タイムスリップ


☆ タイムスリップ ☆



1度だけ タイムマシンに乗れるなら
未来へいく?
過去へいく?

人はたいてい 寄り添って生きている
家族の輪
友達の輪
社会の輪
どこかで なにかに 支えられて
みんな心につっかい棒をしている

ときどき 支えが外れても大丈夫
つっかい棒にはスペアがたくさんあるんだ

あなただって

きっと誰かを支えてあげている











大人のたてまえ


☆ 大人のたてまえ ☆



右に道はないけれど
曲がってみたい
もっとまっすぐに行きたいときほど
道は行き止まり

大人になると『たてまえ』という名の靴を履く
好きなようには進めないけれど
靴は汚れて 磨り減るけれど
私の足にはキズひとつない

若い頃の私は
靴を履くのが嫌いだった
しまわれた靴はきれいなまま

でも足はキズだらけだった

その痛みが『青春』なのかな・・・











夫婦げんかの薦め


☆ 夫婦げんかの薦め ☆



どうしてもしたいわけじゃないけれど
しなくちゃいけないケンカもある

昨日よりちょっといい関係になるために
金太郎飴のような毎日に ピリッと効かす香辛料

でもね、必ずルールは守りましょう

 ☆相手にばかり求めちゃダメ
 ☆過去の話を持ち出さないで
 ☆枝葉をつけて寄り道しちゃダメ
 ☆決して勝とうとしないこと

そしてもうひとつ

夫婦のケンカは人生のデザート
お口に優しく ほどほどに・・・・♪











羽ばたく背中


☆ 羽ばたく背中 ☆



いつも つながれていた手
誰よりもわかりあえて
誰よりも近くにいると思い込んでいた

でも あるとき君はその手をするりと抜けた
どこかに自分だけの道があると信じて

ときどき後ろを振り返りながら
その不安げだった瞳が いつの間にか遠くを見つめ
まっすぐに風を受け止めて 一歩ずつ進んでいく

君の信じる道を進みなさい

淋しいけれど まだ私の役目が終わったわけではない
君が いつ立ち止まってうつむいても
いつも私は後ろにいるよ
いつかこの手が要らなくなるまで
いつまでもここにいるよ










今日もまた


☆ 今日もまた・・・ ☆



一日が過ぎていく
ぼ〜っとしていても
忙しく走り回っていても

笑っていても
悲しみにくれていても

時間は誰にでも平等に訪れる

なにかをしても なんにもしなくても
気がつくと一日の終わり

でも それは明日へと続く










いつか


☆ いつか ☆



幸せは足元に転がっている
でも たくさんのものに隠れて見えない

未来への欲望 過去の絶望

いつか雑念が研ぎ澄まされた時
それはきっと見えるに違いない

いつか・・・・













☆ トコシエ ☆



ここに愛があるのよって
心の底から言うことはできるけれど
けれど そこに永遠はないの

あたしが隣りにいることを
いつまでも当然のように信じないでね

いつか あなたの手が
空を切る時が来るかもしれないから

それはもちろん あたしとておなじこと・・・












☆ 前進のみ ☆



つい錯覚しがちな事だけど
本当は選択肢は
ただ一つしかないんだな

もちろん 斜めも横も上も下もあるけれど

でもよく見ればわかるんだよ

矢印には もどる はないんだよね











☆ 子の心 親知らず ☆



『あなたのためなのよ』
『大人になったら わかるから』

いつも最後の言葉は それ

積み重なった 重い愛情が
心にまとわりついて 身動きとれないよ

苦しさから逃れようと
横を向いた私が悪いの?

どうして あなたが傷ついた顔をするの?

ずるいよ

本当は誰のためなの?

