この部屋でのトラブルとその対応
隣室のテレビの騒音

発 生 時 期
平成13年7月頃
     〜9月頃

壁は厚く隣室の音や声は全く聞こえないのに、油断していたベランダの窓から音が進入!

 広い部屋にも満足し、目の前の道路も車の通りも少なく満足ゆく生活を送っていた。
 しかし夏場になり、一日中ベランダ側の掃き出し窓を開けるようになると、隣室のテレビの音が気になるようになってきた。じつは入居当時から早朝にボソボソと声とも音とも聞き分けがつかぬ音がしていて、 そのために目が覚めていたことがあったが、夏場になってそれが隣室のテレビの音と判明した。
 隣室の間取りは1LDKで、ベランダ側はリビングダイニング、寝室は反対の廊下側になっているが、小生の部屋は1Kでリビングも寝室もすべてベランダ側にあるのでこのような弊害に見舞われたのだ。
 さて、一度気になり始めるともうダメで、毎朝7時前からテレビの音がし、夜は12時近くまで何を見ているのかよく分かるほどの音量がベランダを通じて私の部屋の中まで響いてくるのだ。(これは鉄筋コンクリートゆえに室内の音がよく響くため、このような些細な音も増幅されるという最悪の状態であった)
 ちなみにこの音は壁を通して聞こえるのではなく開け放ったベランダの窓から聞こえてくるもので、窓を閉めれば聞こえなくなるのだが、一晩中エアコンをつけるのには抵抗があるし、涼しい日はやはり窓を開けて安らかに眠りたいものだ。
 隣から「ニュースステーション」の女性アナの声がハッキリ聞こえた晩、我慢ならず怒鳴り込みに、ではなくテレビの音を小さくしてもらうようお願いに行こうと着替えをはじめたことがあった。しかし隣はなにをする人ぞ。顔も知らないし、ベランダに干してあるものから独身の男と想像できる程度で、 今後イザコザが起きるのも嫌だしな、と我が家の玄関口で考えて、その日は窓を閉めて眠りに就いた。
 さてそんな状態が夏場には毎日続き、やはり何度か怒鳴り込みに行こうかとしたが、その都度考え直してエアコンをつけ窓を閉めて寝ることがあった。そうこうするうちに夏も終わり、隣室の奴が窓を閉めた生活をするようになって、この騒音にもしばらくは悩まされないで済むようになった。
 が、今度は上階の物音が頻繁にするようになった・・・

・・・教訓・・・
できれば隣室の間取り図を確認し、自分の生活リズムと同じような配置になっている部屋を選ぶべきでしょう。(公団ではその調査は容易に行えます)

ショウジョウバエ
      大発生

発 生 時 期
平成13年8月頃
      〜平成14年初め頃

世にもおぞましいハエの大発生!そして公団の無責任な対応に唖然!

