痛みのある間は、もう息をするのも苦しくなって来ました。
「陣痛の間こそ、しっかり呼吸をしないと、赤ちゃんに酸素がいかなくなって苦しくなっちゃうよ」と言われ、横向き寝の体勢で、助産師さんと一緒に、呼吸を・・・。
「フ〜〜ウンッ!ッフ〜ウンッ!」
この最後の「ウン」で、息をしっかり吐くのが大事!
でも、この痛みの中、この呼吸をするのがツライ!
できる事なら、息を止めて、歯をくいしばりたい・・・!
母が横に付いていてくれて、腰をさすったり、手をにぎってくれたり・・・。
痛みはどんどん我慢の範囲を超え、私は爪あとが付くくらいに母の手を握り締めたり、首っ玉にかじりついて体をよじったり。
「ごめんなさい・・・」と誰に対してだか謝ったり、「もうだめ、もう無理。産めない」と、言ったりして。助産師さんに「あらあら、泣きが入っちゃったね。」と笑われる始末。
陣痛が始まった時には『めげないで頑張るぞ!』って思ったのに、すっかり忘れてめげてしまいました・・・。
腰の痛みもさる事ながら、肛門を圧迫される感じもどんどん増してきます。
助産師さんが、「こうすると、楽でしょ」と、肛門を外から押してくれました。
普段なら恥ずかしくなってしまうところですが、この時はそんな物はどこへやら・・・助産師さんが手を離そうものなら、「押さえてっ!」って言ってしまうくらい。
痛みの合間にはだんだん眠気が襲ってくる様になりました。
陣痛が遠のくと、引き込まれる様に眠りに落ちてしまう。そしてまた陣痛の始まりと共に、目が覚めて、呼吸・・・。
この頃から、私の記憶はかなり曖昧になっています・・・。
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