オランダ 〜アムステルダム〜


ハプニング*その1

スキポール空港に降り立ったとたん、冷たい空気が…。遂に来てしまったのだ、夢のヨーロッパに! まずは、アムスの街へ鉄道で行こうとキップ売り場をうろうろ。前の人にならって自動キップ売り場でキップを買おうとすると、そこにはオランダ語の文字ばかり…。(当たり前(^^;)焦り気味で、あわててボタンを押し、お金を入れようとしているところ、お兄さんが助けてくれる。が、私たちはコインを持っていなかったため、結局キップ売り場に並ばなければいけないとのこと。駅員さんもきちんとホームまで丁寧に教えてくれ、いざ、アムスへ。言われた通りのホームへ行くとすぐに列車が来た。“Does Not Stop Amsterdam C.S" と言う文字が…?! なんだか、嫌な予感がしながらも、みんな乗ってるし、いいかっと二人で乗り込む。
窓の景色、どんより薄暗く霧がかかった天候。ヨーロッパの冬はいつもこんな感じなのだろうか?列車の中には、おじさんが二人新聞を読んでおり、学生らしいカップルは朝食のパンをほおばっている。皆、旅人の我々には無関心のようだ。
しばらくして駅員さんがキップの見回りに来る。キップを見せると、首を横にふりながら、"この電車は中央駅には止まらないよ。看板をみなかったのかい?2つ目の駅で降りて55分の列車に乗り換えなさい”と言われる。やっぱり…。でも幸いキップは買い換えなくていいとのこと。英語の話せる駅員さんでよかった〜。この人が話せなかったら…と思うと恐ろしい。私たちはどこに行っていたのだろう。

市内観光

中央駅に着いたとたん、あ〜、やっぱりヨーロッパは違うなあと実感。ゴシック調の建物、石畳、運河…すべて歴史を感じさせる風景だ。ダム広場に向かって、スーツケースをゴロゴロさせながら、たけちゃんがインターネットで見つけたメモを片手にホテル探し。値段を聞いて部屋を見せてもらう。たけちゃん、納得がいかなかったらしく、もうちょっと歩いてみようと言う。次のホテルは値段も一軒目より安く、私は悪くないと思っていたが、たけちゃん、まだ満足いかない様子。ダム広場の先にもう一軒見たいところがある、というので私たちは再び、スーツケースをゴロゴロしながら歩く。それにしても、何なんだいったい、この寒さは。これでは、シカゴより寒いじゃないか〜!

治安が悪くスリが多いと聞かされていたので、私たちはいつもより、用心深く歩く。翌日のパリへのフライトが早いため、あまり駅から遠くには行きたくないと内心思いながら、てくてく歩きそのホテルへ。。アメリカの広くてきれいなホテルに泊まりなれているので、素晴らしいとは言い難いが、少なくとも前の二軒に比べると、値段も安く、内装もずっといい。たけちゃんもやっと一安心。

さっそく荷物をおいてダム広場へ歩く。自転車に乗っている人をよく目にする。アンネフランクの家では、あの有名な本棚の裏の屋根裏部屋を見学。当時のナチの残虐な映像などがあり、目を覆った。解放1ヶ月を目前としてこの世を去らなければならなかったアンネを思うと無念だ。
街を歩いていると、どこもかしこも運河が入り組んでいて情緒がある。それにしても首都とは思えぬほど、小じんまりとしていて淋しい街だ。とりあえず、街中を走っているトラムに乗ってどこかへ行ってみようということに。でもどうやって乗るんだろう…と周りの人たちをチェック。電車の番号もいろいろあり、路線も何種類かある様子。ゴッホ美術館に行くことにした私たちは、背のスラーっとしたお兄さんに聞いてみると、丁寧に、チケットの買い方、トラムの乗り方を教えてくれる。ドライバーから買うのかと思いきや、後ろにちゃんと切符売り専用のコーナーがあり、切符売りのお姉さんもいて、そこでキップを買えるという。インドネシア系オランダ人のそのお姉さんに行き先を確認してようやく席に落ち着く。

電車からの街の風景を眺めること30分。降りたところはどうやら一つ手前だったらしい。小さな公園で子供たちがサッカーをしており、傍にはお惣菜屋さんがある。ハーハ―と吐く息が白く、冷たい空気の中ポケットに手を入れ、歩いているとあっと言う間にゴッホ美術館に到着。想像とは違うモダンな建物に しばし驚く。アートにあまり関心の無い私たちでも知っている、"落穂拾い”、“ゴッホの自画像”、“ひまわり”などを鑑賞していると、外はもう真っ暗。次に、マヘレのはね橋へ行ってみる。小学生のころ、ゴッホが描いたこの橋の絵を模写したことがある。運河の岸にボートがたくさんとまっている風景はここならでは。

トラムに乗って中央駅へ戻る。たけちゃんが駅の反対側の船着場を見てみたいというので見にいく。風がピュ―ピュ―体にしみる。私は空腹のため、ちょっとバッドムード。そこへ、屋台を発見! ニシンのフライ、サラダ、サンドイッチなどが並べられどれもおいしそう…。どれにしようかな〜と迷っているととなりにいたおじさんが、“これがうまい”とニシンのフライを指し、さらに“ソースをつけて食べてみな" と勧めてくれる。これが、非常にウマイ!! この寒い中、ホクホクとした新鮮で揚げたてのニシンがタルタルソースにとてもあい、涙がでるほどおいしいのだ。これは、私の中で、オランダの大ヒットだ。運河の景色は夜で薄暗く、あまり見えなかったが、カップルが抱き合っていたり、全速力で歩道を走っている危ないスク―ターがいたり、ボーイフレンドを待っていると思われる女の子が時計を気にしながら立っていたり、犬の散歩をしている人がいたり、人間ウォッチングが楽しかった。
駅に来たついでに、翌日の空港行きの列車を確認。なんといっても、翌朝は早い。朝、うろうろ、キョロキョロする時間は無いのだ。危険と言われている中央駅で警察が見回っており、ちょっと安心。でもよーく見ると、仕事をしているのかしていないのか、仲間のポリスと雑談をしているようだ。ダンキンドーナツでくつろいでいるアメリカ人のポリスと変わらないではないか。

