三昧/ガンダーラ展の巻

4日目の4――やったね、タダだ!/国楽博物館の巻

4日目の5――パーカッションのリズムに感動/伝統芸能鑑賞の巻

4日目の6――MISSION−「N」の巻

1日目

2日目

3日目

5日目

6日目

7日目

TOPへ
  


『ソウル7日間徒然日記』

E-mail to : chihalu@geocities.co.jp

Copyright(C) 1999 Office EST3