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第37号 | |
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6日目の1――無計画・チョンノそぞろ歩きの巻 | |
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■ ドトールで朝食を | |
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なんか腹が痛い、と思ったらお腹が壊れていた。 さて、今日は何しよう? ソウルに丸1日いられるのも今日が最後。ヨイド[汝矣島:Youido]やテハンノ[大学路:Tehakno]など、まだ行っていない所はたくさんあるけど、なんか遠出するのは面倒くさい。 9時前、ホテルを出る。まず最初に、イ・スンシン[李舜臣]の像を写真に撮っておくか。 まだまだ時間もあることだし、チョゲサ[曹渓寺:Chogesa]にも行ってみるか、とチョンノをUターン。しかしその途中で、猛烈に気持ちが悪くなってしまった。どういうわけか、のども異常なほどに乾く。以前にもこれと同じ状態になったことがあるような・・・ そこでハタと気が付いた。 こりゃいかん。どこかでいったん休憩しないと、症状がどんどん悪化するぞ。 入り口に楽譜台のようなメニューがあったが、日本と同じようにセットがあるんだな、ということだけ確認して中に入る。しかし、注文カウンターにも同じメニューが置いてあったので、メニューを指さすだけでOK。 スパイスドッグとホットコーヒーのセット(W3,200:約344円)を注文し、ホットコーヒーをアイスコーヒーに変えてもらったら、アイスコーヒーの場合は追加で1,000ウォン(約108円)必要だ、と英語で言われた。ふうん、日本みたいにアイスとホットが自由に(無料で)交換できないのか。 商品をのせたトレイを受け取っていざ席へ。 奥の方に、一部を壁で仕切られたスペースがあった。誰もいないので気兼ねがいらなそう、ということでそこのテーブルのひとつに座を占める。 食事をして、涼しい店内でしばらく休憩していたら、だいぶ気分がよくなった。ふう。 そうしてガイドブックを読んだり日記を書いたりしながら店内を見回すと、とてもお年寄りのお客さんが多いことに気付く。ひとり用のテーブルには、横一列にずらりと白い頭のおじいさんが並んで座っていて、何やらいっそ壮観なほどだ。 ぼーっと店内の音を聞いていると、お客さんが入ってくるたび、店員さんが「オソオセヨー」と言っている。
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■ チョゲサ[曹渓寺] | |
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ちょっと迷ったが、わたしにしてはめずらしく、すぐに寺は見つかった。 安心して門の方をふりかえってみると、先の男性ふたりは警棒でちゃんばらごっこをして遊んでいた。さっきはあんなに厳しい顔をして立っていたくせにー。 大雄殿の建物正面は、大きな扉をすべて開け放ち、中がよく見えるようになっていた。ちょうど読経中で、平日の午前中にもかかわらず、たくさんの人が正座して、頭をたれて手を合わせている。年配の人だけでなく、若い女性の姿も少なくない。 堂内の天井には、蓮の花の蕾を模したような、マゼンダ色の花に緑の葉がついた提灯がびっしりと吊されている。 そして外壁には、ポンウンサ[奉恩寺]と同じく仏陀の生涯を描いた絵が、東→北→西の順に飾られていた。でも、西側は荷物置場になっていて、絵が隠れているところもあって、あまり大切にされていない感じ。 お堂の正面に木陰が気持ちいいベンチがあったので、そこに座ってしばらくお寺を眺める。やがて読経が終わり、座って手を合わせていた参拝者たちは、今度は曼陀羅に向かって立って座って頭を下げて、また立って座って頭を下げて、という順序の礼拝していた。 裏の方にも何か建物があったな、と思い出し、大雄殿の裏に行ってみる。まだ新しそうなこの建物は徳王殿。中に人はひとりくらいしかいない。靴を脱いでわたしも入ってみる。 殿内正面にはやたらぴかぴか光る金色の仏像が7体ほど鎮座し、左右の壁にはマネキンのようなつやつやしたど派手な色の像が並んでいる。「〜〜大王」と書かれた札がそばに立てられているから、どうやら冥府の十大王らしい。その後ろには「寒氷地獄」とか「抜舌地獄」、「毒蛇地獄」などという漢字が書かれた絵がかけられていた。 外に出ると、大雄殿の裏手では、一般の信者さんたちの手によって、堂内の銀器をみがく作業がはじまっていた。 チョゲサの敷地を見回すと、どうやら境内を横切って行けば、ウジョングンノ[郵政局:Ujonggukno]に出られるらしいことを発見。 そのウジョングンノにつながる道から、どこをどうみてもあれはヤクルトおばさんだぞ、という服装でワゴンを押してくる女性がやってきた。しかもお寺に参拝に来ていた人たちが、その女性からヤクルトらしきものを買っている。 写真をさんざっぱら撮って、チョゲサを後にする。 おわり
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■ 今回のおこづかい帳 ■ | |
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●今回の小計:ドトール:W4,200 (※レートは1999年7月当時、¥100=W930で計算しています)
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■ 編集後記 ■ | |
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日本でも報道されましたが、チョゲサはおととし(1998)年の年末に大騒ぎがあったところだったので、今はどうなっているんだろう? とちょっと不安だったのですが、リポートにある通りわたしが行った時は平静でした。 なので、ああ、もう落ち着きを取り戻したんだ、と思っていたら、その数か月後の秋にまたまた大騒動があって、あらまあ、と思いながらテレビの画像を見ていました。バリ(バリケード)で固められた門に「解脱門」と書かれているのを見た時には、「あ、あれ、わたしが出入りに使った門じゃん」と懐かしんでいいのやら悪いのやら、ちょっと複雑でしたが。 それでは、また次号でお会いしましょう。
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6日目の1――無計画・チョンノそぞろ歩きの巻 | ||||||
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6日目の2――お土産探しにインサドンへの巻 | ||||||
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6日目の3――お昼ご飯は草の香りに包まれて/プルヒャンギの巻 | ||||||
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6日目の4――これは干菓子ではなかった/茶食(タシッ)の巻 | ||||||
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6日目の5――ふたたび本屋はパラダイス!(3) の巻 | ||||||
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6日目の6――最後のディナーはサムゲタン[参鶏湯]の巻 | ||||||
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6日目の7――「五」は何の「五」? の巻 | ||||||
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