富士見産婦人科病院事件問題

 「考え方」に立って最高裁判決をどう評価するか

【厚】医政局医事課の矢田貝と申します。七月に最高裁の民事についての決定が出て、その後七月二九日に、医道審議会がございましたので、その場において私どもの方から、事案の概要等について報告をしたと、実はその医道審議会が始まる直前に被害者同盟の方々からも要望書というのを受け取りまして、その要望書自体コピーをいたしまして、医道審議会のほうにはご報告を差し上げました。その際、医道審議会のほうから、私どもに出された意見といたしまして、富士見の事件というのは民事について最高裁の決定が会った今のタイミングというのが検討、議論をする最後の機会になるだろうということであるので、処分するかどうかといういのは別にして、よく事務局において最高裁、その下の地裁、高裁含めて判決内容というのを分析して、例えばどういうところが処分に当ってネックになるのかといったことも含めて論点を整理して、更に検討議論を進めるべきだという風なご意見がございました。私どもとしては現在そのご意見を受けまして、富士見の事件の関係については、調査・検討をしているというのがまさにいまの状況でございまして、今後引き続きまして作業を進めまして、医道審議会のほうにご相談をしていく。この質問の中に、たとえば医道審議会にどのような論点を出すのか、というようなことは一生懸命作業中でございまして、この場でつまびらかにできないんですけれど、ネックというところもこの論点とからむところですので、その辺も含めて作業をしている。簡単に申し上げれば、ひとつは事実認定がまず必要ですので、民事の判決文、プラス証拠書類につきましても必要な手続きをとらせていただきまして、個別事例ごとに詰めていかなければならないだろうと思っています。
【交】「ネックとはなんなのか」というところはおっしゃってないんだが。
【厚】論点として、処分するに当ってどういうことを考えなきゃいけないのかというようなことも、わたくしどもの方で整理をしてご報告を申し上げなきゃあいけないという風におもっています。ネックというものを並び連ねて、処分しないところにもっていこうとしようとしているということではなくて、処分するに当って、事実認定含めてどういうところをきちっと議論していかなきゃあいけないのかと言うところを整理するのが私ども事務局の役目でございますので、しっかりやっていくということでございます。
【交】事実認定はいつごろまでにする予定ですか。
【厚】 具体的な期日はまだ決まっていないんですけれども、担当者で分担をしながら、なるべく早く医道審議会のほうにご報告したいなと、進めているところです。
【交】早急というのは具体的にはいつごろをメドに考えているんですか
【厚】 遅くとも次回の医道審には。通常で言えば冬、一二月にやったり去年は二月にやったりですけども。二月になると年度内とは言えると思うんですけれども。
【交】さっき証拠書類とおっしゃたが、これは裁判記録は当然入るんでしょうが、それ以外に証拠として考えて目を通さなきゃあと思っていらっしゃることはどういうものがあるんですか?
【厚】 刑事と民事で判断が違っているんですねその辺のところも詰めていかないと
【交】残されていた臓器が四〇ほどあって、それらの個別の鑑定というのが出ているわけですけれども、これらについてはやっぱり鑑定結果とかそれらに目を通されると理解して良いですか?
【厚】 あんまり中身に入っていくのは恐縮なんですけれども、医道審議会の材料を提供する立場ですので、そうしたところにもきちっと目を通して・・