ジハード





皆さんの記憶に新しい、アメリカでの同時多発テロ。

悲しみもさる事ながら、怒りさえ込み上げて来たあの忌まわしい事件から、4ヶ月以上経とうとしています。

大変失礼な言い方かもしれませんが、あたかも映画を見ている様にビルが崩れ落ちていきました。

亡くなった方のご冥福をお祈りいたします。

昨年12月、シンガポールでマレーシア系イスラム教徒、7人がシンガポール当局に逮捕されました。

原因は、なんと。

テロ未遂事件。

そうなのです。今まで大丈夫だろうとされてきたシンガポールで、テロが計画されていたのです。

最近、明らかになった事は、このテロはMRT(日本で言う、電車)を狙ったテロだったとの事。

狙われていた駅は、

イシュン駅

この駅の近くには、アメリカ軍のアーミーベースがあり

この駅は、朝夕には、多くのアメリカ人が利用するのです。

それを狙って爆破テロを予定していたとの情報が入りました。

実は、イシュン駅と言うのは、僕らが住んでいる所の駅から

ほんの2駅しか離れていなのです。

おいおい、マジかよ…

本気で思いました。

逮捕された7人は、「JI」と言う組織で、

アルカイーダから、テロの教育を受けた7人だったとの話。





ニュースにも出ていたので本当です。



しかも、普段は一般人として生活も仕事もしているってのが、益々、恐怖感をあおります。

嘘のようなホントの話なのですが、7人のうちの1人は、

会社の技術者の住んでいるアパートのセキュリティガード。

怪しい人物をチェックするお仕事の人が、一番危ないという、全く笑えない状況。

今まで、シンガポールとマレーシアでは、絶対にテロは起きないとされていました。

理由として、両国には多くのイスラム教徒が生活しており、

テロを起こせばその人達も巻き添えになる可能性があると言う事でした。

ジハード「聖戦」

という名目で、テロや戦争を始めた以上

同じイスラム教徒は巻き添えに出来ないだろう

そうなると、ジハードなんて言ってられない

タダの人殺し

と言う事になってしまいます。

絶対に起こらないよ

殆どの人間がそう思っていました。

しかし、実際に起こそうとして、逮捕されているのです。

マレーシアサイドから、情報がリークされたらしいですが、とにかく事前に防げてよかったと思います。

しかし、ココで気になるのは


一体ジハードの定義とは、何なのだ?



という事です。

イスラム教徒を巻き添えにしても、それをジハードと呼べるのか?

ソコには、大きな考え方の違いがあったのです。

殆どの国の人が、ジハードとは、「聖戦」である。


つまり、自分の国をアメリカから守る為に、戦う。

そう、解釈していたでしょう。

勿論、僕もそう思っていました。

しかし、うちの会社スタッフから、驚きの事実を聞かされました。

彼が、あるマレー系のラジオを聞いていた時にジハードについてのトークがあったそうなのです。

そこで言われていた事実とは、

自分の何かを向上させる為の行動全てを、彼らはジハードと呼んでいるのです。

例えるなら、朝目覚めた時は誰だって眠いですよね。

だるいなぁ…会社行きたくないなぁ…

よっしゃ、ジハードだ!、今日も頑張るぞ!

これも、立派なジハードなのです。

つまり、メチャクチャ理不尽で、自分勝手な事や理由であろうとも

自分の中で「ジハード」と位置づけてしまえば、それはもう立派なジハードになると言う事。

人種差別や、宗教差別をするつもりはない。

だが、声を大にして言いたい。





ふざけんな!


そんなテメエの勝手な理由で殺されてたまるか!

アメリカの事件の遺族の悲しみは、

僕なんかには、到底図りえない「悲しみ」であり「傷」になっているだろう。

それを彼らは理解できないのだろうか?。

昔、読んだ本の中に、「何故、戦争は起きるのか」と言うものがあった。

その中に、こんな記述があった


戦争、すなわち争いとは。

どちらかが正しいから、起こるのではなく。

どちらかが間違っているから、起こるものでもない。

どちらも正しく、どちらも間違っているからなのだ。


分からないでもない。


だが、どんな大義名分を用意したとしても

人殺しとは、


悪以外の何者でも無い






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