私が「いじめ」から解き放たれた理由


 どのくらいの期間、私が「いじめ」にあっていたか分りません。ある時、教室内で最初に私に対して「いじめ」を始めたグループに罵詈雑言を浴びせられていました。私は我慢の限界が来て、座席から立ち上がりました。彼らは私が逃げると思ったようで、いっそうはやし立てました。私はリーダー格の男の子の前まで来ると拳を固めて、彼の顎に思いっきり叩きつけました。いきなり一撃食らった彼は吹っ飛んでいきました。次にもう一人、近くに立っていた男の子の胸倉を掴むと壁に叩きつけ、壁に当たって戻ってくる彼の顎にも拳を飛ばしました。

 静まり返った教室を見まわし、「文句のある奴は前に出ろ」と言い放ち、もう一人の胸倉を掴み、「俺に何か言ったか?」と言いました。彼は何か言い訳をしようとしましたが聞く前に殴りつけました。この時から私に向かって悪口を言う人はもちろん「シカト」する人はいなくなりました。彼らが「いじめ」を止めた理由は明らかに恐怖だったのですが、まだ、小学生だったので、話をするようになればすぐに仲良くなり、みんなと一緒に楽しく遊べるようになりました。良い悪いは別として、私は暴力によって「いじめ」から解き放たれました。しかし、力が必要という間違った考えを持ち、そして、先生は敵だという思いは消えませんでした。

「いじめ」をする側になった私