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静岡県 掛川市の 建築設計事務所

オープンデスクとインターンシップ制度

現在、建築デザイン系の学生さんを研修生として受け入れしています。
対象は学生に限りません。これから建築デザインや設計を学んでいこう方のために
事務所を開放しています。いわゆるオープンデスクです。
当事務所はインターンシップ制度の導入も始めました。
これは、建築設計士及び建築家志望の方が、学校や机上ではなく実際の体験を通して学びながら実務を習得
していくシステムです。実務習得のレベルによっては、報酬も
支払われます。オープンデスクのシステムより内容は高度化しています。
オープンデスクの例
(これまでに4人の研修生が来ています)
■研修内容
建築現場の監理に同行。模型製作(計画中の物件等)。簡単な書類の作成補助。
学校での課題などについてアドバイスをしたり、建築雑誌を通してデザインなどの話をす
るときもあります。旅行先の建築写真を題材にレクチャーする時もあります。
逆にレクチャーして頂く事もあります。これまでの内容は、多種多様です。
計画的なプログラムはありません。研修生の希望があれば、可能な範囲で応えるように
しています。たまに業務と関係のない村松の個人的なイベントに参加する時もあります。
(例:子供建築教室、セルフビルド、舞台美術、建物探訪)
良い事ばかりではなく、退屈な雑用もして頂きます。
■研修期間
研修生の都合になるべく合わせています。週一回程度が基本ですが、一週間だけ毎日
来て終える人もいます。事務所の状況によって調整をして頂くことも多々ありますが、事
前に電話などで調整しています。研修の終わりは自己申告して頂きます。
■研修費用または給与
研修費用はかかりません。給与、交通費、食費などは一切出ません。
つまり、金銭的な行き来は全くありません。ギブ・アンド・テイクで、研修生は仕事の手伝
いをしつつ(ギブ)、実際の設計事務所の現場から何かを学んで(テイク)頂きます。
研修生が実際の業務の手伝いが出来ることは、ごく限られています。事務所としての利
点はそれほど多くはありませんが、研修生には多いと思っています。
■留意点
研修中の事故、トラブル等については保険等に加入していませんので、保証できません
し、責任も負いかねます。基本的には自己責任です。
服装は、動きやすい私服で結構ですが、お客様とお話をするときや、役所廻りをする場
合もありますので、品の良い清潔感のある服装でお願いしています。人によっては、事
務所スタッフとして見られる場合も充分あり得ます。
金銭のやりとりはありませんのでクリーンに、フラットに上下の関係なく、お互いの意見を
言うことが出来ます。(村松は上司でも、先生でもありません。あえていうなら、研修生の
応援団です。)
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インターンシップの場合
(1名が研修終了。正社員として採用に至りました。)
■業務内容
実際の設計事務所としての仕事全般をお手伝いして頂きながら、実務習得をして頂きま
す。同時に考え方や、デザインの基本もレクチャーします。
キャリアによって業務の内容が異なりますが、意欲的に学ばれる場合は、こちらも対応し
ます。(プランニングやCADによる製図など)
■期間
2〜3ヶ月程度を想定しています。応相談ですが、週5日以上が望ましいです。時間帯も
応相談です。
終了時期は事前に自己申告して頂きます。自分の意思で決め、計画し、実行して頂きま
す。
■給与(パート、アルバイト代)
応相談となります。時間や業務レベルを見て話し合います。
基本的には、学びながら働いて頂くことになると思いますので、時給換算にすると高収入
は望めませんのでご了承下さい。業務レベルによっては、交通費、通信費などの手当を
支給します。
■留意点
オープンデスク同様、事故等は自己責任となります。
建築士受験資格の条件である「実務経験年数」に算入出来るだけの内容で考えていま
す。先々、仕事のレベルによっては、正式なスタッフとしてお願いする事を想定していま
す。
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募集にあたって思うこと
建築を学ぶ学生にとって、設計事務所という就職先は大変狭き門です。
さらに、昨今のインテリア雑誌の充実、TVによるリフォーム企画などによって、デザイン、設計志望の学生の比率は多
くなっていると感じます。
