黒松は元来丈夫で威勢の良い樹木であり縁起の良い樹木として古くから親しまれてきました。それだけに盆栽として仕立てるには、いろいろと気を配る必要があります。ここではそうした黒松の管理方法をお伝えします。
[ みどり芽摘み ]
黒松は適度な肥料と水を施せば生育旺盛な樹木で、5月の連休頃になるとみどり芽が伸びてきます。このみどり芽を放置しておくと間延びした枝になります。そこでこの伸びたみどり芽を元から5芽残して指で折ります。(注意:はさみを使うと枯れ込むことがありますので、はさみは使わないで下さい。)
[ 芽切り ]
みどり芽摘みをおこなって1ヶ月が過ぎた頃、新葉が展開し茂ってきます。この時期(6月中旬〜下旬)に芽きりをおこないます。芽切りをおこなわないと間延びした枝葉になります。芽切りは今年伸びた新芽を全て元から剪定ばさみで切ります。
[ 古葉調整 ]
黒松の新芽は場所や日当たりによって勢いの良い芽と悪い芽があり、そのままにしておくと勢いの良い芽だけがどんどん伸びてしまいます。そこで古葉調整をおこない新芽の生育を平均化します。方法は上記の芽切り時に勢いの良い新芽を切った箇所の古葉は3本残し残りは全てピンセットで抜きます。(注意:ピンセットで抜く時に”はかま”は残して下さい。)中程度の新芽の箇所は4本、弱い新芽の箇所は5本残します。(これは目安ですから新芽の強弱によって調整して下さい)
[ 古葉刈り ]
秋10月になるとすっかり新葉も出揃い美しい姿になりますが、この時期に古葉刈りをおこないます。古葉刈りは古葉調整時に残した古葉を全て抜く作業です。抜き方は古葉調整時と同じくピンセットで”はかま”を残して抜きます。
[ 黒松の植替え ]
黒松の植替えは基本的に3月中旬におこないます。植え替える時には根の整理と根張りの世話をしっかり行ってから植えて下さい。用土は<赤玉中粒:2、赤玉小粒:2、桐生砂:3、川砂:3>が良いでしょう。但し若木は桐生砂・川砂の割合を多めにして下さい。
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