誰かが用意した幸せなんて
あたしのものじゃない











☆ 友より ☆



落ち込んだときの友人の言葉


『そこが底だったら 上を見上げるだけでいい
 疲れているなら 少し休んでおいで

 登り始めても また滑るかもしれない
 でもね・・・・・
 落ちる分は はじめよりも少ないよ』











☆ 春夏秋冬 ☆



夏は 暑いから好きじゃない
冬は 寒いから嫌い

だけど
寒い冬だから
花咲く春が暖かい
暑い夏を働いて
美味しい秋が訪れる

嫌いだけど 夏と冬からは逃げられない

人生も そうだと思う











☆ 鏡 ☆



私を映すもの・・・鏡
あわせ鏡の中には娘たち

ため息は 澱(おり)になり
視線は 棘(とげ)になる

一人歩きし始めた言葉たちは
鏡にぶつかり 同じ角度で跳ね返ってくる

自分を好きにならなければ
鏡の自分は けっして微笑まない











☆ 冬の風 ☆



今しかできないことがある
たとえ それが間違った道でも
やらなかった自分よりは許せるはず

膝を抱えて座り込んでいたら
そこから一歩も進めない

吹き付ける風に向かって 顔を上げよう
走り出せばきっと 寒さも味方になる











☆ 星屑 ☆



『ねぇ 空がどうして青いか知ってる?』

悲しみ 怒り 喜び 憂い はにかみ 苦しみ
みんな 空が吸収したから

夕焼けが 全ての思いを燃やしたら
深い夜空に きらめく心のかけらたち

たくさんの想いが
        いろんな色で輝いている

地上で遂げられなかった想いも
        小さな光で輝いている











☆ 時間 ☆



かわりたい・・・
      かわれない 現在(いま)
かわらない・・・
      かわりゆく 時
戻らない・・・・
      戻れない 過去
遠すぎて・・・・
      見えない 未来












☆ 迷い子 2 ☆



『別に・・・・』
『もう、どうでもいいよ』
『わからない・・・・』

そんな言葉 全部ウソだね
言葉べたの あなた流の逃げ台詞

おもいっきり 怒ってごらん
おもいっきり 泣いてごらん
おもいっきり 笑ってごらん

自分の心に正直に・・・・

そしてね、
時には おもいっきり 甘えないと
バランスを崩して 心に穴が開くんだよ

私はいつでも ここにいるからね











☆ 迷い子 ☆



くる日もくる日も 雨ばかり・・・・
雨が降ったあとには 何が残るのだろう

わかりたい
    わかりあえない
おしえたい
    聞く耳をもたない

いくら向かいあっても
言葉の破片だけが 宙に散っていく
拒絶しないで 心を開いて・・・・

そんなに暗い眼をしていては
見つかるものも 見えなくなる











☆ 人生の幸せ ☆



『人生の 幸せとは・・・・・
 
 一つめは、人に愛されること
 二つめは、人に褒められること
 三つめは、人の役に立てること
 四つめは、人に必要とされること』

         ある お坊さんの言葉











☆ 二人の関係 ☆



夫婦の愛情表現は
『愛してる』じゃなくて『愛着』

真夜中にふと眼が覚めたとき
あたりまえのように聞こえる寝息
そんなあたりまえを 愛しく思う

毎日必要とはしなくても
どんなに汚れても 古ぼけても
絶対に捨てられない

幼い頃に大切にしていた
想い出の貝殻のよう

忘れた頃にとりだして 耳にあててみる

聴こえてくるのは 
心地よい 聞きなれた寝息・・・











☆ 小さな幸せ ☆



重く広がる雲の間に 青い空が見えたとき
虹を 一番最初に見つけたとき
反対車線だけが渋滞しているとき

有線で 好きな曲が流れてきたとき
渡ろうとした信号が 足を止めることなく
手招きするように青に変わったとき

同じことを感じる友に出逢ったとき
ちょっとしたジョークがうけたとき
そして 大声で笑い合えたとき

『幸せだなぁ』なんて思わないときが
一番 幸せなのかもしれない











☆ 友だち ☆



友だちって 川に似てるね

私の前に流れる川
大抵は 通り過ぎていくだけの水だけど
眺めているだけで 心がホッとしたり
癒されて元気になれたり・・・

時にその流れは 速かったり 遅かったり
強い流れに足をすくわれたり
澱みにはまって 動けなくなったり

手を触れれば 気持ちよくて 楽しくて
冷たかったり 温かかったり
時には濡れて 風邪を引いたり

この流れに 身を削られて磨かれて
『私』という石は 
角が取れて まぁるくなるんだね











☆ 『いまさら・・・』 ☆



できない事を 年のせいにして
『いまさらだから』と捨ててしまう

想い出してごらん
抱えきれぬ思いに泣いた事もあったでしょ?
壁にぶつかって悔しかったこと
忘れたわけじゃないでしょ?

小さな頃は 『大人になったら・・・』
なんていって
大きくなったら 『もう少し若かったら・・・』
なんていって

本当はいつだって出来たんじゃない?

