日本の不妊治療 IVFと
英国での不妊治療
1965年7月生まれ、35歳を越すと妊娠はどんどん難しくなるばかりと言います。
そのうち子供を、と思っているのならば、早めに検査だけはすることをお勧めします。
まだ、良いや、なんて思っていると、大変なことになるかも。
私のように…
目次
²
英国の不妊治療
²
英国の医療制度
1990年から英国に10年間在住
ラッキーなことに、駐在員、教師、フリーランス、起業と仕事は順調。一時期はフルタイムのITエンジニア兼夜間大学院兼フリー通訳&ライターと
働きすぎて、体調を崩してしまいましたが、おかげで今のだんな様(日本人)と結婚するきっかけにもなり、
1997年クリスマスイブにロンドンカムデン区役所Camden Councilにて入籍
翌6月には両親、親戚、友人を招待して100人程度の披露宴。
Babyも欲しいねー、なんて話し合っていたのでした。
避妊を止めて1年、まったく兆候もなし。
通訳の仕事が増え海外出張ばかり行っていたせいか、タイミングが合わないのかも
それにしては生理が20日周期のときが多い、
時差ぼけで不眠だし、副交感神経が落ち着かないみたい、
頭痛もひどいし、
とりあえず、お医者さんに行こう。
予約取るのに8ヶ月
英国では「1年間頑張ったけど出来ません」、と言えば不妊治療を始めてくれる。
取りあえずは、急いでもいないしNHSでと、登録GPに行き、産婦人科病院St. Mary’sにreferしてもらう。
St. Mary’sからは連絡がまったく来ない、忙しさにかまけて半年経ってしまった。電話で連絡したら全然話がとおらず、再度GPから
連絡してもらい、その2ヵ月後にアポイントメントが取れた。
まあ、このころは健康診断気分だったし、ホルモン検査とか超音波検査をしておいたほうが良いだろうぐらいにしか
考えていなかったのですね。
初診
ドクターと問診。血液検査、2週間後に超音波検査と2回目の血液検査。ここまではスムーズに。
検査関連は看護婦の仕事なので比較的アポイントメントも取りやすい。
検査結果と診断のためのドクターとのアポイントメントは約40日後。ところが、出張が入ってしまい変更しなくてはならなくなってしまった。
変更するとまた2ヶ月は取れない…
でも、このころはまだ高をくくっていたのである。
不妊治療を思い立って10ヶ月後2度目のドクター診察
POF(Premature Ovulation Failure未熟排卵不全)かも知れない、でもわからない、ごめんなさい私インターンなので、ドクターに聞いてきます、 と
いきなり部屋から医師が出て行ってしまった…
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5分後(15分には感じられたけれど)、インターン医師が戻り、しどろもどろに説明を始めた。
2回の血液検査で、FSHというホルモン値が異常に高い、
つまりは閉経前に脳が排卵を必死に促しているということである可能性が高い、
卵子があるかどうかもわからない、20日周期ということは無排卵性月経だろう、引き続き検査をして、云々。
閉経は通常40代だけれども、早期の閉経である可能性が高い、云々。
もうそれだけでショック。
POFとは?
