出産


 破水させるために分娩室に移動したのだけど、
 あまりに私が暴れているので?そのままお産することに。
 
 まぁくんも戻ってきたらしく、
 私の着替えとさらしが看護婦さんに手渡される。

 確か注射を肩に3本位されたみたいだったけど、
 私はそれどころじゃなかったので(爆)
 普段は「注射きらぁ〜い」な私も「とにかく早く産ませてくれっ」
 って感じ。もう「注射でも何でもしておくれ〜っ」て感じだった。

 その後点滴やら何やら準備をして、いよいよ院長先生登場。
 ところが、「赤ちゃんの心音が弱い」らしく、
 「まだいきまないで深呼吸して酸素を赤ちゃんに送ってあげて」
 と言われた。
 でも痛すぎて深呼吸なんて出来ない。
 いきんでる方が楽なんだもん。

 先生の言うことを無視し←おばか
 深呼吸できずにいたら、
 「深呼吸練習させておいて」と言って、
 院長先生はいなくなってしまった・・・。(泣)

 しかも、看護婦さんに
 「言うこと聞かない子だねぇ」などと言われ、
 もう、「うっせーばか、じゃ、変わってみろぼけっ」←ガラ悪過ぎ
 とか思ってた。

 院長先生がいなくなって、1時間位深呼吸の練習。
 なぜここで練習かねぇ・・・。
 でもそん時は余裕なかったよぉ。

 看護婦さんたちに励まされていると院長先生再登場。
 「もうこれ以上は無理っ」
 と思っていたので、がまんして深呼吸してみた。
 (してるフリとも言う。)

 赤ちゃんの心音が良くなってきたのを確認して、
 「じゃ、痛くなったら3回深呼吸してからいきみましょう」
 といわれ、
 「やっといきめる〜」と思ってがんばって深呼吸。

 今度深呼吸できなかったら、また1時間待たされるかと思うと
 がんばるしかなかったのでした。

 「い〜ち、に〜い、さ〜ん、はいいきんでっ。」
 ここぞとばかり思いっきりいきませていただく。
 「背中浮かせないで、ちゃんと背中つけてね、はい上手上手」
 ここで誉められても嬉しくないけど、とにかくいきみ続ける。

 その時、「パチンッ」と言う音とちょっとした痛み。
 「痛っ。」と思わず力を抜いてしまった。
 「だめだめ、力抜かないで、いきんでっ。」
 どうやら会陰切開された模様。とりあえず、もう陣痛は嫌なのでいきむ。

 次の瞬間、先生がなにかを引っ張り出して、
 「ずりずり・・・」という感じがして、私の体も少し引っ張られる。

 「おぎゃー、おぎゃー」

 11月9日午後4時25分。
 2662グラム。
 姫の誕生である。

 でも私はそれまでの痛みの余韻と、力いっぱいいきんだのとで、
 ほとんど「抜け殻」状態。
 すぐにまぁくんと、母と姉が呼ばれる。

 母は、「良くがんぱったねぇ」
 と言ってうるうるしながら、私の頭をなでなでしてくれた。
 まぁくんは、赤ちゃんを見るより先に私の顔を覗きこんで、
 「お疲れ様〜」と言って手を握ってくれた。
 嬉しいとか言う前に疲れた。疲れきってたよぉ。

 一方姉は、あんなに痛がってた私を見ていたくせに、
 「赤ちゃんかわいい。私も欲しい〜」と
 今のあたしには考えられないことを考えていたそうな。

 赤ちゃんは、羊水が濁っていたとかで、
 一晩だけ保育器の中へ。

 夜になり、やっと歩けるようになった私は、赤ちゃんを見に、
 新生児室へ。

 保育器の中の赤ちゃん、小さかったよ。

 「初めまして。これからよろしくね。」