待ってたよ〜〜! 歌琳の巻
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フライングの陣痛もどきがあって数日の夜。
大樹も建人ももうぐっすり眠っていました。
そして旦那もつられて眠ってしまいました。
11時半過ぎ、お腹の痛みを感じました。
きた・・・かもしれない・・・
これは陣痛だ、とは思うのですが、数日前に陣痛もどきですんでしまったことがあるので、私は慎重になっていました。
お腹ゥ痛い・・・
時計を見て、時間のチェック。
まだかなり時間は空いています。
旦那を起こすには気が引けて、部屋をうろうろしたりしてみますが、旦那は気づいてくれません(笑)
いつ起こそうか・・でもまだ大丈夫・・・
ぐっすり眠っている旦那と子供達のそばで、一人で痛みをこらえてました。
いたっ・・・
トイレに行くと、出血していました。
そこで私は覚悟をし、旦那を起こしました。
「陣痛きてるから、病院に連れてって」
いつもは寝起きの悪い旦那が、このときばかりはパッチリお目覚め。
さっと起きて着替えをし、向かいで寝てる義父母に子供達を頼んで、荷物を運び出しました。
旦那はなんだかウキウキ・・・!?
いざ車に乗り込もうとすると、やってくる陣痛。
「ちょっと待って・・痛・・・・」
ドアにもたれかかって痛みを堪える私に
「とりあえず、乗っちゃえ」
「人の苦しみも知らずに〜〜〜〜」
どうも、心配よりも嬉しさが先に立っているような?
「だって、初めてやぞ〜。立ち会えるの!」
そうだよね。
3度目にして初めて出産に立ち会えるんだもんね。
「一緒に分娩室に入る?」
「それは入らない。男は外で待ってるの」
夜中ということもあって、病院には早く着きました。
いつものようにさっそく内診。
内診している間にも陣痛は容赦なくやってきます。
「4cmぐらいかな・・・あー、みるみるうちに開いていくわ」
9月12日では まだ「早産」でした。
夜中0時を回って日が変わり、9月13日になった瞬間に「正産期」に入りました。
よかった・・赤ちゃんは保育器に入らなくてすむ・・・ちょっとほっとしました。
着替えをし、しばらくの間陣痛室で寝ていました。
陣痛がくるたび、わからないながらも腰をさすってくれる旦那。
旦那がそばにいてくれるっていいな・・
「俺、おまえんちと会社に電話してくるわ。ついでになんか欲しいもの、ある?」
「う・・ん。お茶欲しい」
旦那が電話と買出し(といっても病院の自販機ですが)に行っている間に助産婦さんが様子をみにきました。
「もうかなり開いてきてるね・・そろそろ分娩室に行こうか」
促されるまま分娩室に向かいました。
あ・・・旦那・・・せっかくお茶を買ってきてくれるのに・・・
分娩台で陣痛と闘っている頃、外の気配がしました。
どうやら実家の親が来たみたいです。
「きっとあと40分ぐらいかな。
そう助産婦さんに言われて時計を見ると3時10分ごろ。
こんなに痛いのにまだ40分もかかるのかぁ・・・・うーっ・・・・
こんなことなら、旦那が戻ってくるまで陣痛室にいればよかったあああ〜〜
そうこうしているうちに子宮は「全開大」になり、いよいよです。
「次の陣痛がきたらいきんでね」
「うーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーんっ」
「無理しなくていいよ、続くだけでいいよ」
そう言われましたが、私は力いっぱい出来るだけ長くいきみました。
頑張ればこの痛みは早く終わる。
生まれてしまえば痛くない〜〜〜〜〜っ。
「う〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜・・・・・・・んっ」
すーはーっすーはーっ
いきみも深呼吸もなれたものです。
いつまでたってもなれないのは、この痛みだけ。
何回産んでもたとえ3回目でもやっぱり痛いーっ。
「頭が出てきたよ!頑張って!!」
「う〜〜〜〜〜〜・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・んーーーーーーーっ」
「いいよー、いきまないで、はーっはーっ・・」
はーっはーっはーっ・・・
ちゅるん♪
3度目に経験する「ちゅるん♪」出産の瞬間です。
「んぎゃ〜〜〜〜っ」
「おめでとうございます。女の子ですよぉ♪」
待ちに待った女の子でした。
9月13日 午前3時50分 身長 48cm 体重 2432g
待望の女の子 我が家の長女 歌琳の誕生です。
体重を聞いた瞬間、私は不安になりました。
「先生、保育器に入りますか?」
あと68gとはいえ、2500gに満たない低体重児です。
「うーん・・ぎりぎりでも早産じゃないし・・・でも、念のため、2〜3日保育器に入ったほうがいいかな」
少し淋しい瞬間でした。
でも、仕方がないのかもしれません。
10月4日の予定日の子が9月13日に産まれたんだもん。
歌琳を保育器に入れるため連れて行こうとした助産婦さんにお願いしました。
「あの・・・旦那、初めて立ち会えたんです。抱かせてあげてもいいですか?」
「もちろんいいですよ」
助産婦さんはタオルにくるんだ赤ちゃんを旦那の元に連れて行きました。
せっかく、だもんね。
初めて産声を聞き、生まれたての我が子を抱いた旦那は「ご苦労さんやったな」と言葉をかけてくれ、しばらくそばについていてくれました。
「あ。これ」
差し出してくれたお茶は、すっかりぬるくなっていました。
「買ってきたらいなくなってるし(笑)」
すっかりぬるくなってしまったお茶、それでもお茶はおいしかった♪
「今からなら間に合うから、仕事に行くわ」
朝早い仕事だった旦那は、ほとんど寝ないでそのまま仕事に向かいました。
私はゆっくり休ませてもらいましたけどね♪