入院2日目。(手術当日、8月29日)
昨夜はドキドキして、やはり寝つけなかった。
12時ごろには眠りについたと思うけど、朝の6時には目が覚めてしまった。
それにしても絶飲食はキツイ。
まだ気分的に余裕があるのか、腹の虫がぐぅぐぅ文句を言っている。
7時をまわり、看護婦さんが浣腸をしに来た。
右側臥位になり液を入れるとソッコウ!!!!
看護婦さんは最低でも2〜3分は待ってねと言い残して部屋を出たけど、ダメだった・・・。
と言ってももらした訳ではなくて・・・・看護婦さんがいなくなって30秒でトイレに駆け込んだ。
毎日快便の私には、浣腸液はきつかったようだ・・・。
小1時間すると、またNSTをしに来た。
お腹のベビーはいたって元気らしい。
その後、エコーでベビーの向きの最終確認を行った。
なぜか営業(?)中の外来へ降りて、エコー。
短パン半そでだった私には、チョットはずかしかたっす・・・。
ベビーはと言いますと・・やはり逆子ちゃん。
よほどその向きが気に入ったらしい・・・。
私もいよいよ腹をくぐらねばだ!!
11時も過ぎてついに剃毛。
私はお腹の下半分と陰部を少々だったんだけど、毛の濃い方は背中も剃るらしい。
陰部は初めはさみでチョキチョキしてたんだけど、看護婦さんが誤って身をつまんでしまって・・・(涙)
まだ切らなくて良かったのに・・・・(T_T)
剃毛が済んでシャワーをした。
昨日が最後だと思ってたけど、また入れた。
今度こそしばらくは入れないので、またまた丁寧に洗った。
いよいよだ!!
ベビーとお揃いの番号が書いてある腕輪をつけ、
心ウキウキ、内心ドキドキ、心臓バクバク!
覚悟を決めてください、と言わんばかりに持続点滴が始まり、
手術の30分前にする筋肉注射を打たれた。
しばらくすると頭がふわふわして来た。
何とも不思議な感じがする。
1時半ごろかなぁ・・・看護婦さんに連れられて、歩いて手術室へ入る。
看護婦さんは皆緑色のシャワーキャップの様な物をかぶり、お出迎えしてくれた。
着ているものを全部脱いで手術台へのぼると、手際良く血圧計をまき、心電図モニターを付け、尿管を入れられた。
尿管は入れる時にチクっとするって情報を仕入れていたけど、
およよよ・・・・と思うと同時にするりと入った。
どきどきする。小心者の私は心臓が出そうだった。
そこへ、先生が入ってきた。
先生にお願いしますと言う間もなく、麻酔の体位(エビさんの格好)になった。
もう怖くてたまらなかった。
正直な所逃げ出したかった。
今、思い出しても涙が出てくる。
でも、力の限り背中を丸め、先生が押さえてくれてる所を精一杯突き出した。
はじまる。
消毒がはじまった。
中心からぐるぐると念入りに塗っていかれる。
先生の「始めます」と言う声と同時に、背中に針が刺された。
思ったほど痛くなくするっと針が入ったけど、思わず腰がひけてしまった。
ホントは背中を突き出しておかなきゃだったんだけど・・・・先生に怒られちゃった。
次第に足がびりびりしてきだした。
麻酔が効いてきてるのだ。
完全に効く前に、台に仰向けになった。
確か両手は台に縛られた(っていうと人聞きが悪いので・・・固定された)。
だんだんと足がポカポカしてきて、ビリビリ感が増してくる。
しばらく麻酔が効くのを待って、先生がピンセットの先がくいっと曲がったもので私の腹をつまんで、
痛みの有無を聞いてきた。
しかし・・・・そんなもんでつままれたら誰だって痛い!!!
私は最後まで「痛いです!」と言いつづけた。
だって、ホントに痛かったんだもん。
それでも手術は始まってしまった。
痛いのになぜ???って思うと怖くて怖くて仕方がなくなり、息が出来なくなった。
看護婦さんが先生の指示で酸素マスクをつけてくれ、私の両手をしっかりと握ってくれた。
とても心強かった。
でもホントはそれはダンナにして欲しかったんだけど・・・。
本人が手術に立ち会うのを拒否したんだから仕方がない。
そうこうしているうちに切開が始まった。
切ってるって感覚はなくて、何かがお腹の上を這っているって感じだった。
麻酔って言うのは完全に感覚がなくなるのではないらしかった。
痛覚はないけど、触覚があるからなんだか恐ろしかった。
思わず看護婦さんの手をぎゅっと握ってしまった。
体がゆさゆさ揺れる。
先生が「今足を探してるから」って・・・、帝王切開ではベビーちゃんを足から引っ張り出すのだ!
先生:「あったあった。よいしょ」
体がまたゆさゆさ激しく揺れる。
「もうすぐ出てくるからねぇ〜」と看護婦さんが教えてくれた。
出た〜〜〜って言う言葉が聞こえてきた。
なんだかホッとしたら涙が出てきた。
遠目にべびーちゃんが処置されるのを眺めていた。
ベビーちゃんの産声を聞いたらまたホッとして涙がこぼれた。
べびーちゃんを新生児室に連れていく前に顔を近くで見せてくれた。
胎脂をいっぱい顔に付けたまんまるちゃんだった!!
ベビーちゃんの顔を見たら涙が止まらなかった。
良かった無事生まれて・・・。
ホント、自然と涙が出てきた。
もう少し頑張らねば・・・まだ私の手術は終わったわけじゃない。
ずずず・・・・と何かを吸ってる音を聞いたらまた血の気がひいてきた。
でも今度はチョット余裕があって、先生に「ついでにその辺の脂肪も吸っといて下さい」
なんて冗談を言ったりした。
けど何だかどっと疲れてきて、先生の「寝とく?」って言う言葉に甘えて、
注射を打ってもらい、また意識が朦朧とした。
おかげで(?)お願いしますもありがとうございましたも言えなかった。
ストレッチャーに乗せられて、自分の部屋に戻った。
手術室の前ではダンナ、母、祖母が心配そう(?)にたってた。
朦朧とした頭で、皆を横目に見ながらベットに移った。
じき眠りにつけた。
しばらく寝たら目が覚めた。
足がまだ思う様に動かない。
まっすぐ仰向けに寝ていたので、お尻と踵(かかと)が痛い。
看護婦さんに言ってみたけど、痛みがおさまらないので、ダンナに言って踵(かかと)をさすってもらった。
いつもはな〜〜んにもしてくれないダンナだけど、今日は頼りになった。
だって、自分では動けないので、夜暗くなっても電気をつける事すら出来ないのだから・・・。
しばらく眠ったらまた目が覚めた。
だんだん傷が痛み出してきた。
まだ腕には点滴や血圧計などが付いている為、看護婦さんがちょくちょく見まわりに来る。
「チョット痛みが・・・・」と言うと、看護婦さんはすぐ痛み止めの筋肉注射をうちに来てくれた。
それからが痛みとの戦いだった。
何が痛いかって、自分でもよくわからない。
産後の後腹なのか、それとも傷の痛みか・・・?
また注射をしてもらおうとナースコールでお願いしたら、痛み止めは3時間おきにしか出来ないのでと断られた。
もうこのまま復活できないのでは??と弱気になるくらいの痛みが一晩中続いた。
明け方、もうどうにも我慢できなくなり3時間にはチョット足りないけどナースコールを押した。
すると、今度は座薬の痛み止めを入れてくれた。
これはよく効いた。
やっと痛みから開放されて、3〜4時間ほど寝る事が出来た。