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第41号 | |
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6日目の5――ふたたび本屋はパラダイス!(3) の巻 | |
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■ キョボ・ムンゴ[教保文庫]・2 | |
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そういやイ・スンシン[李舜臣]の像の写真を撮ってなかったな、と思い出し、まずはチョンノ[鍾路:Chongno]とセジョンノ[世宗路:Se‐jongno]の交差点へ。 しかし、交差点は人通りが多い時間帯でもあった。 さて、ここまで来たなら、すぐそこにあるキョボ・ムンゴ[教保文庫]にでも寄ってくか。 韓国ではどんな本が読まれているんだろう? とりあえず手近なコーナーをのぞいてみる。 あれ? これ、赤川次郎じゃん。へー、韓国でも赤川次郎、読まれてるんだ。知らなかった。 別の棚から背表紙のデザインに見覚えがある本をひっぱりだしたら、『スレイヤーズ』だった。 う、『スラム・ダンク』の小説もある。中国じゃアニメがけっこう好評だったみたいだけど、韓国では小説でも読まれているんだ。 本を平積みしているコーナーには、『大望』と漢字でタイトルが書かれた本があった。 え? これ、日本の武将ものの本なの? ――などと驚いていたのだから無知はおそろしい。 それにしても徳川家康ねえ。うーん、わたしはそもそも日本の武将にそれほど興味ないからなあ。中国の武将の方がよっぽど知ってるよ。これで中国人が韓国の武将の本を読んでたら、何が何やらだな。 その他、表紙が天野喜孝さんの本を発見。どうやら菊地秀行の『吸血鬼(バンパイア)ハンター“D”』だったらしい。韓国は日本と違って本のサイズが大きいので、天野さんの絵がよりいっそう迫力を増していた。 とまあ、表紙に見覚えがあるので日本の本にばかり目がいってしまったが、もちろん欧米その他の本もあった。ちょうど映画が公開中だったのか、ケビン・コスナーが出ていた『メッセージ・イン・ア・ボトル(Message In A Bottle)』も平積みされていた。 しかしなあ。これだけ韓国に日本の流行小説が翻訳されてあるのに、どうして日本の一般書店では、あまり韓国の小説の類を見かけないんだろう? わたしが知らな過ぎるだけか? 文芸は飽きたので、他のコーナーに移る。と、語学コーナーを発見。外国人向けの韓国語テキスト(教本)だ。英語、日本語、中国語(簡体字だった)版がある。 それはさておきテキスト。値段は日本で売っているものとそれほど変わらない。 このハングルとカタカナの並記って、絶対日本人のハングルの読み習得の妨げになると思う。だって、ハングルとカタカナが並べて書いてあったら、初心者なら絶対カタカナに目がいっちゃうと思うもん。 この韓国語テキストを置いてあるあたりは、どうやら外国人向けコーナーらしく、テキストの他にもガイドブックや写真集、料理の本などが集められていた。 何か食べ物に関する本でも買って帰ろうか、と思ったのだが、わたしがほしいと思うような本はなかった。残念。 アメリカ人が書いた、『韓国が日本に与えた影響――隠された歴史』(と英語で書かれていた)なんていうタイトルの本もある。 でも、「Hidden」(隠された)というほどのことはないと思うんだけど。玉虫厨子が半島からやってきた渡来人の手によるものだって話、日本でもよく聞くし。それでもやっぱりHiddenなのか? かなり長い時間をここで過ごし、こんどはフロア最奥の外国書籍のコーナーへ。化学や物理、工学などの専門書が、各国語の原書で置かれている。うーん、めまい。退却。 しかしこのコーナーのさらに奥には、日本の原書の書籍がわんさか並べられていた。おお、なんか、韓国にいる日本人のオアシスになりそうな場所だな。 ここで本を買ってもしかたないから、値段は確認しなかったけど、日本じゃそうそう値引かない(っていうか、値引いているのを見たことがない)新刊の文庫本が20%OFFだった。うらやましい話だ。 小説が多かったが、それよりも多かったのが女性向けのパッチワークやら手芸やらの本。床に座り込んで読みながら、さらにメモをとっている人がかなりの数いた。日本じゃ絶対見ない光景だ。 雑誌コーナーもある。驚くことに『TVぴあ』があった。 日本書籍のコーナーを離れ、韓国の絵本コーナーも攻めてみる。 その他、フロアをうろうろしていたら、「話題の新書」みたいなところに、乙武洋匡さんの『五体不満足』があった。 あれこれ見ていたら、あっという間に1時間半ほど経過。 おわり
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■ 今回のおこづかい帳 ■ | |
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●今回の小計:W0 (※レートは1999年7月当時、¥100=W930で計算しています)
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■ 編集後記 ■ | |
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キョボ・ムンゴに行くまでは、ほんと、韓国であんなにたくさんの日本の書籍が翻訳されて売られているとは知りませんでした。 以前、ユンさんとも「何で日本には韓国の本があまりないんだろう?」という話をしたことがあります。聞くところによると、「韓国語を日本語で翻訳する者がいない」&「韓国語が分かる人も少ないから情報不足だ」というようなことが日本の出版界でも言われているそうです。 「日本の作品が韓国人に受ける理由は、やはり感情が似っているからだから、その逆に韓国の作品が日本人に受けてもおかしくないのにね」とはユンさんの弁です。 ほら、そこで韓国語の勉強をしているあなた。知らんぷりしてないでがんばってくださいよう(と、自分の中国語のレベルを棚に上げる 笑)。 それでは、また次号でお会いしましょう。
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6日目の1――無計画・チョンノそぞろ歩きの巻 | ||||||
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6日目の2――お土産探しにインサドンへの巻 | ||||||
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6日目の3――お昼ご飯は草の香りに包まれて/プルヒャンギの巻 | ||||||
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6日目の4――これは干菓子ではなかった/茶食(タシッ)の巻 | ||||||
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6日目の5――ふたたび本屋はパラダイス!(3) の巻 | ||||||
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6日目の6――最後のディナーはサムゲタン[参鶏湯]の巻 | ||||||
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6日目の7――「五」は何の「五」? の巻 | ||||||
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