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第34号 | |
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5日目の6――國家指定韓國傅統食品とは?/ロッテデパートふたたびの巻 | |
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■ ショック! | |
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その前に、ホテルのすぐ近くのセブン・イレブンで、いつものコーヒー(W1,000:約108円)と、どうしても甘いものが食べたくなったのでクッキー(W480:約52円)を購入。 ホテルに戻り、家族から電話がなかったかどうかをフロントで聞いてみる。すると、お客さま(わたし)が鍵を持ったまま外出するので、不在かどうかがわからないから、メッセージを受けていいのかどうかがわからず困る、とフロントの人に日本語で怒られてしまった。 がーん、そうなんだ。 ということは、いままでわたし、ずっとホテルの人たちに迷惑をかけていたわけ? でも、落ち込んでいるヒマがあったら、夕飯を食べるためにお腹を空かせなきゃ。夜はトンデムン[東大門:Tongdaemun]の市場に行くんだし。
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■ ロッテ・デパートふたたび | |
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ウルチロ・イムガの駅は、地下でロッテ・デパートにつながっていた。地下の入り口の近くには、さすがロッテ。ロッテリアがある。 そのCMというのが、「ライス・ボゴ♪ ロッテリア♪」と男女ふたりが歌うもので、「そうか、韓国じゃ『burger』の部分を『ボゴ』って発音するのか」と思いながらふむふむと聞いていたのだけど、何度も聞いていたせいか、日本に帰ってからもこのフレーズを無意識に頭の中で歌っていることがあった。単純なメロディ、おそるべしである。 カット(cut)された野菜やくだものが並ぶコーナーのわきを抜けて、エスカレータの方へ。まずはチョッカラッ[箸]とスッカラッ[スプーン]のセットを買おう。 この日もデパート内は大混雑で、食器売場も熱気むんむんにごった返していた。右の人にこずかれ、後の人にどつかれしながらも、どうにか自分のほしいデザインのセットを見定めていると、さっそく店員さんが寄ってくる。 せっかく話しかけられたんだから、と思い、「このセットを4つほしい」とジェスチャーをまじえながら日本語で言うと、「Four?」(4つ?)と返されたので、「うん、four」とうなずいた。そしたら店員さんはちゃちゃちゃとモノを揃えてわたしに渡し、ここに並んで、と会計待ちの行列の最後尾に連れてってくれた。 ちなみにわたしが買ったチョッカラッ&スッカラッは、3割り引きで一組みW6,230(約670円)だった。安くはないが、それほど高くもなかったように思う。 友達にあげる分と自分の分を分けて包装してほしかったので、「分けて」とジェスチャーすると、ちゃんとわかってくれて、別々に包装してくれた。よかった。 この時は買った物が小さかったし、わたしが大きなバッグを持って来ていたので、ことなきをえる。 それじゃあ次はお茶でも、と地下の食品売り場へ。 しかしふと、山積みになった茶色い箱に目が止まった。あ、これ朝チョンミョに行く途中に立ち寄ったセブン・イレブンでも見たぞ。 ホテルに戻った後、箱をよく見なおすと、「DUNGURE TEA」と書いてあった。ハングルの方も、「tong‐gul‐re‐c'ha」となっている。 つまりこれは「ドングレ茶」か。 帰国後、手持ちの辞書で調べたのだが、「ドングレ」は載っていなかった。 なので、会社にこのお茶をお土産として持って行ったのだけど、原材料が不明なためにみんなに怪しまれ、なかなか飲んでもらえなかった(T_T)。 まあ、かくいうわたしも誰かが最初に口をつけるまでは飲まなかったんだけど(←都合のいいヤツ)、勇気ある同僚が飲んでくれたので味の感想を聞いたら、「固体と液体の中間の味がする」という、哲学の香りがする(?)非常に難解なお答えをいただいた。 なんじゃそりゃ、ということでわたしも飲んでみると、昔懐かしい「そばぼうろ」という焼き菓子(そば粉で作ったクッキー)をお茶にしたような、香ばしい匂いと味がした。 日がたつにつれ、いっそう「ドングレ」って何? という疑問が高まってきたので、ユンさんに訊いてみた。すると、「ドングレ」とは植物の名前で、「ドングレ茶」はその植物の根っこを煎じたお茶なのだそうな。 しかし、スジョングァ[水正果](※第5号参照)が辞書に載っているのに、「ドングレ茶」が載っていないということは、えらくマイナーなお茶を買ってきてしまったのかもしれない。
このお茶の会計をしている時、ついうっかりぼーっと他の商品を眺めていたら、接客してくれた女性が、またしてもお茶の箱にばんばんシールを貼っていた。 あのまま手渡されたらかなわん、と思い、あわてて一昨日ユンさんに教えてもらった「袋ください」という韓国語を書いたメモを出し、「ポンジ チュセヨ」(ポンジ=袋、チュセヨ=ください)と接客してくれた店員さんに向かって読み上げたら、あー、うんうん、と笑顔でうなずかれ、「20」と指サイン付きで日本語で言われた。なるほど、袋代がW20(約2円)なわけね。 お菓子コーナーなどにも行ってみる。 すれ違う人の中に、ソフトクリームを食べながら歩いている人がけっこういな、と見ていたら、エスカレーターの近くで売っていた。1個W1,100(約118円)。いいなー、と思ったけれど、まだお腹が空いていないのでやめる。 つらつらと商品を眺めながら歩いていたら、パッビンスウ[餡氷水](※第16号参照)のトッピングが各種売られていた。小豆やくだものの缶詰、練乳、ぎゅうひ、四角く切った小さなゼリーなど。いずれも2割り引き。うーん、これは買いでしょう。 うちにはかき氷をつくる機械はないけど、普通のアイスの上にのっけるだけでも雰囲気は味わえるだろう、と見込んでぎゅうひ(W2,400:約258円)とゼリー(W2,160:約232円)を買う。買った物は先の買い物袋の中へ。 しかし、よくばってぎゅうひの方を2個も買ってしまったものだから、ずっしりと荷物が重くなってしまった。またいっぺんホテルへ戻るか。 手に入れた物は少ないけれど、かなり充実した買い物だった。 おわり
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■ 今回のおこづかい帳 ■ | |
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●今回の小計:W 40,480 (※レートは1999年7月当時、¥100=W930で計算しています)
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■ 編集後記 ■ | |
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ドングレ茶は、パッケージに漢字が書かれていたものですから、ついうっかり目を引かれて買ってしまったんですけど、韓国のお土産としてはちっとも有名なものではなかったようですね。 しかし、木の根っことわかるまでは、今回の旅行で最大の原材料不明食品でした(笑)。せめてパッケージに植物の根の絵でも描いておいてくれればよかったんですけどね。 それでは、また次号でお会いしましょう。
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5日目の1――空も大地もひろびろ/宗廟の巻 | ||||||
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5日目の2――大迷走チャンギョングン[昌慶宮]の巻 | ||||||
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5日目の3――のんびりゆったりチャンギョングン[昌慶宮]の巻 | ||||||
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5日目の4――街中の宮殿とあなどることなかれ/チャンドックンで山歩きっ!?の巻 | ||||||
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5日目の5――お昼を求めて/里門ソロンタンの巻 | ||||||
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5日目の6――國家指定韓國傅統食品とは?/ロッテデパートふたたびの巻 | ||||||
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5日目の7――東大門市場でKnock out! の巻 | ||||||
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