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子どものスポーツ指導への教育的アプローチ

2004/1/20-3/16 大阪市中央体育館で開催された、全9回にわたる講義の記録である。
平成15年度 大阪市生涯スポーツ指導者育成講習会 主催 (財)大阪市スポーツ振興会
3/16 第9回 最終回・「理想的な子どものスポーツ指導」コーデイネイト 三村貫一氏
3/9 第8回 「世界の子どものスポーツ活動」講義 大阪教育大 入 口 豊
3/2 第7回 「子どものスポーツ指導」実技2 大阪聖得学園 野中耕次
2/27 第6回 「子どものスポーツ傷害」大阪市立大学院 運動生態医学 藤本繁夫
2/20 第5回 「子どものスポーツ栄養」大阪教育大学教養学科生活環境 奥田豊子
2/10 第4回 (財)健康管理・開発センター 事業部長 池谷 茂隆 
2/4 第3回 大阪ハイテクノロジ専門学校 阿部恵子氏
1/27 第2回 大阪教育大学 三村寛一教授
1/20 第1回 関西女子短大 教授 高木信良


3/16 第9回 最終回・「理想的な子どものスポーツ指導」コーデイネイト 三村貫一氏
ここ10年は、コーデイネイトしていると言う三村教授による、情報と問題点を抽出して、大学の先生としての回答を与えることで最後を締めくくった。3つのグルーに分かれて子どもの色々な問題点を言いあった。生徒が発言した問題点は、ボランティアとしての行き詰まり、プロとしての疑問点など多枝に渡った。小生は、阿部恵子先生のグロープに入った。阿部先生は、運動の好きな女の子だったらしい。現在5年生の男の子がおられ、全く子ども指導にふさわしい人である。心拍数による運動量の測定方が印象的であった。
 何時の時代でも「若さ」と言うのはいい。しかし、時代を読み続けて成功する人もいるが。人生長いようだが短い。サイクルの波動は益々短くなる。
 今後の希望としては、子どもの指導に限らず、高齢者のスポーツ指導もして頂きたい。卓球の同好会が4月3日に発足する。目標としての1点に漕ぎ着いた。


3/9 第8回 「世界の子どものスポーツ活動」講義 大阪教育大 入 口 豊
ボストンの大学生は子どもたちを教えている。子どもたちの地域の生活状態の違いがあり、治安も悪く、人種もまちまちである。世界の比較では、
1.日本:練習量が過多。ジュニアレベルは世界のトップ。2.イギリス:練習は週1回、1.5時間 3.ドイツ:週2〜3回、60〜90分
2.促成栽培の功罪−早すぎる専門家−使いすぎ、燃え尽きる(バーンアウト)
3.勝利至上主義は心理的なゆとりのなさ−競技会の増加−指導者の期待大
4.学校運動部中心主義−中学に行くとクラブがない。
5.自然スポーツ環境の整備が急がれる。など


3/2 第7回 「子どものスポーツ指導」実技2 大阪聖得学園 野中耕次
 子どものスポーツ活動を指導にあたり、参加する子どもの目的、目標にどの様にして達成ラインに近づけられるか?その課題は、三要素に区分され、1.体力的要素(発育発達) 2.技術的要素(技・機能) 3.精神要素(楽しい)に基づいて一緒に体験することが今日の実技講習である。
・ウォーミングアップとし、アイスブレーキング、ウォキング、リズム体操、ストレッチ、トレーニングなど。
・ボール運動として、三要素1.では投げる、受ける、走る、跳ぶ、蹴るなど。2.では、ボールを使用して、服筋、背筋、腕立て伏せなど。3.は、目的、目標の達成、上手にできる、ほめられる、勝負に勝つなどを体験。ボール運動の2つのねらいとして、やさしさ(思いやり)、きびしさ(勝負)を3人1組みのグループ分けしてランニングパスや、スリークロス、四角パスなどの実技をした。


2/27 第6回 「子どものスポーツ傷害」大阪市立大学院 運動生態医学 藤本繁夫
 1−3才までは言葉が発達する。6才ぐらいまでは、リズム感など子どもにとっては神経系機能から発達する。体は小さいから大きな怪我は少ない。打撲や捻挫が主である。ケガの頻度は少年よりも思春期、思春期よりも成人と増加する。サッカーのようなcontact sportsでは、体を使って相手と接触するのでケガの機会は多くなるなる。小年期では、打撲や擦過傷が多く、思春期以降では骨折や脱臼などの大きなケガが多くなる。
 一方、バレーやテニスなどのnon-contact sportsでは、骨折や脱臼、靱帯損傷などは、何かとぶつかっておこるケガが多いが、小年期では、殆ど軽い捻挫やover use などである。
 over use syndrome では、同じ動作を繰り返すことによって起こる慢性疲労である。例えば、ランニングによる下股の疲労骨折、野球では、肘や肩、テニスでは、肘などが好発部位である。
これらの傷害を持ったまま運動を続けると、重大な後遺症を残してしまうので、早期発見、治療が大切である。
以後、救急処置として、Rest(安静)、Ice(氷冷)、Compressin(圧迫)、Elevation(挙上)について説明された。


