栄養と免疫

赤ちゃんにとって、一番いい栄養は母乳です。(人間も哺乳動物だもんね) お産のあと2〜3日間でる母乳を初乳といいますが、 初乳には産まれたばかりの赤ちゃんに最適な栄養があるばかりでなく、赤ちゃんを病気から守ってくれる成分(免疫グロブリン、ラクトフェリン等)が多く含まれています。
また赤ちゃんは3日ごろから一時的に体重が減ります(生理的体重減少)が、そんな時期に出る初乳は黄色い蛋白質の豊富なものなので、必ず与えるようにしたいですね。
この他にも母乳には補体、リゾチーム、ビフィズス菌成長因子、細胞成分 、オリゴ糖、DHAなどが含まれています。
初乳は1週間ぐらいすると、次第に普通の母乳の成分に変わっていきます。これはサラサラして飲みやすく、甘くて赤ちゃんの好きな味になります。そして授乳時間の最後の方になると蛋白質の濃い物にかわり、満腹を感じるようになるそうです。
このように母乳は赤ちゃんの成長に合わせた成分になっているのです。(すごいと思わない?)
また母乳は消化がよいので、赤ちゃんの腎に負担をかけません。

ママのため

赤ちゃんが産まれるとママの子宮は徐々に収縮を始め、元の大きさに戻ろうとします。母乳を与えることはこの収縮を助けるのです。
また、ママは食事をしても母乳にカロリーを取られので太りません。母乳をあげているママはミルクのママより早く元の体重に戻るでしょう。(ありががたい!)
他にも、母乳を飲ませたママとミルクのママでは母乳を飲ませたママの方が乳ガンにかかる率が低いそうです。(いたれりつくせりだぁ)

赤ちゃんの体

母乳を飲むと鼻で呼吸する習慣が出来ます。鼻呼吸する事は鼻でほこりを取り除き適度に加湿をし、肺で酸素を吸収しやすくします。
SIDS(乳幼児突然死症候群)という赤ちゃんが寝ている間に死んでしまう病気があります。これは直接的な原因は分かっていませんが、人工栄養が関係していると言われています。少しでも母乳が出るなら与えたいものですね。
また母乳の赤ちゃんとミルクの赤ちゃんでは体つきも変わってきます。母乳の赤ちゃんは毛髪がしなやかで、体つきも固太りでしっかりします。

経済的と手間のこと

赤ちゃんをミルクだけで育てると、ミルク代が月に1〜2万円ほどかかります。母乳で育てるためにはママの栄養のことを考えなければいけませんし、最初の1ヶ月は清浄綿で清潔にしなければなりません。
しかし、哺乳びんの消毒や湯冷ましを作ったりすることからは解放されます。 夜中、赤ちゃんがお腹をすかせて泣いた時、寒い台所まで行ってミルクを作り、飲み終わったら哺乳びんを洗う...母乳だったら起きて、授乳し終わったらそのまま寝れるのです。私なんて睡眠不足で眠かった時、飲ませながら寝てることもありました...(^_^;)本当に楽ですよ!
おまけに外出するときお湯やミルク、哺乳びんなども持っていかなくていいので荷物もだいぶ減ります。

スキンシップ

母乳をあげることによってママと赤ちゃんの絆が深まります。ママは母乳をあげることによってより愛情を感じ、より母性に目覚めることでしょう。赤ちゃんはママに抱かれながら母乳を飲むことで安心できるのです。

デメリット

母乳にもデメリットがあります。
母乳にはビタミンKが不足していることです。しかし現代の産院ではビタミンKを投与しているので心配はいりませんが、妊娠中から栄養をしっかりと採っておきたいものです。
また、哺乳びんのようにメモリがないので、赤ちゃんがどれくらい飲んだかわからないことです。でも、赤ちゃんのご機嫌や排せつ量、体重の増加などで把握できると思います。母乳をずっとあげているとだんだんと自信が出てくるでしょう。