学生だった当時の私自身も同じですが、夢や理想ばかりが先行して、実務経験のない学生は実のところあまり相手に
してもらえません。小規模事務所の場合、
「今年は採用しません」
「募集していません」
とういう言葉を聞き続けて、夢を断念していく人がほとんどです。設計事務所、または建築家という世界を知らないま
ま、なんとなく別の就職を決めていきます。進学し、卒業したら就職というタイムスケジュールの波にもまれ、いつし
か夢を忘れていく学生達が多いのが現実です。
学ぶ意欲があるのに、実際の世界に入って見て触れて、体感できる現場ががあまりに少なすぎます。イメージだけが
先行して、どこから建築家への一歩を踏み出せばよいのかさえわからないままです。
こんな状況を少しでも変えられないだろうか?ということが事の発端です。
また、同時に、設計事務所の運営者として、一人の建築家として日常の業務の煩雑な状況を補助してもらえる人材が、
必要であることも感じてきました。デザインや設計はチームで取り組んだ方が、合理的で良い物が生まれることが多い
場合があります。誰でも良いのではなく、建築に対する情熱がある若者はいないのか?・・・と
そこで、これまでオープンデスクの研修生を受け入れてきた経験から、インターンシップという制度を導入することにし
ました。研修生受け入れは、学生応援企画(?)と私は位置付けています。インターンシップはもう少し設計事務所に近
いところでのシステムです。
一人でも多く、建築に対して情熱ある若者が増えてくれれば、業界のベースアップにも繋がると思っています。
正社員でもなく、パート・アルバイトでもないこの形が、設計事務所体験の初期段階ではふさわしいと感じています。互
いのニーズを満たし、お互いに成長する。ギブ・アンド・テイク。最終的にパートナーシップを組めれば最高にうれしい
ですが、そこは両者の選択によります。私に採用の選択権があると同時に,、参加者にも就職先を選ぶ権利がありま
す。私の事務所よりも優れている事務所は山ほどあることでしょうから、そちらも選択肢になると思います。
10年前の当時の私は・・・。バブル崩壊で就職が難しい時期でしたが幸い、私は3月に大学を卒業して、4月に設計事
務所に入社できました。何も知らない自分でしたが、先輩や上司に教えて頂き、ひととおりのことを学ばせて頂き、独立
しました。お世話になった会社を離れるときは正直、申し訳ないと言う気持ちがありました。
今、振り返ってみて、入社当初は給料をもらうことに違和感が多少なりともありました。なぜかというと、3月までは授
業料というお金を払って勉強していた身が、翌月には給料というお金をもらって勉強しているのです。これは重
要な「気づき」です。いつしか、仕事を覚え始めると、お金をもらうことに慣れ、逆に足りない・・・などと感じ始めるので
す。まず、もらうこと。手当、ボーナス、賞与・・・。ここが、サラリーマン設計士の限界でした。自分への甘えです。そし
て、私は独立して再スタートを切ったのです。
普通、年度をまたぐと、ほとんどの卒業生はこの流れ(4月から給料をもらう)で生活し始めます。当たり前のこの状況
が、今の私にはどうも気になるのです。本当に学びたい(テイク)のであれば、最初に自分の何かを与えて(ギブ)学ぶ
べきでは?、それは、授業料であったり、時間であったり、奉仕であったり、情報であったりします。自分は既成の流れ
に乗ったにもかかわらず、都合の良い意見であると承知した上で、やはり、本当に学びたければ、まず自分の何か
を提供すべきと今は感じています。
そのほうが、健全に、しかも早く、勉強でき、習得も出来ます。さらに、机上の知識勉強ではなく、現場の体験的勉強
が、実利に結びついていくと確信しています。
現在の私も、学ぶべき事は山ほどあり、まったく時間が足りません。次から次へと、学ぶべき事が出てくるのに、どんど
ん時間は減っています。(時間をお金で買いたいと思うほどです)
私が誰かに何かを本当に教えてもらいたいと感じる時は、自分の何かを支払います。そうでなければ本当の核心を
教えてもらえないからです。結果、回り道をせずに近道が出来ると信じています。
インターンシップ制度に賛同し、事務所で勉強してみたいという方が、いらっしゃれば、ご連絡を頂きたいと思います。
未来のパートナーを募集しています。そして一緒に、よりよい建築を一つでも多く創造していきたいと思います。結果、
建築という専門分野から、少しでも社会貢献できればと思っています。


さんさい工房一級建築士事務所
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