2/20 第5回 「子どものスポーツ栄養」大阪教育大学教養学科生活環境 奥田豊子
 幼稚園に行くのに朝食を食べさせないで子どもを送る親がある。大学生は、バイトで夜遅くまで働いていて夕食は夜中である。従って、朝食を取っていない学生は40%におよぶ。1.狐食(ひとりで食事)、加工食品、ファーストフード、清涼飲料水。運動不足+過剰栄養 運動過多:栄養不足
2.学童期:食習慣の完成期、思春期:食習慣の自立期、小児期における食教育、健康教育の重要性。「食べることは、生きることであり、心と体を育てる健康の基本である」以上のようなことを踏まえて、スポーツ栄養の役割としては、バランスのある食事。水分の補給(熱中症の予防)が必要である。具体的には、
・スタミナ(持久力)アップには、糖質60%以上の高糖質(主食)、ビタミンB、鉄分(主菜・副菜)などが、さらに、血糖値の上昇が早く、血糖中のインスリン濃度を高めるグリセミックインデックスの高い食品(ごはん、パンなど)がよい。その他、
・体づくり、筋力アップにはタンパク質。
・骨格づくりに欠かせないのは、タンバク質、ビタミンD、カルシウムなどのミネラル。
・疲労回復にはビタミンC、カリウム、マグネシウムなど。
・貧血予防には、鉄分、ビタミンE。
・運動で生成する活性酸素を消去するビタミンA、ポリフェノールが必要だ。
と先生は糖尿病患者向けの講義のごとく淡々と述べられた。最後に質問をする人はいなかった。


2/10 第4回 (財)健康管理・開発センター 事業部長 池谷 茂隆 
 今夜は、講義でなく実技だった。子ども用とわかっていても、言われるままに、幾つかのゲームを進めて行くうちに、マジで本気になってくる。集団ゲームでは、「ジャンケン仲間集まれ」ク゛・チョキ・パのうち1つを示し、示した手を高く上げる。同じ手の形の者同士が1ヶ所に集まる。ただそれだけの事であるが。なかなかうまく行かない。同じ手形のグループが2ヶ所に出来たり、集まるのに遅れる人がいたりする。
 ボール遊びは、「テニスボールを上、高くほうり上げ、両手で受け取る。ボールが空中にある間に何回手をたたけるか」を競ったり。上に上げたボールを背中の後手で受けたりした。練習するとうまく出来るようになる。その他、チーム対抗ゲームでは、おなじみのムカデ競争などがあり、終わり近くにつけて全員が汗だらけ。


2/4 第3回 大阪ハイテクノロジ専門学校 阿部恵子氏
 前回のグループ別の「テーマとまとめ」が皆に配られた。自己啓発・生涯スポーツのための受講も今日で3回目になった。
 生理学的に、子どもの身体は3〜4才から12才までにほぼ形成される。具体的には体格指数で表わされ、肥満児、体脂肪の量で表される。指導者は、運動を行う対象の年齢、特性を知り、目的をタイムリーに明確にすること。子どもの怪我、熱中症については特に気を付ける。
 子ども時代の運動は、65才近くになり運動量が必要になる時に差がでる。適正な運動量は脈拍数で測る。健康維持を目的にするなら最高状態に対して65〜70%(120ぐらい)が適量である。トレーニングでは、80%ぐらいが適当とされる。それ以上の激しい運動はマイナスになる。(auri) - 02/04 22:19 機種:[PC]


グルーワークは 紅一点の6名で・・
1/27 第2回 大阪教育大学 三村寛一教授
 1月27日の第2回目では、グループワークによる「子どもが求める指導者像について」である。1グループ5−6名、10グルーフに分かた。各グループは自主的にテーマを決め意見を記録して行く。最後は、まとめてリーダーが発表した。グループ全員の写真も撮りを講習を終えた。
 この行事を企画したのは大阪市と大阪市スポーツ振興協会である。コーディネイターは、今回の講師・大阪教育大学 三村寛一教授である。「子どもに限らない指導者のあるべき姿」が浮かび上がり、有意義な講習会となった。(auri) - 02/03 12:16 機種:[PC


1/20 第1回 関西女子短大 教授 高木信良
 今年に入って大阪市が開催している講習会「生涯スポーツ指導者育成講習会・子どものスポーツ指導」に参加している。講義は3月16日までに9回にわかれ行なわれる。最初の1月20日夜は「子どもを取り巻くスポーツ環境」についての講義があり、子どもの身体の成長に合わせた家庭、学校、社会の変化についてを学んだ。(auri) - 02/03 01:11 機種:[PC] 


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