陣痛


   10分間隔のころはまだ「痛い」という感じはなかった。
 「おなか張ってるな〜」と思ってから、
 次におなか張るまでの間が10分位。
 
 でも朝8時。
 部屋に朝食が運ばれてきた頃には、陣痛は7〜8分間隔に。
 パン2個とスープと牛乳。朝食は全部食べきった(笑
 でも8分おきにおなかが痛くなって、部屋をうろうろ
 歩きながらの怪しい朝食。
 とにかく痛くてじっとはしていられなかったの。

 でも、まだがまんがきく位の痛み。まだまだ序の口。

 8時半の診察で、「予定日も過ぎてるし、促進剤を打ちましょう」
 とのこと。

 「産ませてもらえるならなんでもいい。早く産んじゃいたいっ」
 と思っていたので、促進剤を使うことは嫌ではなかった。

 病室に戻り、浣腸をしてから、陣痛促進剤投与。
 そっから痛みが急激に襲ってきた。

 「イタイイタイイタイイタイ・・・・・」
 とか言ってはいたものの、その間、まぁくんに電話して
 「一人じゃ無理(←何が?)早く来て〜」と頼んだ。
 本当はお昼まで仕事してから3時ごろ病院にくる予定だったんだけど、
 仕事切り上げてそのまま来てもらうことに。

 もうそのとき結構痛かったんだけど、恐ろしいことに(笑
 まぁくんとメールやり取りしてた(爆)

 その病院携帯使ってても良かったのよ。だから、
 「電車遅れてるからもう少し待ってね」なんてメールが
 送られてきたりして。
 まぁ、はっきり言ってそんな余裕はなかったんだけど、
 陣痛の合間に送ることはできた。
 だからまぁくんはまだ全然大丈夫だと思ったらしい。

 でもその間も看護婦さんに泣きついたり
 「もう無理」とかぼやいたりしてた。
 あまりにうっさいので、院長先生が「側についていてあげて」
 と言うほど。

 「もう無理ぃ〜」と泣きつくあたしに、看護婦さんは
 「みんなそう言うけど、大丈夫。ちゃんと産めるから、がんばって」
 と言ってくれた。

 お昼。
 昼食を「少しで良いから食べなさい」と看護婦さんに言われたけど、
 そのときは陣痛ピーク。一口食べるのがやっと。
 食べるためにベッドから降りたものの、ベッドにもたれかかって
 うなりつづけてた。かなり怪しい。

 そんな時まぁくん登場。
 ベッド下でうずくまる私に「どうしたの???」
 どうしたのって・・・陣痛で苦しんでるに決まってるじゃん。
 とか思ったけど、そんなこと言ってる余裕すらなかった。

 「痛いの・・・」←精一杯。
 その後、「私が『きたきた』って言ったら腰さすって」
 というのが精一杯だった。
 
 まぁくんもご飯を食べてなかったので、
 「私食べれないから、次いつ食べられるかわからないし、合間に食べて」
 と、腰をさする合間に私の昼食を食べてもらった。

 その後1時過ぎ位に母と姉も来てくれた。
 腰をさする役を母に頼んで、まぁくんははなすけを預けに実家へ。
 「えー行っちゃうのぉ?」とか言ったのを覚えてる。
 今考えると良くそんなこと言ってる余裕あったなぁって感じ。

 まぁくんがいなくなってすぐ内診。
 8センチなのでもう少しとのこと。
 破水していないので、破水させましょうということで、
 一旦分娩室へ。
 でも、なぜかそのまま産むことに。
 
 分娩室へ移動してすぐ陣痛が来て、思わず走り回ってしまった。
 「走り回った人は初めて。普通はうずくまるのよ(笑)」
 と、笑われてしまった。

 まぁくんまだ帰ってきてないし。
 着替えとさらしを家に取りに行ったままなかなか戻ってこない。
 でも産まれるまでにはまだ時間がかかったのでした。