 このマンションでは入居時からエントランスなどにハエが飛んでいるのが気になっていた。またベランダの窓を開けていると部屋にも飛び込んできて追い出すのに苦労したこともあった。
 しかし数カ月もするとほとんど姿を見せなくなったので安心していたら、夏も終わろうという8月末頃小さなショウジョウバエらしきものが部屋の中に飛ぶようになった。日ごとにその数は増え、ゴミをマメに捨てても減る気配がないので水回りを調べていったら風呂場が発生源であることがわかった。
 排水口だと思い塩素系の洗剤をまいて一安心したが、なんと翌朝になってみると風呂釜に数十匹のショウジョウバエが止まっていた(しかも生きている)。となるとどこから入ってきているのか・・・謎は深まるばかりだがしばらくは原因が分からず、風呂に入る前後にハエ潰しをする嫌な日課になってしまった。
 さてそうこうするうちに風呂釜と壁の間に数ミリの隙間からでてきているのが分かり、さっそくキンチョールをまいてみると激減した。今の風呂は公団特有の大型浴槽が風呂場の幅いっぱいに設置されているタイプのもので、ユニットバスのように隙間にパテなどを埋めていないので隙間があるのだ。もちろん掃除などをするときにはそこに水が入ってしまい、よってハエが産みつけた卵が孵って大量発生したものと思われる。
 とりあえずはキンチョール効果で数が減り、またホームセンターに行って防水テープ(プラスチック製のL字型のやつ)を買ってきて、浴槽と壁の間を塞ぐように貼っておいた。 その効果は絶大で、一日1〜2匹を見かけるまでになったが(それでもまだ出てきていたのだが・・・)、ひとまずは安心してしばらく様子を見ることにした。
 しかし9月中頃に3日間旅行に行き帰ってくると、なんとベランダ側の窓枠に百匹は下らないであろうと思われるショウジョウバエの死骸が落ちていた!
 さすがこれには閉口し、すぐに掃除機で吸い取ろうとしたが、ちょっと考えてティッシュにその死骸を集めておいた。
 こうなると通常の生活を続けるのは無理があり、団地敷地内にある公団の事務所に行き事情を説明すると、
 事務員「そうですか。まだ入ったばかりですよね」
 小生「そうです、4月の終わりに入居したばかりです」
 するとさっそく事務の人が本社(?)に電話を入れ、小生の事情を説明していたが、どうやらこのような苦情は少なくないようで、電話口では次のようなことを言っていた。
 事務員「まだ入って半年なんでね。古い方ならご自分で処理してもらうんですけど・・・」
 幸い小生は新築だから、公団の方で何とかしてくれるだろうと期待しながら、午後に本社から部長が来るから見てもらってくれと言うことで、部屋に戻って待つことにした。
 中年のなんとか部長がやってきたので、さっそく風呂場を見せ状況を説明した。拾い集めた死骸と防水テープにベッタリくっついた死骸と卵らしきものも見せたが、うなづきながら聞いていた部長の口から出た言葉には耳を疑った
 部長「よくわかりました。しかし入居されて半年以上経っていますので、これは公団の落ち度ではありませんね。外から入ってきたハエが卵を産み付けてそれが孵ったのでしょう」
 小生「落ち度じゃないってどういうことですか。まだ半年ですよ。たった半年でハエがこれだけ発生すること自体落ち度じゃないんですか」
 部長「でも他からはこのような問題は起きていませんから・・・」
 唖然とするしかない。たまたま今部屋の中を一匹の大きなハエが飛び回っていたから、それを指さして
 小生「あんなハエが入居時からエレベーターホールや部屋の中を毎日飛び回っているんですよ。それはどういうことなんですか」
 部長「考えられるのはゴミ置き場ですけど、あそこは定期的に消毒をしていますから。外から飛んでくるものまでうちでは責任を持てません」
 小生「この風呂場の設計に問題はないんですか」
 部長「他からは苦情などは出ていませんが・・・」
 小生「それは言わないだけで、実際困っている人もいるかもしれませんよ。」
 部長「そうかもしれませんが・・・。とりあえず調査は専門会社に依頼できます。もちろん無料です。ただ実際に駆除するとなると実費がかかりますが・・・」
 小生「その実費って、もしかして私が出すのですか?」
 部長「そうなります。なにぶんにも公団の落ち度ではありませんので」
 こうなったら水掛け論になってしまう。仕方なく調査会社に連絡をしてもらうことにして、部長はあっさり帰って行った。
 結局その調査会社から電話があったのは一週間以上あとで、その間に小生はもう一度防水テープとパテを買ってきて完全に隙間を埋めてしまった。もちろん調査会社には断った。
 こうしてしばらくはハエも出てこなくなり、ようやく浴槽にお湯をためて浸かることが出来るようになったが、こんどは11月頃からひと回り大きいオオチョウバエがたまに出るようになった。もうゲンナリである。

・・・教訓・・・
 公団は所詮お役所仕事しかしないようだ。「管理費」ではなく「共益費」を徴収しているところからでも管理責任は持たないという姿勢が垣間見られるのだ。

上階の足音・
 引き戸の音・
下階のステレオ騒音

発 生 時 期
平成13年10月頃
    〜退去時までの間

非常識な深夜のステレオ騒音。しかしその真相はチャチな構造にあるようだ!

