| 第3回打合せ |
平成13年4月21日(土)に第3回の打合せを行いました。
・議 事
1.1 Home-PNAインターネットシステムの提案(ジャパンメディアシステム(株))
概要
a:適用システム
Home-PNA方式を採用.使用機器は富士通製のPX-LANを使用する計画.
マンション内にサーバを設置,E-mailアカウント,ホームページエリアの無料開放が可能.
トラフィックの問題でJMS内部にレンタルサーバを設置可能(100MBエリア18千円/月)
b:Home-PNA設置方法
NTT室内に19インチラックを追設,Linuxサーバ,専用線ルータを設置
F棟へは1Mbps×4回線を引き,150mの配線限界を解決.
中継基地の設置位置は,F棟ピロティ,あるいは子供用自転車置場を予定.
c:専用線スペック
TT−NETの10Mbps回線(8ユーザシェアリング)を採用の予定.
d:質疑
Q:Home-PNA方式の通信速度(1Mbps)は,将来に渡り陳腐化しないとは言えないのでは?
A:1Mbpsの通信速度が確保できればある程度の動画を見ることもできる.(個人で引き込む高速回線と較べ)十分とはいえないが現在のインターネット環境から考え,そう簡単に1Mbpsが陳腐化するとは思えない.
Q:Home-PNA方式と,ISDNが干渉しない理由を教えて欲しい
A:使用する周波数帯が干渉しない為.ISDN回線は300?320kHz以下を帯域とするのに対し,Home-PNA方式は5.5?9.5MHzの周波数帯を使用する.
Q:帯域が異なることは理解したが,既存の電話線でこのような高周波数帯域を使用するのは技術的に無理がないか.高調波は波形がなまりやすく,我々のマンションのような大規模マンションにはそぐわないのはないか
A:設計では300m程度の伝送距離は確保している.保証値としての150mであれば,十分確保できる.
コメント
Home-PNAとISDNが干渉しないことに対する詳しい技術資料を開示して欲しい.
Q:F棟までの伝送方法(ルータからの直接配線ではなく中継局を設ける)では,F棟側が不利になる.F棟側の電送速度は保証されるのか
A:2棟間の中継回線容量は,随時増強出来る.設置仕様を提示して欲しい.
Q:中継局の環境(温度,湿度)は電子機器,通信機器を設置するには不適と思うが
A:実績では60℃程度の盤内温度になるところに設置したことがある.問題ないと考える.また,ファンにフィルタを設置するなど環境には対応できる.
Q:60℃の環境,結露環境でも大丈夫というのはナンセンスだ.相応の対応を取る必要があると考えるが.
A:今回採用しようとしている機器は,台湾で生産されており、侵食、腐食、等の影響を受けやすい細かな端子部品は完全機械化された生産ラインで基盤上に実装され、実装時に油性の幕が発生するので、通常考えるには、表面防水と同じ効果があります。
Q:マンション内部にサーバを設置する方法は,トラフィックの問題が大きい.また,サーバの管理者をどうするかという問題もある
A:レンタルサーバをJMS内に置く方法がある.ルータだけをマンションに置く方法であれば,いざというときはリセット(電源のON/OFF)だけで大丈夫だし,リモートメンテナンスも可能だ.
Q:レンタルサーバ(100MB,1万8千円/月)は破格ではないか.
A:この値段でサービスさせて貰っている.サーバメーカということもあり,サーバには自信を持っている.
2.2 マンション内システムの比較
マンション内システムの比較表(中間報告)があった.
a:100BASE-T方式
伝送距離が短いためHUBを各棟の1Fに置かないといけない.設置場所がない(自転車置場?)
設置場所があったとしても温湿度管理設備が必要
b:xDSL方式
ISDNとの干渉が心配だ.干渉実験を行ってみたい.
干渉実験を行うための手段について検討していくこととした.
2.3 総会資料読み合わせ
検討委員会として提出する総会資料の読み合わせを行った.委員の意見(コメント)を付し,記載訂正の上,総会に上程することとした.
3.その他
委員会に先立ち,メーリングリストからの情報についていくつか抽出します.内容は原文をそのままで,原文に対するレスは記載しておりません.また,発行者の記載もしておりません.
3.1 メールアドレスの継承
次の二つの条件に適合する場合は,現在利用のプロバイダのメールアドレスを引き続き利用可能.
条件1 マンションからインターネットに接続する機器(ファイアウォールなど)が外部のメールサーバへの接続を許可していること
条件2 現在ご利用のプロバイダが外部からの接続を許可していること.主なプロバイダの外部からのメール送受信許可状況は次のとおり.
