96年9月16日レポート

ほんとうにあった!「ととろ」のバス停

このページの写真は,全てJPEG形式です。


連休で天気もいい!!となると"ちょっと"ドライブに行きたくなる私。
愛車, オデッセイ号 をとばして,今回は,トトロのバス停を訪ねました。

噂では聞いていたものの,何処なのかはさっぱり分からず,町役場や大分バスへ問い合わせたところ、宇目町にあることが分かりました。
大分県北端の中津市からだと片道170kmもありますから,"ちょっとした"ドライブですね。目的地は,大分県と宮崎県の県境。 ほぼ大分県の南端に当たります。(^_^;)


道順

正確な場所は「唄げんか大橋」で有名(?)な,大分県南海部郡宇目町です。b「唄げんか大橋」のたもとの国道326号線「道の駅」で,場所を訪ねれば,丁寧に道筋を教えてもらえます。

「道の駅」を出て国道326号線を大分方面へ車で数分走ると,「日之影方面」の分岐の標識があります。この標識に従って,左折です。(ちょっと細い道です。)
細い道を道なりに行くと,店を閉めてしまったガソリンスタンドが見えます。 これを,右折すると,もうすぐです。 (道が細いですから,ランドクルーザー系の車は,離合で苦労すると思います。ご注意!)


あったあった

周りの景色は,まさに「ととろ」でも出てきそうな雰囲気です。 道なりに車を走らせてると,突然,道ばたに,ちいさな掘立て小屋が現れます。

はい!
これがトトロのバス停です。
バス停の丸看板には,しっかりと「ととろ」と書かれています。

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小屋の中には,「ととろ」の地名の由来を書いたボードがあり,ほんとうは「轟(ととろ)」と言う字を書くことや,龍神にまつわる言い伝えなどが,記されています。

近所のおじさんが出てきて,地名のいわれや,このバス停を作りきっかけなどを, 丁寧に説明して下さいました。この由来書きは一部フィクションも交えてあるということをこのおじさんが、笑って教えてくれました。

バス停のそばには,柿木があって,たくさん実っています。 「とっても甘いですよ。どうぞ、いくつでも取って食べて下さい。」 と,言うお言葉に甘えて,取ろうとしたけど....。 熟した実は残念ながら一つも無し。ちょっと時期が早かったようです。 あと1〜2週間もすると,おいしく実るでしょうね。


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こどもたちのゆめ

バス停のなかには,記名帳がありました。
ぱらぱらと,ページをめくると,子供たちの書き込みが,びっしり!

「ほんとうに猫バスを走らせて下さい」
「ほんとうに猫バスが来ると言いなぁ...」

とか,...ほのぼのです。バス停の壁の猫バスも,ニヤリ。ですね。

以前,どこかのメーカーが「猫バスを作った」という記事が,車の雑誌で紹介されてましたが,それをココに持ってきて走らせることが出来れば,面白いのにねぇ。


自然がいっぱい

写真で見ると,バス停は,道路脇に立っているように見えますが,実は,道路を脇を流れている小川に,電柱の廃材を渡した上に立っています。
つまり,床が抜けると,下の小川へ「じゃぼ〜ぉん」です。標準体重より"ちょっと"重めの私が中にはいると,ギシギシと無気味な音が...。あわてて外に出ます(笑)

で,その小川。道路側はコンクリートで固められていますが,反対側は,自然の川そのままでした。
そのせいか,たくさんの小魚が(フナではありませんでした。)泳いでいますし,なんとまぁ,カメまでが悠々とコウラ干ししてるじゃないですか。
何とも長閑な...。(野生の亀を見たのは二十?年ぶり!)


トトロの森

さて,バス停から50mほど奥へ行くと,「トトロの森」と呼ばれる場所があります。 見た瞬間,思わず,大笑い!! 木の枝にびっしりとトトロが並んでるじゃありませんか。
(木の枝とは言っても木に渡した"さお"です。決して生木に釘を打つような,ヤボなことはしてませんでした。)
これらのトトロ人形は,近所の小学校の子供たちが作ったのでしょう。一つ一つに,子供たちの名前が記されています。 トトロたちは,それぞれみんな個性的な顔で,まぁ,そのかわいらしいことといったら...!
また,向かいにある,ゴミ収集所にも,トトロの人形が並んでいたのは,ご愛敬でした。

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たくさんの子トトロは,それぞれ,手にドングリを
持ってるんです。

まぁ,ホントに静かな里で,こんなところなら,ほんとうにトトロがいるかもなぁ.. なんて,感慨に耽ってしまいました。

子供の時にだけ見える何かが,そこにあるような,そんな村でした。


最後に

何か変わったものがあるとか,トトロ・グッズが買えるとか,そういう下世話なものは,いっさいありません。(おみやげは「お話」だけ!)
また,トトロのバス停は,いまでも村の人たちの足として運行されていますので,そのつもりで見学して下さい。(とは言っても,一日数本ですが...)

その場所は,アニメ以前から「ととろ(轟)」という地名のバス停であって,たまたまアニメのトトロの雰囲気にぴったり合った,と言うだけのところです。
過剰な期待は禁物ですが,行ってみようという方は,バス停だけに目を奪われるのではなく,周りの景色や小川の流れにも,ぜひ,目をやって下さい。
そうすれば,もっとすばらしいものが見えてくると思います。

最後に,バス停を見学している間,村のいろんな方からお声掛けいただき,大変,心が温まりました。この場を借りて御礼申し上げます。


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