家に帰ってインターネットでPOFを検索。
アメリカのサイトで1万人の女性に1人はPOF。しかも10台、20代前半でPOFとなるケースも。
体内にいるときに卵胞の数が決まる
その数が不足したり、機能不全で排卵しなくなり
卵巣が親指大に萎縮してしまう。
症状は更年期障害と一致。のぼせ、頭痛など。
アメリカのサイトらしいのは、Failure(失敗・欠乏)という言葉は適切ではない!POFに悩んでいる女性はけして「失敗者」ではない!とPC議論をしていた点。
でも頑張っている女性がたくさんいて勇気付けられました。
Fertility goods販売のサイトともリンクしており、思わず買い込んださまざまな商品。各$40前後。
プライベートに切り替え
とにかくすぐにすぐに対処しないと、いつ卵子がなくなってもおかしくないし、もうないかも、ということらしい。
もうNHSで待っていられない。
St. Mary’sの個人医療のほうは、かのダイアナ妃がご出産された病院。私の友人もここで出産し、すばらしい医師だったと絶賛していたため、
病院は継続して、プライベートに切り替え。個室一泊20万、ホテル並みのサービスである。
ただし、もちろんビルディングからして違う。
待合室にもティーサービスがあり予約なんて即日取れる。
Miss なんとかという医師(英国の病院では、Dr.よりMr. Miss/Mrs.のつくほうが格が高い)が早速私と主人にインタビュー。
感染症の血液検査、触診など。併せて診察代も£25(5000円)+検査代£50と思ったより高くはなくて安心。
NHSの手回しの悪さか、今までの検査結果が手元にないため、翌週再来。
結論として、
「POFの可能性はかなり高い。ほとんどそうだといっても良いだろう。卵子ドナーを考えなくてはならないが、英国にはオリエンタル(東洋人)の卵子が少ないため、
親戚や姉妹から卵子提供が出来るかどうか確認をしておいたほうが良い。卵子ドナー&体外受精を行う病院は紹介するのでそことすぐにコンタクトを取って欲しい。」
ということでした。
ショックは徐々にやってきた
再診は主人は来られず、一人でとぼとぼとTubeで帰ったように思う。
その後3ヶ月間ショックで、今思うと憂鬱症ぎみだったらしい。書きかけの論文も手につかず、締め切りを来期まで延ばし、
とにかく来る仕事を拒まず働いた。結果、ひと月に2回3回の海外出張も。
エアマイルはたまったけれど、身体に良いわけがない。
2週間出張、風引きかおなかを壊し1、2週間自宅療養、2週間出張、というルーティン。身体は悲鳴をあげていたはず。
中国で買ってきた漢方、ホメオパシー、ビタミン剤、人参茶、豆乳などの大豆、1日20分の水泳、週一の鍼灸治療、月1のアロマ…
どれが効いたのかわからないが、3ヶ月に一回ぐらいは30日周期の生理が来るようになった。
英国では基礎体温は信頼されていない
そんなことに頼らず1週間に2回性交しなさいという。精子が3日間生きているんだから3日おきにセックスしていれば排卵日を逃さないという理論。
が、日本から買ってきてもらった電子婦人体温計と、エクセルを使って表作り。
出張時は不眠、風邪などでグラフは上がったり下がったりのジグザグ。
疲労時に微熱が出るタイプなので、1月に3回は高温時があるという無意味なグラフであった。
卵子ドナー
費用は1回約100万円程度。卵子ドナーの経費(交通費、飛行機代など)も負担することがあるそうです。
3回まとめて申し込むと1割引程度のディスカウントあり。
精子ドナーが認められているのだから、卵子ドナーも会って当然という考え方のようです。
日本でも認められたようで、朗報ですね。
帰国時に日本の婦人科に
こんな悩みを聞いてくれた友人の紹介で、更年期障害では日本でも一人者というクリニックに、一時帰国を利用していくことにした。
今までの経過を話し、超音波で内診。
イギリスのプライベートでさえ、当日は血液検査だけだったのに、そこではその日のうちに、血液、超音波などなど。
そして、グラフ上排卵がないわけではないのだから、大丈夫ですよ、頑張りましょう、いっしょに。
もうその言葉に、お医者様に後光がさして見えました。
いっきにルンルン気分に。
フーナーテストも翌週ということになりましたが、指示の聞き間違いで当日セックスするべきなのを前夜にしてしまったため、
おなかの精子は壊滅状態。意味のない検査になってしまいました。
2000年秋、日本に帰国
「日本で2、3年働きたいなー」という主人の言葉が実現して、ロンドンのフラットを売り(2倍で売れた)
帰国。引き続き働いていましたが、生理不順は続く。
雑誌で近所(中野坂上)にレディスクリニックを見つけたところ、不妊治療はしていないとの事。
インターネットで西新宿の加藤レディスクリニックが土日もオープンしているのを見つけ、土曜日に思い立って主人と行きました。