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プロバイダ名 |
受信 |
送信 |
|
OCN |
○ |
○ |
|
ODN |
○ |
× |
|
DTI |
○ |
○ |
|
DION |
× |
× |
|
BIGLOBE |
○ |
○ |
|
InfoSphere |
○ |
○ |
|
asahi-net |
○ |
○ |
|
IIJ4U |
○ |
○ |
|
Panasonic Hi-HO |
○ |
○ |
|
@nifty |
○ |
○ |
3.2 VDSLとISDNの干渉について
現状調査していますが,OK/NGが記述された資料がみつかりません...ADSLとISDNの干渉についてはいろいろと 資料がありますが,ISDNの漏話によってADSLの速度が低下することがあるがADSLの漏話がISDNに影響を与えることはないと書かれています. これから推測するとVDSLの導入によってISDN回線が影響を受けることはないと思いますが, ISDNの影響を受けてVDSLの速度が著しく低下することがないかが心配です.干渉を回避するためNTTは同一カッドまたは隣接カッドに ADSLとISDNが来ないように調整しているそうですが,当マンション内では可能なのでしょうか?#NTT室から直接各戸に配線されていると無理なような気がしますが ...業者さんのご意見をお聞きしたいです.VDSLはホテルへの導入事例が多いのですが,これはホテルはISDNではないので,導入が容易だからかもしれないですね.あと,HomePNAについてはISDNとの干渉はなく問題ないようです.
3.3 NTTの高速回線
昨夜,NTTのホームページを見ていて気が付いたのですが,NTTはフレッツ光IP接続サービスで集合住宅向けに 光ファイバ + HomePNAのサービスを行うようです.NTTのホームページでは,月額3800円 + HomePNAレンタル料金1200円となっています.しかし,先日新聞にも書かれていた通りNTTはBフレッツの名称でBフレッツ マンションタイプ 100Mbps 3800円/月程度のサービスを行うと言っています.詳しくは書かれていないのですが,フレッツ光と同等サービスと考えると3800円+αで 100Mbps + HomePNA(?) のサービスが提供されるのではないかと思われます.別途プロバイダ料金(asahi-netの場合1650円)が必要ですが,ADSLと同等料金くらいでしょうか?機器はレンタル,プロバイダの選択自由(光サービスに対応している必要はありますが...)なのでユーザに全くリスクがありません.ちょっと良いかなと思いました.
ちょっと,古い記事ですが,NTTのFTTHに関する説明がありました.ここではHomePNA2.0(10Mbpsのもの)を使用すると書かれています.あと,この説明が分かり易いかなと思いました.
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大企業のインターネット接続環境でも,大半が1.5Mビット/秒のWAN回線でプロバイダに接続している.WAN回線の速度は,速くても6Mビット/秒というところだろう.その回線を数百?千人規模の社員で共用している状況を考えれば,768ユーザーで100Mbpsの回線を共用するインターネット接続環境がいかに快適か想像できる.インターネットで使うプロトコル(IP)は統計多重で多数のユーザーを効率的に収容できるので,単純にユーザー数と帯域を積み上げて考えなければならないWAN回線のような時分割多重よりも,1ユーザー当たりの帯域幅の違いによる影響度は小さい.高速回線を使えば,なおさら帯域幅の差は気にならなくなる.
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Bフレッツが100Mbpsの回線+HomePNA2.0(10Mbps)であれば快適な環境ではないでしょうか?ただ,HomePNA2.0が本当に製品化されているのかが疑問ですが.....
Bフレッツやっとニュースリリースが出ましたね.確かに集合住宅メニューは,実験では10Mbpsをなんと最大768ユーザーで共有って出てましたが100Mbpsにしたようですね.でも最近このように端末区間だけの価格の低廉化が進んでいますが,いくら100Mbpsになろうと上位のネットワークの回線が拡充しているわけではないので当然のことながら,100Mbpsといっても使えるのは十数Mb/sではないのかなと思います.特に今日も自分の会社のデータセンタの回線を何Mbpsにするかなんて計算していた私にとっては,12Mbpsで簡単に100万円を越えるのですから余計に「100Mbpsのスループット出るんだろうな」なんて思ってしまいます.でもそれでも,10加入以上の要求があって共有スペースにHomePNA装置の許可があれば,NTT東日本が機器レンタルで提供してくれるというのは確かに魅力です.ただHomePNAで1Mbps止まりで,現状ではブロードバンド将来は間違いなくナローバンドですが.後一つの考え方としてマンション内はxDSLを自前で構築+Bフレッツのハイパフォーマンスメニューで接続ということも考えられます.RealVideoのちっちゃな画像200KbpsならHomePNAでも可能ですが,フルスクリーンのVideoCD並となると1.2Mbps必要ですから,ちょっと足りないでしょう.私としてはVDSLの上下15.7Mbpsていうのは魅力なのですが,これなら外のインターネット環境さえ整えば5Mbps DVD Videoレベルにも対応できますし.
4.次回議事
4.1 総会 議事のフォロー
4.2 インターネットマンションの導入性能
4月21日に打合せできなかったので.各委員よりの情報をお待ちしております.また,住民からの情報が寄せられるようでしたら,これについてのディスカッションも予定します.
4.3 仕様書読み合わせ
いよいよマンション棟内のシステム構築についてHome-PNA方式とxDSL方式の両方で具体的な見積を取得していきたいと考えます.引合仕様書の案について読み合わせを行います.
4.4 実験計画
ISDNとxDSLの干渉の問題について.VDSLの実力がどの程度かを定量化すれば,判断もできるのではと思います.この件は,できれば次回打合せまでにある程度具体化していると良いな,と思っています.
5.次回打合せ予定
平成13年5月19日(土) 15時〜17時 展望ラウンジにて