静岡県 掛川市の 建築設計事務所


さんさい?山菜?

□「さんさい」ってどういう意味?とよく聞かれます。初めてこのページを覗かれた方も、この疑問が沸 いてくるようです。三歳?山菜?三彩?いちばん間違われるのは、山菜です。おいしそうな事務所で すね。本当は、漢字にすると三つの才「三才」です。「才」の字の意味は、本来備わっているもの、能 力のこと。「三」は天・地・人を現します。

□決して東洋思想に傾倒しているわけではありませんが、この言葉を知った時、建築というのは、こ の環境があって成立するのだなぁと、自分がしみじみ感じたからです。辞書では、宇宙間の万物とい う意味も並記されていますが、このスケールの大きさ、深さに共感しました。「天の理」、「大地の恵」 の間に位置する「人」。人の才能いかんによっては、物事は大きく左右されます。天地を無視して、建 築はできません。重力に反して天を目指したバベルの塔は崩れ、王の墓ピラミッドは、建設に必要な 樹木の伐採を続けて砂漠化したとも言われています。少々、古すぎる例えですが、歴史は常にその 危険性を示唆してくれます。

□事務所の名前を考える際、「村松」という個人の名前を使うことも考えましたが、周辺に同名の類 似事務所が多かったこともあり、この名前に落ち着きました。「三才」をひらがなにしたことで意味が 不明となり、「山菜工房」となっておいしそうに勘違いをされる訳ですが、これもまた良しと考えていま す。建築もまた、十人十色の受け取り方が、あるのと同じではないかと思っています。少なくとも創り 手は、常にその信念と定理を念頭に物事に接していなければならない、という姿勢があれば、それで 充分だと考えています。

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さんさい工房一級建築士事務所