
| 自宅に見知らぬ、それも日本語をほとんど話せない外国人にステイしてもらう… 誰でもドキドキする体験ですよね。 でも、ほんのちょっとの勇気を出せば日本の先の世界がたくさん見えてきます。 考えてるより体験してみると、ホストファミリーって案外気軽にできるもの。 「こんな私でも何とかなりました!」と紹介することで、 貴重で新鮮な英語体験の機会を皆さんに後押しできればと思っています。 |
| < きっかけ > 国際理解教育を推進するGuy Healy, JapanがJTBと提携し、 2004年の夏、日本各地で私立小学校、中学校、幼児教育機関を対象にAmerican Summer Campを実施することになりました。 キャンプリーダーを務めるアメリカの学生自身も生活レベルの日本を体験することで日本および日本文化を知り、 合わせて受け入れる人々を通じてその人を知るという異文化体験を通して、 双方の世界を広げ理解を深め合おうと、そのホストファミリー先を募集していたのです。 初めは全てボランティアであること、提供する部屋の問題やのんのんとの歳の差などなど、 うちはちょっと…と思った時期もあったのですが、 一人分の食費なんてたかが知れてて、その料金で生の英語とのんのんや私たちが触れることができるなんて、逆にチャンスなのでは?と思い立ったわけです。 その前に出掛けたタイ旅行で、のんのんがその土地の暮らしぶりに馴染もう、コミュニケーションをとろうとしていたことも受け入れの後押しとなりました。 担当の方と相談しながら、我が家の英語力、部屋提供の問題、のんのんと学生の歳の差のことなどを一つ一つクリアしていき、ついに7月末、初のホストファミリー体験をしました。 のんのんの幼稚園最後の夏休みに、学生を受け入れたことでさらに思い出深い経験ができたのであれば嬉しいです! |
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| < 受入の準備 > ★滞在中に提供する部屋はどうしたの? 3LDKの我が家では、現在リビング隣の6畳の和室がのんのんの部屋となっています。 日中はここでのんのんがエレクトーンの練習をしたり、遊んだり、 またここのベランダから出入りをして洗濯物を干したりするのですが、 夜間はこちらの部屋に布団を敷いて寝てもらうことにしました。 PCは私&パパの書斎に置いてあり、使いたい時に自由に使ってもらいました。 ★受け入れる際に本人に伝えたことは何? まず学生を選定する際に、子ども好きな方をお願いしました。 せっかくの機会、のんのんにたっぷりと英会話を楽しんでもらいたかったからです。 あと気を使いすぎると、私が疲れてしまうことが目に見えていたので、 事前に「何でも遠慮せずに自分から言ってもらう」ように伝えておきました。 それから、我が家は夏のお風呂はシャワーしか使いません。暑いので湯船には入らないのです。 こちらも彼のためにわざわざ用意することはしたくなかったので、 必要なら自分でお湯をはって使っていいことを話ました。 結局、「シャワーだけで十分」ということになり、いつもどおりシャワーだけで全員済ませました。 ★受入当日はどのようにして迎えた? 予定ではキャンプバスが到着する東京駅までお迎えに行く予定だったのですが、 私の仕事に早急に処理することが発生し、その上のんのんはヤマハの帰りで眠くなる始末。 結局、仕事帰りのパパが帰り道に西船橋でピックアップしてくれました。 |
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| < ステイしたのはどんな子? > 今回受け入れたのはサムというウィスコンシン州からきた22歳の大学3年生。 とにかくナイスガイの好青年!真由は来てすぐになついておしゃべりしていました 性格は真面目で几帳面かな。 日中の飲み物は聞いたところ、カフェインは緑茶だけ、夕食後はお水を希望。 我が家には欠かせないアルコール(爆)はOKということで、夕食時に一緒に飲みました。 フルーツは食べないとのことでした。 とっても優秀な本国では忙しくしている学生さんです。 |
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< 滞在中の過ごし方 >
★ ランチパーティ ★ 韓国人の友人親子が来てくれて、インターナショナルなひとときとなりました。 みんなでたこ焼きを焼き、韓国ママが急遽ビビン(混ぜる)ククス(麺)を作ってくれました。 本場の味はとにかくスパイシー!!サムは「おいしい♪」といいながらも顔が真っ赤でした(笑) アメリカ人は自分の血液型を知らないんだそうです。病院のみが知っている。 日本は血液型占いが人気よというと、「何がどうなの?」と聞いてきて、一通り説明しました。 我が家にはお嫁に行くときに母が持たせてくれたお抹茶セットがあるのです。 せっかくのこの機会。最後に簡単な盆点前でお抹茶を飲んでいただきました。 サムも韓国ママも興味深かったようで、自分で立てたりもしましたよ。 そうなるとお子ちゃま2人も「私もたてたい!」となり、にわかお茶の講習会。 飲み方の作法もちょっとお伝えしてみましたが、 飲むまでに100以上の作法をこなしていくお茶の世界に目を丸くしていました(笑) ★ 1000円カット ★ 我が家での滞在期間が短かったので、滞在中は本人の希望に添ってこちらは行動していこうと決めていました。 午後からカットに行きたいというので、「安いから1000円カットがオススメ」と話すとそこへ行ってみるとのこと。 実は私は初めてだったのですが、お店に入って器械に1000円札を挿入してチケットを買います。 順番が来ると、椅子に座り、おおよそ10分でカット終了の流れです。 