 窓を閉めると外の音がしなくなり、一人で部屋にいると耳を圧するような静寂が訪れる。静かでいいな〜といい気分で布団にもぐり寝ようとしていたら、「ドスドス・・・ガラガラ、ドン!ドスドス・・・ドダン!」と上の部屋からと思われる足音やクローゼットの引き戸を開け閉めする音がしてきた。
 ウソだろ〜と思いつつも布団の中で聞き耳をたてていたら数十分間に渡り足音とクローゼットを開け閉めする音がしていて、12時頃にようやく静かになるといった毎日が続いている。なぜか11時前にはまったく足音などは聞こえず、いつも夜中になってからその音は聞こえてくるのだ。
 上の階にはどんな奴が住んでいるのかまったく分からずイライラした毎日になったが、小生が酔っぱらって帰った日に天井をスパナで3・4回思いっきり叩いてやったら、なんと同じように「ドンドンドン・・・」と返事をしてきた。これには呆れて、つまりは上のバカは分かってやっているのことが判明した。馬の耳に念仏、猫に小判。言っても無駄なのである。
 まあ小生がそれまでの手抜きマンションに住んでいたため神経質になっているということもあるし、眠れないほどうるさいものでもないので、耳元で音楽をかけながらだましだまし寝るようになっている。
 しかしそんなある日、今度はステレオと思われる「ズンドコズンドコ〜〜」と重低音が響いてきた。物音以外の騒音が聞こえたのはこれがはじめてで、しかも時間は夜11時過ぎ。さすがにこれには怒りを感じ、音の出所は上か?と思ったが、床にもその音は響いていて上か下か定かではない。
 1時間程で音は止んだが、その後週末になると悪夢が繰り返されるようになった。しかも時間は深夜1時過ぎ!上の階からは足音や物を落とす音なども聞こえていたから上の部屋ででステレオをかけているのは間違えないようだ。
 とりあえず布団に入り、耳元に置いたパソコン用のスピーカーで音楽などをかけて寝ることにしていた。が、先日は夜9時前にいつものズンドコ音が響いてきた。小生はテレビを見ていたが、その音の後ろで耳障りな重低音がドロドロ聞こえるのは非常に気分が悪く、着替えをして上の階に行くことにした。
 上の階の部屋の前に立ったが、玄関先では何の音も聞こえない。なんどか躊躇しながらもインターホンを押す。
 そこから聞こえてきたのは意外にも女性の声であった。
 小生「夜分すみません。いま音楽をかけていませんか?」
 女性「いいえ、テレビしか見ていませんけど」明らかに警戒した声での答えであった。しかし嘘をついている風ではない。
 小生「そうですか。なんか家に音が響いているんで・・・それは失礼しました」
 こうなると下の階が有力な容疑者になるが、すると少し厄介なことになるかもしれない。とりあえず一度部屋に戻ると、まだ重低音が響いていた。やはり上の階ではないようだ。
 では、と下の階へ向かったがさすがに玄関先で躊躇した。なぜなら、小生は生活騒音に関しては細心の注意を払って生活をしているつもりだが、よく床に物を落として大きな音をたてている。つまり下の階にも響いていると思われる。いま小生がステレオ音について抗議に行けばそのようなことを言われるかもしれない。もちろんこれは疑心暗鬼に過ぎないかもしれないが・・・
 廊下側に小さな窓があり、明かりがついて台所で食器を洗っている気配がしている。しかし音楽などは聞こえていない。どうしようかと玄関先で突っ立て居たが、あまり長い間こんなところにいると不審者と間違われてしまうのでいったん退散した。
 すると廊下からひとりの男が小走りにやってきて無言ですれ違った。振り返ってみるとなんとその部屋に入っていった。年の頃は小生と同じくらいだろうか。つまり二人で暮らしている奴だということがわかり、その日は何もせず部屋に戻った。まだズンドコ音は響いている。
 下の階のステレオが原因とほぼ確定したが、それにしても下の部屋の音楽が聞こえてしまうとはどういう構造なのか?かなりチャチな造りであることが判明した。
 この瞬間、苦労して入居した公団マンションに対しての信頼は大きく崩れていった。

 そして数日後、寝つかれぬ夜を悶々と過ごしている深夜1時を過ぎた頃、またもや「ズンドコズンドコ・・・」が聞こえてきた。たまらず耳元で音楽をかけたりしたが気になって寝つかれず、とうとう朝方に気分が悪くなりトイレに駆け込んだ。時刻は4時。ゲッソリしてその後2日間は食事が喉に通らず仕事も休んだ。
 翌日は一日横になっていたが、夜7時過ぎにまたもやステレオ音が・・・。今度こそは言わなければと起き上がり、階下の玄関の前に立ちベルを押す。住人はすぐそこの廊下にいたようで、ちょうど携帯の着信音などが鳴っていたが出てこようとしない。ドアスコープが一瞬暗くなり外の様子(つまりは小生)を伺っているのがわかる。何度かベルを押しながら粘っているとようやくインターフォンに男の声がした。
 小生「上のものですが、いま音楽をかけていませんか」
 男「ああ、うるさかったですか?」
(いちお自分でもわかっているのだな。これは話が早そうだ)
 小生「すみませんがちょっと控えてもらえませんか。昨夜もうるさかったので」
 男「わかりました。すみません」
 やった。話しが通じた。幸いイザコザにならずに済んだ。ほっとして部屋に戻るとズンドコ音は消えていた。
 こうして下のステレオ音はなくなったが、上の足音とクローゼットを何度も開け閉めする音は毎晩夜中にしている・・・

後日談
 しかし一ヵ月後、部屋でテレビを見ながら夕食をとっていると久しぶりに恐れていた重低音が響きわたってきた。やっぱりバカには一度では通用しないことが判明したわけだ。 さっそく小生はそいつの玄関先に出向く。酒も入っていたから怒りに任せて力強くベルを押すと、聞き覚えのある男の返事がインターホン越しに聞こえてきた。
 小生「上の物だが、またステレオ聴いてるようだね」(かなり荒い口調になってしまった・・・)
 男「ああ、すみません。すぐにやめます」(かなりビビッている様子が伝わる)
 こうして、以降はステレオの音は聞こえなくなったとさ。
 ・・・が、さらにオチがあるのだ。小生がこの部屋を引き払って数ヵ月後、たまたま近くに用事があったのでこのマンションを見に行くと、小生の使っていた部屋には新規の住人が入っていたが、下の階は空室になっていた・・・。
 まあ人生すれ違いがあってこそおもしろいのだが!

・・・教訓・・・
 苦情を言いに行くときは冷静に。なお民間マンションなどではまずは管理会社や大家に伝えましょう。直接本人に苦情を言いに行くのはトラブルの原因になるのですべきではないのですが、公団ではそのような対応をしないようなので、小生はあえてしてみたまでです。