夕食 〜インドネシア料理〜

その後、ダムラック通りをひたすら歩く。私の足は歩きすぎて、もはや限界に来ていた。おなかもすいてきた。さきほどのニシンだけではおなかはたまらない。せっかくオランダに来たのだからオランダ料理を食べたいけど、どこに行けばオランダ料理が食べれるのだろうか? 私たちはとりあえずいったんホテルに戻り、足を休めるついでに、きいてみることにした。するとフロントの人が“オランダ料理? フーム…。”と考え込んでいる。そして、一軒のレストランとその道順を教えてくれた。さっそく行ってみると、レストラン街には確かに来たのだが、例のオランダ料理のレストランが見つからない。道を間違えたのかな? 私たちは仕方なく、インドネシア料理店に入ることにした。なぜ、オランダに来てインドネシア料理? という感じだが、旧植民地だったためかここ、オランダではやたらインドネシア料理の看板を目にする。でも、さっきのフロントの人のリアクションからして、そもそもオランダ料理なるものは存在しないのかもしれない。と勝手に思う私たちであった。

寒かったので、私は暖かいスープが飲みたかった。私は鶏肉のスパイシースープと牛肉の煮込み、たけちゃんはココナッツスパイシーのビーフとナシゴレン(インドネシア風チャーハン)をオーダーする。全く違うタイプの料理がでてくることを想像していたのだが、同じような皿がどっと2皿きた。牛煮込みの方は、完全にしょう油ベースで、スパイシーというより、塩辛かった。お世辞にもおいしいとは言いがたかった。たけちゃんのはココナッツでソテーしているのでやや甘味があったが、私のよりはましという程度。ナシゴレンも、仏米かイタリア米を使っているのか、べとべとしてまずかった。スープも東南アジア独特のスパイスの辛さを期待していたのだが、全くスパイシーではなくがっかり。結局私は全部食べられず、たけちゃんがおいしくもない料理を無理矢理口に押し込んだ。 最後の清算。チップをおくべきかどうかわからなかったので、となりに座っていたおばさん2人に聞いてみると、オランダでは税金もサービス料も料金に含まれているのでチップはおかなくていいとのこと。
それにしても、オランダに来て以来、言葉に全く不自由していない。若者からお年寄りまで、皆英語を話せるのだ。なんと素晴らしい国なんだろう。

飾り窓

味はいまひとつだったけど、体は温まったので、また歩き出すことにした。たった一日の滞在。遊ばないと損だ。たけちゃんがうわさの“飾り窓の女たち”を見てみたいというのでそっちの方まで歩いてみることに。危ないと言われるそちらの領域に足を踏み入れるのに抵抗はあったものの、怖いもの見たさみたいな好奇心もあった。窓には下着姿、水着姿のおねえさんたちがなまめかしい格好でポーズっており、体のシルエットがきれいに映し出され、その周辺にはわたしたちのような物好きな観光客もたくさんいた。近くにはコーヒーショップがたくさんあり、そこでマリファナを吸ってハイになっている人たちも多く見かけた。ここオランダではドラッグが合法的に認められているので世界中のジャンカーたちが集まる。かわいらしいチューリップ畑が広がるおとぎの世界…というイメージとは実際には程遠く、風紀の乱れた国であることを知り、ショックを受ける。

これぞ、ダッチブレックファースト!

翌朝、我々は6時に起き出発の準備をする。9時35分のパリ行きの飛行機に乗るためには、少なくとも8時までに中央駅に行かなければならない。私たちは朝食をはやめてもらい、用意して下に降りてみるとキッチンからトントンと音がする。テーブルにはチーズ、生ハム、ゆで卵、がおかれ、シナモンブレッド、ホワイト、ウィ―トブレッドがかごいっぱいに入っている。ジャムもチョコレート、マーマレード、グレープと数種類。コーヒーか紅茶かきかれ、2人とももちろんコーヒーを頼むことに。(オランダはコーヒーがおいしくて有名)このボリューム満点の朝食に大満足。チーズといい、生ハムといい、アメリカにあるものとは比べ物にならないほどおいしい!これがダッチブレックファーストというやつか〜。おなかいっぱい全部平らげ、いざ出発。たけちゃんは、なぜか残りのジャムをポケットにしのばせている?!

ハプニング*その2

空港の探知機でボディーチェックをしていると、たけちゃんがひっかかる。これがまたものすごく入念なボディーチェックで(ドラッグを国外に持ち込まないようにしているのだろうか?!)頭のてっぺんから足のつま先まで細かく調べられている。するとポケットの中から、さきほどのジャムが…。検査官のお兄さんがニヤニヤ笑いながらたけちゃんに、“Do you like it? Or you don't?" と聞かれたらしい。ジャムがそんなに好きなのか? それともきらいだからしまっているのか? というジョーク。たしかに笑える。(^^)
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