『いまさらだから』なんて
面倒がらないで
臆病にならないで

あなたの夢をあきらめないで











☆ スキ キライ ☆



蒼く広がる 空が高い
静かな 秋の午後
過ぎていく時間が
夏をいっしょに連れ去っていった

景色が オレンジ系に変わり
やがて 白い季節が
かけあしで追いかけてくる

冬はキライ・・・
すべてが閉じこもって
心が窮屈になる

でも 寒いのはスキ
あなたに寄り添っていられるから











☆ ほら そこに・・・ ☆



探しているものは
いつも 目の前にある

それを素直に認めないで
回り道をしているから
あるものが見えなくて
違うところを探している

あせらないで
たまには立ち止まって
自分の足元から30センチ

ほら そこに・・・
手を伸ばせば届くでしょ?













☆ いっしょに ☆



いっしょに歩こう
歩幅とリズムを合わせて
手をつないで 風に吹かれて

別々のものを見ていても
同じ季節の中にいて
指の先から ささやきあって

四つの眼と二つの心
つかず 離れず 寄り添っていれば
1人じゃ見えなかったものも
ふと 見えてきたりする

人生の 共犯者だね

             2002.9.23











☆ ひとつだけ・・・ ☆



甘いコーヒーが好き
ラムレーズンのチョコレートが好き
瞳は少し茶色
背は高からず低からず
笑うと目尻にカラスが一羽
本を読むときは 眉間にしわを寄せて

そう、あなたはどこにでもいるような
ごく、普通の人

でも ひとつだけ
世界中であなたしかもっていないもの

それは私の 『愛』











☆ 忘れない ☆



目が開かなくなるほど 涙を流して泣いた
息が出来なくなるほど もだえ苦しんだ
惨めさに耐え切れず 死んでしまいたいと思った

忘れたい過去
思い出したくない時間

でも 私は忘れない
ここで負けたら それまでの我慢が
すべて無駄になってしまう

私は 私のために 
すべて抱えたまま 生きていく
思いを踏み台にして 生きていく











☆ シンメトリー ☆



マイナスがあるから プラスがあって
N極があるから S極がある

日陰があるから 日なたがあって
敗北があるから 勝利がある

悲しみから立ち上がって 喜びを知り
涙をこぼして 笑顔の意味を知る

挫折があるから 夢が生まれる

永遠の夜なんてない

夜がくるから 必ず 朝もくる











☆ 空 ☆



冷たい雨が上がったら
蒸気の中に ゆらめく七色
雲の切れ間にこぼれる光で
足元には 空の水たまり

ねぇ なぜ空が青いか知ってる?

喜び 哀しみ 怒り 愛しさ
みんな 空が吸収したから

そして そのむこうの宇宙は
青よりも深い藍色・・・

すべてを飲み込んで どこまでも深く・・・











☆ いつまでも・・・ ☆



歌うなら 高らかに
歩くなら 空を見ながら
飛べるなら ツバメのように
進むなら まっすぐな道
笑うなら 心から
眠るなら 猫のように
見上げるなら 一番星
踊るなら あなたとのワルツを
抱きしめるなら 未来の夢を
泣くのなら あなたの胸で
手をつなぐなら あなたの左手
愛するなら いつまでも
        いつまでも・・・












☆ あなたなら ☆



ちいさな ちいさな 子猫といっしょに
みんなと同じ道を行く

みんなにおいていかれないように
みんなに合わせて歩くのか

子猫がおいていかれないように
子猫にあわせて歩くのか

どちらも 自分が決めること












☆ 水たまり ☆



どんなによどんだ川の水も
どんなに小さな水たまりでも

まぁるい月をきれいに映す

私にもできることが
必ず あるはず・・・












☆ 十の辛いは幸せの始まり ☆



辛いことがあるから 楽しいことがある
辛いことばかりの中に暮らしていると
ほんの少し楽になったとき
大きな幸せを感じる

ずっと楽しいことが続くと
少しの辛さに落ち込み 涙がこぼれる

本当に辛いときは
人に出会っただけで笑顔になれる












☆ すれ違い ☆



あなたを見つめる私がいて
あなたを見つめる誰かがいる












☆ 強い人 ☆



嬉しいことがあったら 喜ぼうよ
疲れたときは 休もうよ
哀しいときや辛いときは 泣いたらいいよ

自分の心を殺して我慢することが
かっこいいって思ってない?

