プラハ・ウィーン・ブラチスラヴァ 三都物語 【3日目】

2003年7月28日(月)

@ユダヤ人地区
 今日も朝早くに目が覚める。この部屋はエアコンがなく、窓を開け放って寝ているので、蚊の羽音で途中何度も目が覚めた。だが、不思議と蚊に刺された跡は全くなかった。
 食堂で朝食を済ませ、ヴルタヴァ川沿いを走るトラムを待つ。今日は雨降りなので、折り畳み傘をさす。まずはかつてユダヤ人ゲットーであったユダヤ人地区へ向かった。
 トラムを降り、メインの道路から脇へ入った所に、ユダヤ人地区があった。そんなに広くはないが、意外にも観光客で賑わっている。ここには、何軒か立ち並ぶ、シナゴークと呼ばれるユダヤ人の礼拝所が見所なのであるが、入場料がセットで2,000円と、チェコの物価から見るとかなり高かったので、外観だけの写真を撮り、その場を後にした。
 
Aプラハ城
 次に向かったのは、観光の目玉であるプラハ城である。ユダヤ人地区からは歩いてでも行けるのだが、雨が降っているし、一日乗車券を買っておいたので、トラムで移動し、ヴルタヴァ川を渡す、カレル橋が見えてきた所でトラムを降りた。
 カレル橋のふもとに土産屋があったので物色する。チェコはボヘミアングラスが有名であるが、割れ物なのでどうしても敬遠してしまう。他には、木で出来た人形が何重も入っているマトリョーシカもチェコ名物である。これも1つ約1000円と結構高い。結局、来年の卓上カレンダーをいくつかお土産に買い、店を出た。
 広々として美しいカレル橋を渡る。橋の両脇にはキリスト教の聖者の像がいくつも並べられており、古風で落ち着いたプラハの風景を一層美しいものにしてくれる。橋の右手上方には目指すプラハ城がそびえ立っている。ここからもう少し歩かないといけない様だ。
 
  カレル橋を渡り終え、坂の続く道を歩く事約15分でプラハ城の入り口に到着した。ここで入場券を購入し、大聖堂を見る。僕はキリスト教は全く分からないが、モザイク画を見ていると心が落ち着いていくのが分かる。そのまま大聖堂の階段を上り、展望台へ着く。そこから赤い屋根を基調としたプラハの街を見る。これだけ見晴らしが良いのに、近代的で無機質な高層ビルはほとんど目立たない。プラハは誰が見ても都会であるが、意外にも昔の建物が残っているのには感心する。
 プラハ城はかなり広く、大聖堂の他にも旧王宮・火薬塔等にも入場出来、一通り見て回ったが、大した事はなく、雨が強くなって来たのでトラムで次の目的地に向かった。

Bマラー・ストラナ
 
プラハ城から南に向かうと、マラー・ストラナという地域に辿り着く。ここは小高い丘になっており、丘のふもとと頂上を往復する登山電車が走っている。一日乗車券も有効なので、その登山電車に乗りに向かった。
 しかし、時計を見ると昼食の時間である。当然腹も減ってきた。立ち並ぶレストランのメニューを眺めつつ、一軒のレストランに入る。例によってまずはコーラを注文した。
 メインディッシュとしては、チェコ料理「ヴェプショー・クネドロ(ローストポーク・クネドリーキ)」を頼んだ。クネドリーキとは、白い蒸しパンで、チェコ人の主食のような存在だそうだ。
 コーラを飲み、タバコを吸って一服していると、料理がやって来た。ローストポークはとても柔らかく、クセのない味で日本人にも十分合う味だ。付け合せの玉ねぎの煮込んだものも、酢の酸味が効いていて美味い。一番楽しみにしていたクネドリーキであるが、パン自体に味はないが、ふわふわと柔らかく、肉汁をつけて食べると非常に美味い。普通のパンに比べると軽いので何枚でも食べられる感じだ。食後にカプチーノを注文し、ここでも満足して店を出た。

 雨も上がり、登山電車の乗り場に向かう。家族連れが多かった。登山電車は神戸の六甲山で運転しているケーブルカーに似ており、坂の傾斜に合わせた平行四辺形になっていた。
 頂上へ着くと、大阪の通天閣に似た展望台があったが、エレベータ等ないそうなので上らずに、公園内を散歩した。しばらく歩くと、遊園地にあるようなお城の入り口に行列が出来ていた。看板を見ると、ミラーハウスと書いている。並んでいるのは家族連ればかりで、入ろうかどうか迷った末、入場した。日本の遊園地にもある鏡の部屋と同じであった。

C街歩き
 一通り観光を終え、街を歩き、スーパーで買い物を終えてゲストハウスへ帰る。部屋にはアメリカ人の女の子が新しく入っていた。彼女と少し話をした後、ケンタッキーに一人で夕食に出掛け、果物を買って宿に再び戻った。
  明日からはウィーンである。プラハは3泊くらいで丁度良かった感じだ。


ユニークなデザインのビル
カレル橋からプラハ城を眺める
ヴェプショー・クネドロ(ローストポーク・クネドリーキ)
登山電車