サムは事前にサムの希望のヘアスタイルを友人に日本語で紙に書いてもらっていました。 私は美容師さんがわからない部分の確認を通訳していく程度。 サムの希望したとおりにカットしてくれて、サムは大満足!「これでチップはいらないのか?」と気にしていました。 3週間に1度はカットするそうで、日本にいるうちにもう一度このお店に行くつもりみたい。 美容師さんの名前までチェックしていました。 ★ 日舞稽古見学 ★ 土曜日は午後の13:30には東京駅に集合だったので、午前中はのんのんの日舞のお稽古を見学に行きました。 興味深そうに子ども達の稽古を見ていました。 日舞の先生のお一方が実は英語がお達者で、上手に間に入ってくれてビックリ! サムを「一緒に踊ってみない?」と誘ってくださり、扇子を持って参加してみることとなりました。 まず正座して日本流のお辞儀からスタート。 『元禄花見踊り』を3度ほど一緒に踊りました。なかなか頑張ってついていっていましたよ。 子ども達も突然の国際交流にビックリしつつも、興味津々という感じで楽しそうでした。 |
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| < こんな質問、あなたならどう答える?> 当然ですが、日本に興味ある人たちのこと、滞在中に日本に関するいろんな質問を投げかけてきます。 私たち日本人としては、ありのままの日本を知ってもらいたいですから、 できる限り的確に英語で伝えていきたいものです。 でも、中にはハッとするような質問もあるのです。 いつもなら流していたような事象に、日本人としてもう一度向き合ってみる機会を与えてもらっているのかもしれません。 ↓は滞在中に受けた質問の数々。あなたならどう返しますか? ●TVではどんなジャンルの番組があるの? ●ミセス向けの番組はどんなのがあるの? ●10代向けは? ●どうして韓国ドラマが日本ではやっているの? ●演歌で有名な歌手は誰? ●アメリカはNYだけでも50〜60のラジオ番組があるのに、どうして日本は少ないの? ●漆の器とプラスティックの器、どうやって見分けるの? ●「〇〇ちゃん」と呼ぶのは何歳まで? ●日本で持てる男性のタイプは? ●日本の男性はデートの時、2人分払うの?プレゼントを女性にあげるの? ●どうして日本の男性は紳士じゃないと言われるの? ●ホームレスはどうして橋の下に家を建てても警察などが立ち退かせないの? ●日本人は収入の何%を貯蓄に回すの? ●どうして日本人はお金をたくさん貯めるの? ●日本酒はどんなときに飲むの? ●深酔いしたときの対処法は? ●どうして日本人はお酒の量をコントロールできるの? ●お茶(お抹茶)は誰のためにたてるの? ●どうしてこんなに時間のかかるお茶の時間を日本人は持つの? ●街路樹は日本ならどこでも見かけるもの? 以上、まだまだありましたが、20項目あげてみました。 |
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| < 感想 > 始まる前はどうなることか不安でいっぱいだったけれど、私たち家族にとって、とても充実した時間になりました! 真由はすっかりなついちゃって、年の離れた兄妹のようでした。 彼の5歳下の妹とキャラクターが似てたらしく、彼も上手に扱ってくれて大変感謝しています。 韓国ドラマも一緒に見ました(笑)! アメリカのミュージックサイトをお気に入りに入れてくれたり、いろんな交流が持てました。 国際人になろうと思うと、日本のことにいかにキャッチーでいられるかって大切なことだなぁって実感します。 とにかく日本に関するいろんなことを聞かれ、 ブロークン&ボディランゲージいっぱいの英語でどうにかこうにか伝えた感じです。 「英語は所詮手段」。 相手への関心や伝えたいことを持っていないとコミュニケーションは弾まないものですね。 そちらの方が大切かもって感じます(沈黙はキツイですからね〜〜(^^ゞ)。 のんのんもそのあたりを何か感じてくれてるといいのですが。 今回のホームステイ、英語モードな日常がたまにあることをのんのんは楽しいと感じてくれ、 「次はお姉ちゃんに来て欲しい!」と考えているようです (^○^) 。こういうのって嬉しいですね。 あっという間のことなのに、本当にたくさんのことを学びました。 こんなステキな時間をタダでいただいていいのかしら?と味を占めてしまいました。 期間が短かったからかもしれませんが、想像していたより大変じゃなかったかも。 ホストファミリーは気負わずありのまんまの我が家で過ごしてもらえばいいのではないでしょうか? だって、暮らしている私たちにとって我が家は一番居心地のよい場所のはずですから。 最後に始めのお迎えや夕食後の団欒などなど、 パパが思っていた以上にすごーく協力して迎えてくれて、今一度惚れ直しました(笑)。 私にはわからない日本の経済や株のことなんかも説明してくれてました。 彼自身、中学の時に1週間ほどアメリカでホームステイをしたことがあり、 その時のファミリーの気持ちと今の自分をダブらせていたのかもしれません。 サムと別れた後に、「良かったね。たまにはこういうのも悪くないね」って言ってくれました。 ● おまけのコーナー ● 一つ英会話で苦労したこと。それはサムに訛りがあったことです。 [ a ]を[ ei ]と発音するので、ただでさえ理解に苦しむ英語。 時々違う言葉と一緒になって私の頭の中は大混乱しました(^^ゞ バンキング→ベイキング と聞えるので、「何を一体焼いてるんだ?」って話です(笑) でも、日本にだって方言が多数ありますから。 本国で共通語を習ってきた外国人が、大阪弁を聞いたら、パニクるでしょうね。 それを思えば問題は[a]の発音だけなんですから。小さなものです。 |