自分を傷つけるだけだよ
周りの人を不安にするだけだよ

強いってことは泣かないことじゃない
泣いてもまた 笑えることだよ












☆ 心の天秤 ☆



子供 『お父さん、人間には若い人と年寄りがいるよね。
     いくつまでが若い人?
     そして、いくつからが年寄りになるの?』

父親 『よくお聞き。
     人間は誰もが心の中に天秤を持っているんだよ。
     片方には【 希望 】を、
     もう片方には【 思い出 】をのせているんだ。
     【 思い出 】よりも【 希望 】のほうに傾いている人が
     若い人なんだよ。
     そして、【 思い出 】のほうが重くなった人を
     年寄りって呼ぶんだ。』

       数学者ピーター・フランクルのお父さんの創作童話











☆ つもり違いの十ヶ条 ☆



高いつもりで 低いのが教養
低いつもりで 高いのが気位

深いつもりで 浅いのが知識
浅いつもりで 深いのが欲望

厚いつもりで 薄いのが人情
薄いつもりで 厚いのが面皮

強いつもりで 弱いのが根情
弱いつもりで 強いのが自我

多いつもりで 少ないのが分別
少ないつもりで多いのが無駄

そのつもりでがんばりましょう

            天台宗別格本山 両子寺










☆ 言葉 ☆



自分を殺して長く生きるより
自分であり続けて死んでいきたい
               
言葉は刃物のように 人を傷つけ
言葉は薬のように 心を癒す
そして言葉は
魔力のように 人を惑わせ狂わせる
猜疑心で 魂を切り裂く
               
言葉を使う人間は
らしく生きることも難しい












☆ 視線 ☆



たとえ片腕をなくしても
たとえ歩けなくなっても
あなたを見つめられる眼があればいい
               
たとえ片腕が助かっても
たとえ動く足があっても
あなたがいなければ生きている意味がない

愛するものより先に死にたい

愛するものに先立たれたくない












☆ 手紙 ☆



あなたの手紙を指でなぞる
あなたの気持ちを探してみる
言葉にはできない想いが
人差し指から伝わってくる












☆ 想い ☆



言葉が夢になる
心が夢になる
夢が想いにかわる
想いがつのると
涙があふれ出す












☆ 明るいほうへ ☆



太陽に背を向けると 私の前に影ができる
身体の疲れとおなじだけ 長く長く影が伸びる
顔のない影が怖くて 目を瞑ればそこは暗闇
               
眩しくても 明るいほうを向いてあるこう
ひまわりのように太陽を追いかければ
もう私には影は見えない












☆ 悲しみの重さ ☆



悲しみの重さは比べられない
おなじ悲しみなんて ない
私の悲しみは あなたの胸の痛みと違う
だから 自分が一番悲しいなんて思ってはいけない
みんな いろんな痛みを抱えて生きている












☆ 私 ☆



辛いとき 哀しいとき 疲れたとき
そんなときくらい自分に甘くてもいいじゃない
               
私が私のことを一番よくわかってる
自分がいたわってあげなくちゃ 私がかわいそう
               
自分のことをまっすぐに見つめて
大切にしてあげよう












☆ 幸せ ☆



不幸な人だけが 幸せを探す
幸せな人は探さない
だから
探さない人だけが 幸せなんだ
幸せを探さないほうが 幸せに近づく












☆ 笑顔 ☆



足りないのは 技術ではなく『笑顔』
人は 向かい風が強くなると怯える
怯えると肩に力が入り
身体が思い通りに動かなくなる
怯えずに 笑顔でいこう
どんな風も 笑顔にはかなわない












☆ ワインの雫 ☆



『われわれは老いてゆく
 朽ちて 腐ってゆくのだ
 しかし、朽ち 腐り果てねば
 香り高い ワインの雫にはなれない』

         シェークスピア











☆ あなたがいるから ☆



人生は 山の稜線の如し
足元は小石が多く どんなに険しい道のりでも
過ぎて振り返れば
それはなだらかな一本の山なみである
隣りにあなたがいるから
つまづいてもうつむかないで
ただ 前を見て歩いていこう












☆ 贈る言葉 ☆



幾多の困難を越えて結ばれた二人へ・・・
結婚はスタートラインである
多くのことが 今までの延長では上手くいかないだろう
しかし、今日からは二人・・・
辛いことは半分になり 嬉しさは二倍に増える
忘れていけないのは やきもちを焼くこと
たぬき色ではいけない
家庭の中が暗くなってしまうから
生焼けでもいただけない
ほど良く香ばしいきつね色になるように
二人の人生に色をつけていこう

               仲人祝辞










☆ 君へ・・・ ☆



君の微笑を見るたび 僕は悲しくなる
落ち着いた微笑を見るたび 僕は辛くなる
渇いた微笑を見るたび 僕は叫びたくなる
君の瞳は今 何を見ているのだろうか
僕はいつも君の側にはいてあげられないし
いつもいつも想っていることもできない
だから 僕の知らないところで倒れたら
自分の力で起き上がってほしい

              1982.9